公開日:2019.07.23 資産運用

海外資産への投資の幅が広がる! 為替変動リスクを避ける為替ヘッジとは?

分散投資の大切さが叫ばれているなか、海外の資産に目を向ける方も多いのではないでしょうか。投資信託には海外の株式や債券に投資するものがありますが、避けて通れないのが為替リスクです。
 
為替リスクを回避するために為替ヘッジという方法があり、投資信託にはこの為替ヘッジの仕組みがあらかじめついているものがあります。今回は為替ヘッジの仕組みや、どのようなときに活用できるのか考えてみましょう。
 
小沼鮎子

執筆者:

執筆者:小沼鮎子(こぬま あゆこ)

ファイナンシャルプランナー CFP(R)認定者

大学を卒業後、大手証券会社に就職。約10年間、個人のお客様への資産コンサルティング業務に主に携わる。勤務中に、資産コンサルティング業務の延長線上に、ファイナンシャルプランナーという仕事があることを知り、お客様に寄り添ったコンサルティングができることに共感し、資格を取得。アメリカでは資産管理の一生涯のパートナーとして時には金融に詳しいお茶飲み友達として身近な存在であるファイナンシャルプランナーという仕事を、日本でも普及させたいという志を持って一般の方への情報発信をしている。

詳細はこちら
小沼鮎子

執筆者:

執筆者:小沼鮎子(こぬま あゆこ)

ファイナンシャルプランナー CFP(R)認定者

大学を卒業後、大手証券会社に就職。約10年間、個人のお客様への資産コンサルティング業務に主に携わる。勤務中に、資産コンサルティング業務の延長線上に、ファイナンシャルプランナーという仕事があることを知り、お客様に寄り添ったコンサルティングができることに共感し、資格を取得。アメリカでは資産管理の一生涯のパートナーとして時には金融に詳しいお茶飲み友達として身近な存在であるファイナンシャルプランナーという仕事を、日本でも普及させたいという志を持って一般の方への情報発信をしている。

詳細はこちら

為替ヘッジってなに?

海外資産に投資をすると、価格の変動リスクなどのほかに為替の変動リスクを負います。投資したものの価格の上下だけでなく、為替の動きが投資先の通貨に対して円安に進めば利益になり、円高に進めば損失になります。
 
為替ヘッジとは、こういった為替の変動によるリスクを受けにくくするために為替予約取引を行い、その影響を低減する方法をいいます。
 
為替予約取引では、他国の通貨に投資をするのと同時に、将来にあらかじめ決定した為替レートで通貨同士を交換する取引を予約します。将来の為替を一定の価格で交換する約束をすることで、為替の変動を低減する仕組みになっているのです。
 
海外の資産に投資しながら為替リスクを抑えられるとは魅力的ですね。では、次にそのメリットやデメリットを考えてみましょう。
 

おすすめ関連記事

『為替ヘッジあり』と『為替ヘッジなし』それぞれのメリット・デメリットは?

投資信託を選ぶとき『為替ヘッジあり』もしくは『為替ヘッジなし』と、どちらかを選択できるものを目にしたことはないでしょうか。
 
海外資産に投資をするときに、自分で為替予約などの取引をすることは困難ですが、投資信託には為替ヘッジをしてくれる仕組みがあらかじめついているものがあります。では『為替ヘッジあり』と『為替ヘッジなし』のどちらを選んだらいいのでしょう。
 
まず、『為替ヘッジあり』を選んだときのメリットは、為替の影響を受けにくくなるということです。海外資産に投資をすると、投資したものの価格は上がったのに円に換算すると損をすることがあります。
 
為替レートが購入時より円高にすすんだことによる為替差損です。為替ヘッジがついているコースを選ぶと、この為替変動リスクを低減することができます。
 
今後、為替が円高にすすむと考える方は、為替ヘッジがついているものを活用するといいでしょう。デメリットは、コストがかかることです。為替ヘッジは、為替予約取引を行うので両通貨の金利差がコストとしてかかります。
 
また、為替が円安にすすんで本来であれば為替差益がもらえるときにも、これを享受できないことがデメリットといえるでしょう。
 
『為替ヘッジなし』のコースを選ぶメリットは、投資したものの値段が上がったときの利益に加えて、為替が円安にすすめば為替差益を享受できることです。デメリットは、円高にすすむと損失を被る可能性があることです。
 
投資したものの価格だけでなく為替動向にも注意をしていなければなりません。リスクを負っても為替差益を狙いたい方や今後為替が円安に向かうと考える方は、為替ヘッジなしのものを選ぶといいでしょう。
 
いかがでしたか。為替ヘッジの仕組みを知っていると、海外資産への投資の幅が広がりますね。投資信託では為替ヘッジの仕組みがついているものや、ついていないもののほかにも、運用の途中にヘッジがありからなしのコースに乗り換え(スイッチング)できるものなども出回っています(※)。
 
購入する前に、自分がどのような投資をしたいのかを考えて、目論見書などをよく確認して選択することをおすすめします。
 
※スイッチングは、乗り換え前の投資信託に利益が出ていると税金がかかります。また、信託財産留保額や申込手数料がかかるものもありますので、あらかじめ投資信託目論見書をよくご確認ください。
 
執筆者:小沼鮎子
ファイナンシャルプランナー CFP(R)認定者
 

商品比較
商品比較


▲PAGETOP