最終更新日:2019.06.28 公開日:2019.02.27
資産運用

株を始めよう・・・その前に知っておいて損はない株のメリットデメリット

「今の時代、お金を銀行に預けていても増えないし、そろそろ資産運用を始めなきゃと思うんですが、やっぱり株がいいんですか? 」
 
先日、ファイナンシャルプランナーの私のところに相談に来られたMさん。元々株に興味はあったが、損をしそうなので今まで始められなかった、とのこと。
 
みなさんの中にもMさん同様、興味はあるけど踏み出せていないという方、いらっしゃるのではないでしょうか。今回は、そんな方にまず知っておいていただきたい株のメリットとデメリットについてまとめてみました。
 
国枝ゆたか

執筆者:

執筆者:国枝ゆたか(くにえだ ゆたか)

保険や投資信託等の金融商品を売らないファイナンシャルプランナー

住宅など大きな買い物の際のセカンドオピニオンとしても選ばれている。
講師としては、ライフプランやお金の知識が学べるセミナーだけでなく、人生を充実させ収入も増やすことにつながるお得なスキルを楽しく身につけるスキルアップ研修も手掛けており、行政や企業、各種団体など幅広く登壇している。

詳細はこちら
国枝ゆたか

執筆者:

執筆者:国枝ゆたか(くにえだ ゆたか)

保険や投資信託等の金融商品を売らないファイナンシャルプランナー

住宅など大きな買い物の際のセカンドオピニオンとしても選ばれている。
講師としては、ライフプランやお金の知識が学べるセミナーだけでなく、人生を充実させ収入も増やすことにつながるお得なスキルを楽しく身につけるスキルアップ研修も手掛けており、行政や企業、各種団体など幅広く登壇している。

詳細はこちら

株のメリットは収入以外にも多い

メリット1:株は情報が手に入りやすく、取引しやすい

債券、不動産、外貨、コモディティ(商品)、投資信託に貯蓄性保険など、投資の種類は多数ありますが、その中でも株は情報が手に入りやすく、情報量も多いです。また、少額からでも始められ取引がしやすいところも人気の一因です。
 

メリット2:働かずに資産を増やせる

次に、投資をすることのメリットとも言えますが、働かずして手持ちの資産を増やし収入が得られることです。ちなみに、株での収入は3種類あり、(1)譲渡益、(2)配当、そして(3)株主優待です。それぞれの特徴を説明します。
 
(1)譲渡益は、購入時の株価より高く売れた場合の値上がり益のことを言います。日々のマーケット情報はこの譲渡益を狙う人たちのために提供されている、とも言えます。
 
(2)配当は、株を保有しているだけで決算期に得られる収入のことです。配当の額は1株あたりいくらで表され、金額も支給時期も異なりますが、例えばトヨタ自動車の株を100株、1年間持っていた場合、中間決算で1万円、本決算で1万2000円がもらえます(2019年2月現在)。ただし、ここから税金が引かれます。
 
(3)株主優待とは、配当とは別にその企業の製品やサービス等が得られるもので、現金換算すると利回り(投入資金に対する利益)が高いお得な優待も多く存在します。
 
オリエンタルランドは、100株保有で東京ディズニーランドまたは東京ディズニーシーで利用できる1DAYパスポートが1枚もらえるため人気が高いのですが、他にもうれしい優待を用意している企業は多いので、宝探し感覚で調べてみてください。
 
(2)配当は安定収入となり、(3)株主優待は支出減になるため、どちらも年金不足額への補填にも向いていますが、大きく増やせる可能性があるのは(1)譲渡益です。
 
ただ、(1)〜(3)全てに共通しますが、業績悪化等の場合は株価や配当が下がったり、優待も無くなる可能性はありますので注意が必要です。
 

メリット3:企業のオーナーになれる

上場企業の株を所有するとその会社のオーナーの1人となれます。
 
その結果、経営に自分の意見を反映させることのできる「議決権」を得ることができ、株主総会の参加権も得られます。総会では企業のCMに出演している芸能人を呼んだり、来場者に貴重なお土産をくれたりと、来場者を楽しませてくれる企業もあります。
 

デメリットは大損する可能性と取引制限

それではデメリットも見てみましょう。
 

デメリット1:損をする可能性がある

メリット1で紹介した譲渡益の逆で、購入時より高値で売ることができなければ譲渡損になります。
 

デメリット2:リスク(ブレ幅)が大きい

投資ではリスクという言葉がよく出てきますが、これは危険という意味ではなく、ブレ幅という意味です。
 
譲渡益と譲渡損の開きが大きいことをハイリスクな商品と言い、株もハイリスクと言われます。例として、日経平均株価(日本を代表する225社の株価を元に算出したもの)が1年でどのくらい値動きがあったかを調べると、2013年には約50%のプラスに、2008年には約40%のマイナスになりました。
 
100万円が1年で150万円になることもあれば、60万円になってしまうこともある、ということです。また、個別銘柄ではもっとハイリスクな商品もあります。
 
それに加え、実は株式投資は、自己資金の約3倍までの売買ができる「信用取引」を利用することもできるため、損失がさらに膨らむ可能性をはらみます。株を始める際はリスクを視野に入れ、余裕資金(全額無くなっても生活に影響の出ない範囲のお金)で始めることをお勧めします。
 

デメリット3:取引時間が限定される

東京証券取引所で株式の売買ができる時間帯は平日朝9時から11時30分と、12時30分から15時までになり、多くの方が勤務時間と重なってしまう点にも注意が必要です。
 
もちろん、証券会社で事前に注文を入れておくこともできますし、PTSと呼ばれる夜間取引を利用することも可能ですが、日中と比べるとどうしても取引参加者が少なくなってしまうため、売買が成立しない可能性も高まります。
 

株式投資は自己責任

最後に。投資対象として魅力的な企業を自分で探すのは大変ですし、ついアナリスト(専門家)の予想に乗ってしまう気持ちも分かりますが、それで損をしても誰も責任を取ってくれません。株式投資は自己責任です。
 
また、人任せの投資をせず、自分で調べ分析し続けることで、財務諸表を読むポイントが分かってきたり、同業他社との戦略の違いに気づけたりと、ビジネスで活かせる視点や知識も身についていきます。そこも株式投資の魅力の1つ。メリットとデメリットを理解した上で株にチャレンジしてみてください。
 
執筆者:国枝ゆたか(くにえだ ゆたか)
保険や投資信託等の金融商品を売らないファイナンシャルプランナー
 

商品比較
商品比較


▲PAGETOP