2019.02.24 資産運用

年一度は確認しておきたい資産管理の重要性

財布の中に現在いくら入っているか尋ねられれば、おおよその金額は答えられるでしょう。
クレジットカードを使用しない場合、その金額が本日のデートに使える上限金額になります。お茶して映画を観て食事をする計画を立てれば、おのずとそれぞれに費やす金額が決まってきます。
 
長い人生も同じで、現在保有している資産がどのくらいあって、今後どのくらいの金額が貯まっていくかを知ることによって、教育、住宅、マイカー、旅行等の計画が立てられます。
 
計画実行のために資産管理表が役立ちます。この表は高齢者の方にも有効で、相続の際に相続税がかかるのか・かからないのか知るためには、まずは現状把握が必要になります。
 

資産ごとの分類

資産管理表は毎年作成し、自分の資産がどのような種類でどのくらいあるのかを把握します。一度作成すれば、翌年からは値の変更だけになります。
 
資産管理表の資産種類は預貯金、投資信託、株式等の「金融資産」、生命保険、損害保険等の「保険資産」、土地や建物等の「不動産資産」、「借金、負債等」に分類します。
 
資産額は毎日変動しますので、毎年同時点に見直すのがよいでしょう。投資信託や株式等を保有していれば、年末時点の取引残高報告書が証券会社から送付されますので、これにあわせて他の資産も年末時点の資産額を把握するのがおすすめです。
 
金融資産は通帳や報告書等から現在値が把握できますが、不動産資産は登記事項証明書を見ながら地番、地目、面積、所有者などを抽出します。評価額としては購入金額、固定資産税評価額、相続税評価額などになります。
 
資産管理表に整理しながら、購入時の売買契約書、領収書などもファイルしておけば、将来的な売却もしくは相続の際に役立ちます。
 
不動産が相続で取得したものの場合、所有者名義が誰になっているかが確認ポイントです。相続のたびにきちんと名義変更がされていればよいのですが、これを怠ると処分の際に手続きが面倒になります。
 
保険資産の生命保険は、契約者、被保険者、受取人、保険金額、保障期間、払込期間、保険料などを抽出します。一覧表にすることで、保障の過不足や保険料の多寡に気が付きます。また、保険会社に問い合わせれば、解約返戻金を確認することができます。
 
損害保険では、保険の対象、保険金額、保険期間、特約、保険料などを抽出します。自動車保険は毎年更新になりますので、年齢条件、被保険者範囲等の確認を行います。不明な箇所があれば、そのままにせずに保険会社に尋ねましょう。
 

資産管理表の作成によって

金融資産について、預貯金はほとんど殖えることがありませんが、投資信託や株式は変動しながらも多くの場合、殖えていきます。この違いを感じることが、資産管理表の目的でもあります。
 
金融資産がある程度増えれば、保険の見直しにつながるでしょう。万一のことがあっても、金融資産や不動産資産で家族が十分暮らせるなら、保険は不要になります。
 
金融資産がありながら住宅ローンの返済をしているならば、繰上げ返済により金利負担を減らす方法が考えられます。他にもローンがあるときには、金利の高いローンから返済します。
資産管理表に整理することで、お金の有効活用法が浮かんでくるでしょう。
 
また、夫婦で共に作成するのも大切です。将来の夢や希望を共有することができます。隠し事がなければ、夫婦円満が継続するでしょう。
 
執筆者:手塚英雄(てづか ひでお)
有限会社テヅカプラニング 代表,CFP(R)認定者 1級ファイナンシャルプランニング技能士 証券外務員
 
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手塚英雄

執筆者:手塚英雄(てづか ひでお)

有限会社テヅカプラニング 代表
CFP(R)認定者 1級ファイナンシャルプランニング技能士 証券外務員

CFP(R)認定者 1級ファイナンシャルプランニング技能士
お金に振り回されない生活設計を目指している
可処分所得の最大化に拘れば人生に満足がない
人生を明るく豊かに過ごすためにお金を用いたい
他のFPとは一味異なる論点を持つ
http://www.fp-tezuka.com/



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