株式会社UOCCは、働く女性304人に対し、どれぐらい投資を行っているのか、どんな投資を行っているのか、調査を行いました（※）。なお、回答者の割合は、正社員61.8％、契約社員14.1％、フリーランス5.6％、アルバイト18.4％でした。みんなは投資をしているのか、投資で利益は出ているのか気になりますよね。
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執筆者：FINANCIAL FIELD編集部（ふぁいなんしゃるふぃーるど へんしゅうぶ）
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目次
正社員が年収、貯蓄額、金融資産が高いが、高額の金融資産を保有するフリーランスも
調査対象者の平均年収は322万円でした。勤務形態別では、正社員では377万円、契約社員では283万円、フリーランスでは341万円、アルバイトでは163万円となり、アルバイトの年収は正社員の半分以下ということがわかりました。
次に、現在の貯金額を聞いたところ、平均貯金額は343万円でした。正社員では376万円、契約社員では193万円、フリーランスでは813万円、アルバイトでは202万円となりました。
一部のフリーランスの方が非常に大きな額を持っていたため、平均金額が上がったようです。またアルバイトでも多くのお金を貯めている人が少数ながらいるようです。
現在の金融資産金額の平均は550万円でした。正社員では604万円、契約社員では250万円、フリーランスでは1444万円、アルバイト329万円となり、こちらも少数のフリーランスが大きな金額の資産を持っていたため、平均金額が高くなっています。
働く女性の約6割が投資に取り組んでいる。株式投資、つみたてNISAが人気
現在投資に取り組んでいるか聞いたところ、58.9％が取り組んでいると回答。投資に取り組んでいる人の平均年収は359万円で、平均貯金額467万円、平均金融資産金額は799万円でした。
一方、取り組んでいないと答えた人の平均年収は270万円で、取り組んでいる人の年収の75%でした。平均貯金額は165万円、平均金融資産金額も194万円と、投資に取り組んでいる人よりずっと少ないことがわかりました。
今まで取り組んでみたことのある投資については、「株式投資」「つみたてNISA」が同率で29.6％、次いで「投資信託」が28.9％と、僅差で続きました。
他には「iDeCo」(13.2％)、「NISA」(13.2％)をしている人が多いようです。つみたてNISAやiDeCoなど政府がサポートしているものが多い結果となりました。
今後やってみたい投資で最も多い回答は、「つみたてNISA」で、36.5％を占めました。以下は「iDeCo」(31.3％)、「株式投資」(27.0％)、「投資信託」(21.7％)という順になりました。不動産投資は取り組んだことのある人が1.0％でしたが、今後やってみたい人は9.2％と、興味を持っている人が多いようです。
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これまでの投資の平均収支はプラス35万円。投資してみたいけど失敗が怖い
投資に取り組んでいない人にその理由を聞くと、圧倒的に多い回答が「知識がない」で、75.5％を占めました。次いで、投資に失敗して損をするかもしれないという「怖い」が48.3％と約半数でした。また、そもそも投資する「お金がない」という人も36.4％いました。
投資のこれまでの収益を聞いたところ、平均しての収支は、プラス35万円でした。平均金融資産金額は550万であったことから、約6％の収益が出ていることになります。大きな損失を出したことのある人では、FXで300万円マイナスが最大でした。
お金を増やすために取り組んだことを尋ねると、「貯金」が82.2％と最多ですが、他には、「ポイ活」(64.1％)、「節約」(60.2％)、「副業」(52.3％)、「家計簿をつける」(48.0％)、「投資」(39.5％)、「節税」(34.2％)といった回答が並びました。
お金の増やし方で効果が高かったと思うものは「貯金」(33.9％)、「節約」(28.0％)、「ポイ活」(27.3％)「副業」(27.3％)、「投資」(24.3％)、「家計簿をつける」(22.0％)という順になりました。コツコツ貯金したりポイントを貯める人が多いですが、副業したり投資をして積極的にお金を増やすのは効果的ですね。
地道にお金を貯めるのは当然ですが、意外と多くの人が投資に取り組んでいるようです。失敗が怖くて投資に手を出せない人は、まずネットや書籍で投資について調べてみましょう。
※株式会社UOCC 女性の投資割合は？初心者のお金の増やし方で手堅いのは？
執筆者：FINANCIAL FIELD編集部
