更新日: 2021.04.01 その他資産運用
初心者が積立て投資をするときに重要なポイント3つとは?
執筆者:伏見昌樹(ふしみ まさき)
ファイナンシャル・プランナー
大学卒業後公認会計士試験や簿記検定試験にチャレンジし、公認会計士試験第二次試験短答式試験に合格や日本商工会議所主催簿記検定1級に合格する。その後、一般企業の経理や県税事務所に勤務する。なお、ファイナンシャル・プランナーとして、2級ファイナンシャル・プランニング技能士・AFP合格した後、伏見FP事務所を設立し代表に就き今日に至る。
積立投資をするときの重要なポイントとは?
積立投資とは、毎月一定額を投資信託や株式に投資することをいいます。
積立投資には、資産運用初心者が知っておきたい重要なポイントが、3つありますので解説します。
ポイントその1 感情に左右されない投資ができる
積立投資は、毎月一定額投資するので、「このタイミングで投資しておけばよかっ。」といった感情に左右されず、投資を行うことができます。
しかし、積立投資の場合、短期間に大量の利益を得ることに向いている投資ではありません。すなわち、価格が低いときを狙って大量に買うことが難しいため、購入時の価格と売却時の価額を大きくすることが難しいといえます。
ポイントその2 ドルコスト平均法による投資ができる
「ドルコスト平均法」とは、価格が変動する商品について、一定金額で定期的に購入することにより、平均購入単価を下げる方法です。すなわち、価格が下がったときには多くの数量を購入し、価格が上がったときには少ない数量を購入することで平均購入単価を下げる方法です。
しかし、「ドルコスト平均法」は、商品の価格が上昇基調のときには、過去に購入した商品の価値が上昇しますが、逆に商品の価格が下落基調のときには、過去に購入した商品の価値が下落することになります。
ポイント3 つみたてNISAによる投資ができる
つみたてNISAは、積立投資専用の非課税制度のことで、年間40万円まで投資で得られた利益が非課税になる制度です。つみたてNISAは、少額の投資を最長20年間にわたり行うことができるため、積立投資の考え方である、少額を長期間一定額投資するという考えに一致するものといえます。
しかし、つみたてNISAは金融庁によって選定された商品に限定され、購入手数料がある商品や信託報酬が過度に高い商品は除外され、商品選択にある程度の制限が加わります。そして、株式に投資することはできません。
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まとめ
以上のように、積立投資には、投資初心者にとってメリットがある反面、デメリットがあるものだといえます。
また、「初心者だから、積立投資をします」と言っても特別扱いされず、他の投資家と同様に投資に対するリスクを負うことになります。
積立投資を行いそのメリットを享受するには、積立投資を行い続けなければいけません。
そして、積立投資は家計の余剰資金がある場合に行うべきです。すなわち、貯蓄ができており、なおかつ余剰資金がある場合に行うべきものです。家計に余剰資金がないと、思いがけない出費に対応できなくなり、このときに積立投資を行うことができなくなります。
継続して積立投資を行うにあたっては、十分に貯蓄ができる家計の体質であるか確かめ、必要に応じて家計の見直しを行いましょう。
執筆者:伏見昌樹
ファイナンシャル・プランナー