家族4人で“温泉付きホテル”に宿泊したら「入湯税・大人3人1200円」を「妻と娘は入らない」と伝えても請求された! 温泉に入らないのに、なぜ“強制的に徴収”されるのでしょうか? 自治体ごとの違いも確認

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家族4人で“温泉付きホテル”に宿泊したら「入湯税・大人3人1200円」を「妻と娘は入らない」と伝えても請求された! 温泉に入らないのに、なぜ“強制的に徴収”されるのでしょうか? 自治体ごとの違いも確認
家族旅行で温泉がある旅館やホテルに行き、「入湯税を取られた」といった経験がある人もいるでしょう。入湯税は、温泉がある施設に行き、温泉に入った人にかかる税金です。
 
しかし、温泉に入らない人の分も請求された場合、払う必要があるのでしょうか。本記事では、入湯税とはなんなのか、温泉に入らない人の分まで払わなければいけないのかなどを解説します。
藤岡豊

2級ファイナンシャル・プランニング技能士

そもそも入湯税とは

入湯税とは、温泉がある入浴施設に行き、温泉に入ったときにかかる地方税です。金額は市町村によって異なります。法律上1人1日150円を目安としていますが、市町村ごとに金額を決められるうえに、宿泊客と日帰り客で額が異なる場合もあります。
 
入湯税は、温泉に入った客の代わりに、施設の経営者が市町村に納める仕組みです。集められた税金は、観光事業や温泉を守るための管理、各種施設の整備などに使われます。
 
宿泊料金に含まれていない場合、現地で別途支払う必要があります。高額ではないものの、旅行にかかる費用として考慮する必要があるでしょう。
 

旅行で温泉に入らない人も分まで請求されたら?

筆者の経験ですが、夏休みに家族4人(夫婦・高校生1人・小学生1人)で旅行に行った際、大人3人分の入湯税を請求されました。妻は女性の日、高校生の娘は大浴場が苦手なため、温泉には入りません。
 
「私しか温泉には入りません」とホテルスタッフに伝えましたが、「宿泊する大人の方、すべてから頂いております」とのことでした。結局大人1人200円、2泊分で1200円を払いましたが、「なぜ入らないのに入湯税を払わないといけないのだろう……」という気持ちが少し残っています。
 

自治体によって入湯税の扱いは異なる

自治体によって入湯税の扱いは異なりますが、小学生以下は免除している自治体もあります。それでは、大人であれば宿泊客すべてが、入湯税を払わなければならないのでしょうか。
 
実際のところ、入湯税は自治体・宿泊施設によって扱いが異なります。「温泉には入りません」とチェックイン時に伝えても、本当に入らないかはチェックできません。そのため、一律「大人の宿泊客からは全員もらう」としている自治体・宿泊施設があります。
 
とはいえ、筆者が以前宿泊した別の施設では「温泉に入らない人の入湯税は頂かない」と言われた経験があります。宿泊施設の規模や考え方によって、温泉に入らない人の入湯税が異なるため、旅行先によって金額が異なるのが実情です。
 

どうしても納得いかない場合

それでは、どうしても納得がいかないときは、どうしたらよいのでしょうか。本来、入湯税は「温泉に入る人が払う税金」です。温泉に入らないのであれば、払う必要はないケースもあります。
 
チェックイン時に「入るのは1人」と伝えても3人分請求された場合、「温泉に入らない人にも課税する自治体の条例・取り扱いなのでしょうか」と確認するのも選択肢です。入湯税は、ホテル側が勝手に徴収しているものではないため、条例を確認し判断してくれるでしょう。
 
実際、北海道の帯広市では「温泉に入っていないのに入湯税を払った場合、返金する」としています。とはいえ「少額だから」「面倒な客と思われたくない」と考える人もいるでしょう。気にせずに払っておくというのも選択肢です。
 

まとめ

温泉がある宿泊施設に泊まる際は、入湯税を払う必要がありますが、入らない場合でも請求されるケースがあります。本来「温泉に入る人が払う税金」ですが、自治体・宿泊施設側は誰が入っていないかをチェックできないためです。
 
自治体によっては、「宿泊客はすべて入湯行為があったものとみなす」としているところもあります。入湯税が気になる人は、旅行先の自治体がどのように定めているかを確認してみてもよいでしょう。
 
執筆者 : 藤岡豊
2級ファイナンシャル・プランニング技能士

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