更新日: 2020.04.06 その他資産運用
「よく分からない」「怖い」人にはそれぞれにあった投資商品がある!?あなたに合った4つの投資商品
そもそも、投資には“リスクとリターン”がつきものです。運用が上手くいって資金が増えるときもあれば、運用が上手くいかずに資金が減ってしまうこともあります。
それもあってか「投資は怖い!」と思っている人が多いです。でも、投資を始めることで得られるものがたくさんあることも事実です。
また、投資を続けることで預貯金とは比べ物にならないほどお金を増やすことも可能です。
執筆者:三浦雅也(みうら まさや)
酒井FP綜合事務所/お金工房わなび所属
2級FP技能士、AFP(日本FP協会認定)
「お金のことをもっと身近に感じてほしい!」をモットーに、“手帳”を使った人生設計の方法や、知っててよかったお金の話セミナーをはじめ、年間50回以上の講演を行う。
専門用語を使わないわかりやすい説明を心がけている。
http://www.fp-sakai.com
投資対象を選んでみる
では、何に投資をすればいいのかというと、投資の特徴を理解したうえで自分に合ったものを選ぶことをおすすめします。
今からあげる4つの選択肢のなかから自分に合っていると思うものを選んでみてください。
1. 個別具体的な銘柄を研究して、長期的な投資がしたい!
2. 利益は多くなくてもいいから、安全な投資がしたい!
3. 投資を勉強する時間が取れないと思うので、全部プロに任せたい!
4. 夢のオーナー経営がしてみたい!
いかがでしょうか。あなたはどれに当てはまりましたか?
まず、選択肢1を選んだ人は『株式投資』がおススメです。
株式投資とは、会社が発行している株式を購入し、そのお返しとして会社から配当や優待券を受け取ることができる方法です。ほかには、株価の値上がりに期待して株式を売買することで売却益を得る方法もあります。専門用語では、株式を保有し続けることで配当を得ることをインカムゲイン、株式の値上がりにより売却益を得ることをキャピタルゲインといいます。
自分が好きな会社やよく利用するお店の株を購入すると、お店の売り上げや経営戦略をより詳しく知ることができますよ。
次に、選択肢2を選んだ人は『債券投資』がおススメです!
債券投資とは、国や企業が発行する債券を購入することで、見返りとして利子を受け取る方法です。
日本やアメリカが発行している債券を購入すれば、国が破産することはほとんどないので安全に資産を運用することができます。また、リスクを負う覚悟があるのであれば、ブラジルやフィリピンなどの国債を購入すればより高いリターンが得られる可能性があります。
もちろん、債券を買ったときと売ったときの日本円の価値によっては損をしてしまうことがあるので、注意が必要です。
そして、選択肢3を選んだあなたは『投資信託』がおススメです!
投資信託とは、プロへ投資を依頼して、債券や株式などと一緒に資産を運用してもらう方法です。
自分ではできないような投資をしてもらうことができますが、プロへのお礼として手数料が少しかかるので注意が必要です。
最後に、選択肢4を選んだあなたは『不動産投資』がおすすめです。
一軒家やマンションを購入することで、賃料収入や物件を売ったときの売却益を得ることができる方法です。繁華街や駅から近い物件や、住みたいと思っている人がたくさんいる場所なら安定して収益を得ることができるかもしれません。
ちなみに、「そんなに資金がないから難しいよ…。」という人は『REIT』を購入する選択肢もあります。
REITは大きな物件をみんなでお金を出し合って購入し、その物件の収益に応じたお金を受け取ることができる方法です。マンションやイオンモールなどの物件はREITを通じて購入されていることもあります。
投資の第一歩は実践してみることから
「投資って難しいですよね…。景気とか経済のことなんてさっぱりわからないのに、そんなわたしが投資なんて始めたらきっと大損してしまう気がします。」
先日、ある人とこんな話になりました。きっと、同じ考えを持っている人が多いんだろうなと思います。でも、投資を始める前から損をすると決めつけるのは早いのではないでしょうか。
大きく儲けようと考えればそれなりのリスクを負うので、損をする可能性も大きくなってしまいます。まずは「少しでも資産が増えればいいな」程度の軽い気持ちでもいいので投資を始めてみてほしいと思います。たとえば、投資信託ならおつり程度のお金で投資を始めることもできますよ。
始めに大きな金額を投じてしまうと恐怖心も大きくなってしまうと思うので、まずは少額から始めてみてはいかがでしょうか。
そうすればきっと「なんだ!投資って怖くない!」と思ってもらえるはずです。
Text:中西 雅也 (なかにし まさや)
酒井FP綜合事務所/お金工房わなび所属
2級FP技能士、AFP(日本FP協会認定)