最終更新日:2019.01.08 公開日:2018.05.21
資産運用

ETF(上場投資信託)って、普通の投資信託とどう違うの?運用のメリットや注意点とは

ETF(上場投資信託)をご存知でしょうか。聞いたことはあっても一般的な投資信託との違いがよくわからず、なんとなく手を出しにくいと感じている方も多いようです。
 
他の投資信託よりも運用管理費用が安いという特徴があるETFは、日本の金融機関ではあまり投資家に勧められることがないため知られていないということもあるでしょう。
 
ETFについてメリットやデメリットを確認し、今後は投資の選択肢に加えてみてはいかがでしょうか。

ETFの特徴と一般的な投資信託との比較

ETFとはExchange Traded Fundsの略で、日本語では上場投資信託と呼ばれています。
 
日経平均株価や東証株価指数(TOPIX)などの特定の指標の動きに連動するように運用される投資信託(インデックス・ファンド)の一種です。
 
日本には2001年6月に現物拠出型のETF制度が導入され、2007年には証券取引所のルールが変更によって海外で設定されたETFが国内でも上場できるようになりました。翌2008年には商品の現物や先物が投資対象に加わって、銘柄の増加や多様化が進みます。
 
従来の投資信託に比べて、保有中にかかる運用管理費用(信託報酬)はETFのほうが安い傾向がありますし、従来の投資信託がその商品を取り扱っている証券会社や銀行でしか買えないのに対し、国内ETFは全国の証券会社どこでも購入できるので便利です。
 
また、取引所に上場されているので、株式と同様に取引時間中(つまり9時~15時)ならいつでも市場で売買できます。
 
最も大きな違いが、一般的な投資信託が販売会社等を通して購入するのに対し、ETFは直接、運用を行う証券会社から購入するという点でしょう。


※「一般社団法人投資信託協会」ホームページを参考に筆者作成
 

主なリスクや注意点とは

株と投資信託の良いとこ取りのようなETFですが、上場廃止のリスクがありますのでその点は注意が必要です。
 
外国株など、初心者が直接投資するには難易度が高い対象にも少額から投資できるのもETFのメリットの一つですが、一般的な投資信託の最低投資金額が少額なのに対し、ETFの多くは10万円程度から資金が必要と考えたほうが良いでしょう。
 
ETFも分配金として運用で得られた収益が支払われますが、分配金を受けるには権利確定日にETFを保有しておく必要があります。
 
また、ETFは積み立て投資がほぼできませんので、積み立て投資を考えるのであれば従来の投資信託を選びましょう。
 

運用のポイントとロボアド

ETFの購入を検討する際には、取引量が少ない銘柄は避けるようにしましょう。流動性が低いと、売りたい時に売却できないなど売買が成立しない可能性があるからです。似たようなETFの商品から選ぶなら売買が盛んな銘柄を選ぶと良いと思います。
 
また、最近ロボットアドバイザー(ロボアド)サービスが拡充していますが、このロボアドと特に相性が良いのがETFだと言われています。
 
中長期的な投資を得意とするロボアドが、最適な運用を提案してくれるので初心者でも比較的、安全に運用を行うことができると注目されています。
 
米国生まれのロボアドは、近年は日本でも急速に普及し始めており、投資対象は米国上場のETFが多いですが、日本国内に上場するETFを対象としたサービスも最近では増えています。
 
東証に上場するETF対応のロボアドも登場し、どれを選べば良いか迷う時にもAI(人工知能)を活用したロボアドが運用の手助けをしてくれます。
 
ただし、ロボアドを利用する場合にも、ETFの仕組みやリスクなどをご自身でしっかり確認してから始めるようにしましょう。
 
Text:藤丸 史果(ふじまる あやか)
ファイナンシャルプランナー

藤丸史果

執筆者:藤丸史果(ふじまる あやか)

ファイナンシャルプランナー

相続、投資信託など、身近なファイナンスを中心に活動している。



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