更新日: 2024.02.19 株・株式・FX投資
【FX】いまさらきけない取引の仕組みやリスクなどをFX初心者にもわかりやすく解説
しかし、ハイリスクハイリターンであるのはレバレッジを高くしている取引をしたときであり、内容をしっかりと理解すればリスクを抑えて取引することが可能です。
本記事では、FXを始めてから取引するまでの6ステップや、FXの魅力・リスクなどについて解説しますので、FXを始めたいと考えている人はぜひ参考にしてみてください。
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部(ふぁいなんしゃるふぃーるど へんしゅうぶ)
ファイナンシャルプランナー
FinancialField編集部は、金融、経済に関する記事を、日々の暮らしにどのような影響を与えるかという視点で、お金の知識がない方でも理解できるようわかりやすく発信しています。
編集部のメンバーは、ファイナンシャルプランナーの資格取得者を中心に「お金や暮らし」に関する書籍・雑誌の編集経験者で構成され、企画立案から記事掲載まですべての工程に関わることで、読者目線のコンテンツを追求しています。
FinancialFieldの特徴は、ファイナンシャルプランナー、弁護士、税理士、宅地建物取引士、相続診断士、住宅ローンアドバイザー、DCプランナー、公認会計士、社会保険労務士、行政書士、投資アナリスト、キャリアコンサルタントなど150名以上の有資格者を執筆者・監修者として迎え、むずかしく感じられる年金や税金、相続、保険、ローンなどの話をわかりやすく発信している点です。
このように編集経験豊富なメンバーと金融や経済に精通した執筆者・監修者による執筆体制を築くことで、内容のわかりやすさはもちろんのこと、読み応えのあるコンテンツと確かな情報発信を実現しています。
私たちは、快適でより良い生活のアイデアを提供するお金のコンシェルジュを目指します。
目次
FXの始め方とは? 取引開始までの6ステップ
FXを始めるときには、たった6ステップだけで取引を開始できます。
FXを始めるときの6ステップは、次のとおりです。
STEP1.FX会社を選択する
STEP2.FX会社の口座を開設する
STEP3.開設した口座に証拠金を入金する
STEP4.取引する通貨ペアを決定する
STEP5.注文・発注をする
STEP6.保有ポジションを決済する
FXを開始するときのステップは6つと少ないですが、理解しておくべき内容が多いため、各項目で何を知っておかなければならないのか確認しFX取引を開始してください。
STEP1.FX会社を選択する
FXを始めるときには、まずどのFX会社で口座を開設するのか決めなければなりません。
FXの取引内容は、選択するFX会社によって異なるため、次の項目についてきちんと検討する必要があります。
●少額取引は可能か
●初心者が参考にできるコンテンツは用意されているか
●取引コストはどの程度か
●どのような取引ツールがあるのか
●どのようなキャンペーンを実施しているのか
FX会社選びは今後のFX取引を大きく左右するため、詳細に解説していきます。
少額取引は可能か
FX会社を選ぶときには、必ず取引できる最小金額を確認しておきましょう。
国内のFX会社のほとんどは、取引単位が1000通貨か10000通貨に設定されています。FX初心者であれば取引単位が小さいほど、リスクが少なくなるためおすすめです。
取引単位を1000通貨で開始すれば、10000通貨と比較して10分の1の資金で取引することができます。ギリギリの証拠金を入金して取引するのは危険であるため、少額の証拠金で済むFX会社を選択し、余裕ある金額を入金しておくとよいでしょう。
初心者が参考にできるコンテンツは用意されているか
FX初心者は、FXに必要な知識や分析方法などわからないことが多くあるため、参考にできるコンテンツが用意されているかも確認する必要があります。
知識の修得や考え方の基礎などを学ぶのは、FXのリスクを抑えるのに役立ちます。しかし、FX初心者は何を学んでよいのかわかりません。そこで利用できるのがFX会社の提供するコンテンツです。
また、独学で間違った知識を学んでしまうとリスクが大きくなる恐れもあるため、FX会社が提供するコンテンツを利用するとよいでしょう。
取引コストはどの程度か
FX会社を選択するにあたり、取引コストがいくらなのかも確認しておきましょう。
取引コストが小さいFX会社ほど、利益を上げやすくなります。ほとんどのFX会社では取引手数料は無料であるため、スプレッドの数値を確認することが大切です。
スプレッドとは、通貨の売値と買値の差額のことをいいます。たとえば、1ドルの売値が140円10銭、買値が140円15銭の場合、スプレッドは5銭です。スプレッドの数値が低くなるほど収益が上げやすくなり、スプレッドの数字が大きくなると収益が上げにくくなります。
スプレッドはFX会社ごとに設定しているため、収益を多く得たい人はスプレッドの数値を確認しておきましょう。
どのような取引ツールがあるのか
FX会社にはさまざまな取引ツールがあり、選択する会社によって利用できる取引ツールが変わります。例えば、スマホアプリでFXをどこでもできたり、スピード取引に対応した高機能取引サービスをおこなっていたりします。
自分がどのような取引を望んでいるかによって、選択できるFX会社が変わってくるため注意しましょう。
どのようなキャンペーンを実施しているのか
FX会社によってさまざまなキャンペーンをおこなっており、一定条件を達成しなければいけないものなどがあります。
キャンペーンの主な種類は、次のとおりです。
●キャッシュバックキャンペーン
●スプレッド縮小キャンペーン
●知り合い紹介キャンペーン
●プレゼントキャンペーン など
キャンペーンによってはかなりお得なものもあるため、FX会社を選択するときの1つの判断材料としてもよいでしょう。
STEP2.FX会社の口座を開設する
どのFX会社を利用するか決めたら、決めたところで口座を開設します。
口座開設の方法は、次のとおりです。
1.口座開設の申し込み
2.本人確認書類を送付
3.口座開設完了
FXの口座開設は非常に簡単で、まずFX会社のホームページなどで申込フォームを記入して送信します。申込フォームを送信するときには、本人確認書類の画像をあわせて送付します。
口座開設の申し込みと本人確認書類の提出が終わると、FX会社は口座開設の審査をおこないます。
審査期間はFX会社によるものの、最短即日~10営業日程度です。審査が終わるとメールや簡易書留郵便で口座開設完了のお知らせが届きます。
口座開設完了通知にはIDやパスワードが記載されているため、FX会社のマイページにログインして各種手続きをおこないます。
口座開設に必要な書類
FXの口座を開設する際には、必ず本人確認の書類が必要となります。
一例ではありますが、具体的には以下のような書類となりますので、事前に把握しておくことでスムーズに開設ができるでしょう。また、口座を開設したいFX会社に事前に確認をするのもよいでしょう。
●運転免許証
●健康保険証
●パスポート
●マイナンバーカード
●住民票の写し
注意点としては、運転免許証や健康保険証などは両面のコピーの提出が求められる場合が多いので、提出時には気をつけるようにしましょう。
STEP3.開設した口座に証拠金を入金する
口座の開設が終わったら、口座に証拠金を入金します。
FXは証拠金を担保として取引をおこなうため、口座に証拠金を入れなければ取引は開始できません。証拠金の主な入金方法は、銀行窓口やATMからFX口座に入金するか、FX会社の提携している金融機関から振替サービスを利用します。
証拠金に必要な金額は、FX会社や取引する金額などによって異なるため、いくら必要なのかはFX会社の基準を確認しておきましょう。
STEP4.取引する通貨ペアを決定する
FXをするときには、取引する通貨ペアを決める必要があります。
選択できる通貨はFX会社が取り扱っている通貨のみですが、通常は数十種類と多く取り扱っています。そのため、選択したい通貨がないということは少なく、むしろどの通貨を選べばよいのか迷ってしまうケースのほうが多いでしょう。
もしFX初心者が通貨の選択に迷うのであれば、ドル・円を選択するのもよいでしょう。ドルと円は通貨情報を得やすく、聞いたことのない通貨よりも扱いやすいといえるからです。
また、取引量の多さやスプレッドの低さで決めるものもよいでしょう。どのような基準で通貨を選択するのかにより、取引結果が大きく変わるため慎重に選択することが大切です。
STEP5.注文・発注をする
FXする通貨ペアを選択したら、いよいよ注文・発注をします。
FXにはさまざまな注文方法があり、FX初心者の人は次の3つの注文方法を覚えておきましょう。
図表1
注文方法 | 内容 |
---|---|
成行注文 | ・現在のレートで注文する方法 ・すぐに注文が成立する ・スリッページが発生するケースもある |
指値注文 | ・現在のレートから指定したレートになったときに注文される方法 ・常にレートを確認する必要がなく自動で注文してくれる |
ストップ注文 | ・現在のレートから一定の価格になったときに注文する方法 ・損切りするラインで設定する |
筆者作成
上記の注文方法をうまく活用し、利益を上げるように注文したり、損失を抑えるよう注文したりします。
STEP6.保有ポジションを決済する
注文して約定したら、保有ポジションを決済します。
ポジションとは、新規で注文して約定した後、まだ決済していない建玉(たてぎょく)のことです。建玉とは、約定後に反対売買や現引き・現渡しされず残っている未決済契約の総数です。
なお、現引きとは買い建玉を反対売買せず、自己資金で引き取る方法です。一方、現渡しとは、売り建玉を反対売買せず、売り建玉と同じ銘柄の株式を差し出して売り建玉分の金額を受領する方法です。
ポジションを決済するには、注文したときと反対の売買をおこないます。買いポジションを保有しているときは売り注文をし、売りポジションを保有しているときには買い注文をして決済するわけです。
保有ポジションを決済すると損益が確定します。決済するときには利益が大きくなるよう、損失を最大限抑えられるようなタイミングで実行しましょう。
FXとは? 始める前に基礎知識をもう一度確認
FXの口座を開設するときには、もう一度FXの基礎知識を確認しておきましょう。
図表2
名称 | 内容 |
---|---|
FX | ・外国為替証拠金取引のこと ・為替変動したことによる差益を利用して利益を上げる方法 |
スワップポイント | ・金利が違う2つの通貨の金利差調整分のこと ・低金利の通貨を売って高金利の通貨を購入することで受け取ることができる ・スワップポイントはFX会社によって異なる |
レバレッジ | ・「てこの原理」のこと ・証拠金の最大25倍の取引ができるため少ない自己資金で大きな収益を上げられる |
スリッページ | ・為替が急激に変動し希望価格とかけ離れた金額で約定してしまうこと ・流動性の低い通貨において起きやすい |
筆者作成
FXの口座を初めて開設するときには、FXの基礎知識をもう一度確認し、スムーズに取引を進めていきましょう。
【PR】SBI証券
FXで利益が出る仕組み
FXの基礎知識を学び直すときには、FXで利益が出る仕組みも再度確認しておきましょう。
FXで得られる利益は、次の2つです。
・キャピタルゲイン
・インカムゲイン
FXにおけるキャピタルゲインとは何なのか、インカムゲインとは何なのかをみていきましょう。
キャピタルゲイン
キャピタルゲインとは、保有している資産を買値よりも高く売却して得た利益のことをいいます。
FXにおけるキャピタルゲインとは、通貨の購入後、通貨の評価が高くなったときに売却したときの差益です。FXの主な利益はキャピタルゲインであり、通貨が安いときに購入し、通貨が高くなったときに決済できるかどうかが重要です。
FXはレバレッジが大きく、少ない自己資金で大きな取引ができるため、大きなキャピタルゲインを得ることできます。
インカムゲイン
インカムゲインとは、保有している資産が生む利益のことです。
FXにおけるインカムゲインとは、スワップポイントのことを指します。通貨ペアの金利差があるとスワップポイントを獲得できます。貯めたスワップポイントは、建玉を換金することなくスワップポイントのみを現金化することも可能です。
スワップポイントはFX会社によって異なるため、スワップポイントを主として利益を上げようとする場合、スワップポイントの高いFX会社を選択する必要があります。
FXでかかる費用と税金の関係
FXをするときにはコストがかかるため、どのようなコストがあるのか理解しておく必要があります。
FXでかかるコストは、次のとおりです。
・取引に必要な費用
・利益に課税される税金
FXをするときにはコストの知識も必要であるため、費用や税金についても理解を深めておきましょう。
取引に必要な費用
FXをするときに必要なのは、次の2つの費用です。
・取引手数料
・スプレッド
現在、ほとんどのFX会社は取引手数料無料で取引できるため、取引に必要な費用は実質スプレッドのみです。売値と買値とには金額差があり、この金額差が損失となるため、実質的にコストとなってきます。
スプレッドはFX会社によって異なったり、取引時期によって異なったりするため、スプレッドが拡大する要因を理解しておくことが大切です。
利益に課税される税金
FXで利益が出た場合には、所得税が課税されます。
FXで課税される所得税は、次のように計算します。
所得税=(為替差益+スワップポイント-必要経費)×税率
FXにおける税率は、次のように一律です。
●所得税率:15.0%
●住民税率:5.0%
●復興特別所得税税率:0.315%(2037年まで課税される税金)
●税率の合計:20.315%
給与所得者が副業でFXをおこないFXの所得が20万円を超えた場合、仕事をしていない人がFXで48万円を超える所得を得た場合は確定申告が必要です。
FXでは取引履歴が残るため、確定申告をせず所得税を納税しないというようなことは決しておこなってはいけません。また、利益が出た場合には、所得税の確定申告が不要であっても住民税の申告は必要となります。
FXの魅力・メリット
FXには多くの魅力・メリットがあり、FX取引に興味がある人も多いのではないでしょうか。
FXの代表的な魅力・メリットは、次のとおりです。
●レバレッジ効果により大きな利益を得られる
●ほぼ24時間取引できる
●スワップポイントを毎日獲得できる
●取引コストが低い
●ほかの投資商品の理解につながる
それではFXの魅力・メリットはどのようなものなのかみていきましょう。
レバレッジ効果により大きな利益を得られる
FXはレバレッジ効果により、自己資金が少なくても大きな利益が得られます。
FXを個人口座でおこなう場合、レバレッジは最大25倍に設定できます。
自己資金10万円でレバレッジ10倍と20倍で取引したとき、どのようなリターンが得られるか計算してみましょう。
図表3
自己資金 | 取引数量 | 1ドル100円から110円に変動した場合 | リターン | |
---|---|---|---|---|
レバレッジ10倍 | 10万円 | 1万ドル | 100万円から110万円に増加 | 10万円 |
レバレッジ20倍 | 2万ドル | 200万円から220万円に増加 | 20万円 |
※円とドルをペア通貨とし、1ドル100円の時点で取引を開始
筆者作成
表のように自己資金が同じだとしても、レバレッジを大きく設定するとリターンが大きくなります。
ほぼ24時間取引できる
FXは土日やシステムメンテナンス中でなければ、24時間取引できるのが魅力です。
通貨を取引する市場は全世界の各国にあるため、時差の関係上、どの時間帯でも市場が開いています。そのため、夜しか時間のないという人や、日中しか時間の取れない人でも気軽に始めることが可能です。
なお、FXの取引が活発におこなわれるのは、ニューヨーク市場とロンドン市場の時間が重なる時間帯といわれています。日本時間でいうと、夜9時~朝4時までです。
スワップポイントを毎日獲得できる
FXでは通貨の為替差益だけでなく、スワップポイントでも稼ぐことが可能です。
FXといえば為替差益を得て、一気に稼ぐというイメージが強いものの、毎日スワップポイントを獲得して稼ぐという方法もあります。
スワップポイントは通貨ペアの金利差であり、金利の低い通貨と金利の高い通貨を組み合わせてポジションを保有しているだけで多く貯まっていきます。
たとえば、マイナス金利を実施している日本円と、高金利政策を実施しているトルコリラの組み合わせがスワップポイントの貯まる代表例です。
スワップポイントが獲得できるタイミングはFX会社によって異なるため、どのタイミングで付与されるのか確認しておきましょう。
取引コストが低い
FXは取引コストが低く、少ない自己資金で取引を開始できます。
FXの取引コストは実質スプレッドだけといってもよいため、取引開始するだけであれば取引コストがかかりません。たまに取引手数料を必要とするFX会社もあるものの、基本的には無料でFXができます。
ただし、FXをおこない、一定の所得が出た場合、所得税や住民税が課税されることには注意しましょう。どの程度の税金が課税されるのかは、記事内の「利益に課税される税金」をご参照ください。
ほかの投資商品の理解につながる
FXで利益を上げるには為替の変動要因を理解する必要があり、変動要因を知ることでほかの投資商品の理解にもつながります。
為替は各国要人の発言や政策によって変動します。そして、これらの要因は為替だけでなく、投資信託や債権、株式、石油、金などにも影響を及ぼすため、ほかの投資商品への理解が深まるわけです。
FX初心者が注意すべきリスク
FXにはリスクがあり、とくにFX初心者は次のリスクに注意しなければなりません。
●レバレッジ効果により損失が大きくなるときもある
●ロスカットで強制決済される
●意図通りに取引できないケースもある
FXを開始する人はリスクの内容を理解し、リスク対策したうえで取引していきましょう。
レバレッジ効果により損失が大きくなるときもある
レバレッジ効果は大きなメリットである反面、大きなリスクにもなるため注意しましょう。
通常、FXするときには余裕をもった証拠金を入金しておきます。
しかし、レバレッジが効きすぎていると、少ない証拠金で多額の取引ができてしまいます。
そのため、余裕ある金額を入金していても、レバレッジを大きくしているとすぐに証拠金がなくなってしまう恐れもあるため注意しなければなりません。
FXを始めたばかりの人は、なるべくレバレッジを抑え、証拠金に近い金額の取引をおこなっていくようにしましょう。
ロスカットで強制決済される
ロスカットとは、FXで一定以上の損失が出た場合、さらなる損失が出ないようポジションを強制的に決済させることです。
ロスカットがおこなわれることにより、大きな損失を防ぐことができるものの、証拠金のほとんどが一瞬でなくなる危険性もあります。証拠金に対してどのくらいの損失が発生したときにロスカットになるのかは、証拠金維持率で決定します。
基本的には、次の計算式で算出した数字が100%を超えていればロスカットにはなりません。
証拠金維持率(%)=純資産(その時点で全ての取引を終了した場合の資産)÷必要証拠金×100
ロスカットによる損失を防ぐには、証拠金を多く入れ、レバレッジをあまり効かさないように取引することが大切です。
意図通りに取引できないケースもある
ドルや円などの流通性の高い通貨はすぐに取引が成立するものの、流通性の低い通貨をペアにしている場合、不利なレートで決済されてしまうことがあるため注意しなければなりません。
注文した数字と、実際に取引された数字が異なることをスリッページと呼びます。流通性が低い通貨は、スリッページのリスクが高くなります。
また、流通性が高い通貨でも急激に為替が変動したり、利用している通信機器の通信不良によってスリッページが発生したりすることもあるため注意しましょう。
FX初心者がリスクを回避する方法
FXにはリスクが存在するものの、リスクを回避する方法もあります。
FX初心者は次の対策を実施し、リスクを抑えて取引することが大切です。
●低レバレッジで取引する
●損切りするラインを決定する
●少額から始める
ここからは、どのようなリスク対策なのか解説していきますので、FX初心者の方は対策をしながら取引をしていってください。
低レバレッジで取引する
FXを始めたばかりの人は、必ず低レバレッジで取引しましょう。
レバレッジを高めれば高めるほど、FXはハイリスクハイリターンになります。
余裕をもった証拠金を入金しておいても、レバレッジが高いときに損失を出してしまうとすぐにロスカットとなり、損失を負って取引から退場させられてしまいます。
取引から退場させられてしまうと、損失を取り戻すためにまた証拠金を入れて取引を開始しなければいけません。
このような状態になると、冷静ではいられなくなる恐れもあるため、損失を取り戻せるようなレバレッジで取引を継続することが大切です。
損切りするラインを決定する
FXをするときには、損切りするラインを決めてから取引を開始しましょう。
FXで常に利益を上げるのは不可能であるため、ある程度の損失が出てしまいます。損失が出たからといって無理に取り戻そうとすると、より一層大きな損失を負ってしまう可能性があります。
このような心理に陥ってしまうと、お金がみるみるうちに減ってしまうため、損切りするラインで取引を一旦終わらせるのも1つの手段です。
少額から始める
FXを始めたばかりのときは、少額から始めることをおすすめします。
FXで利益を出すには、専門用語の把握や市場分析など多くの事柄を理解しなければなりません。すぐにうまくいくことはないため、最初はデモトレードという感覚で取引するとよいでしょう。
お小遣い程度を稼げるかどうかというレベルで、楽しく取引しながら学んでいくくらいがちょうどよいのかもしれません。
FXを始める際によくある質問
FXを始めようと考えている人は多くいるものの、リスクなどが気になってなかなか取引を開始できない人も多いはずです。
このような人が多く抱えている悩みや疑問は、次のとおりです。
●FXはギャンブルですか?
●FXだけで生活できますか?
●FXでどうやってお金を稼いでいるのですか?
FXを始めようと考えている人の悩みや疑問と回答を紹介していきますので、自分が思っている悩みや疑問を解決してFXをしていきましょう。
FXはギャンブルですか?
FXはギャンブルではありません。
FXはハイリスクハイリターンな面をもつためギャンブルと呼ばれることがあるものの、リスクを抑える方法があったり、市場を分析することもできたりします。この点、ギャンブルと違って対策方法があるため、資産運用や投資の1つです。
FXだけで生活できますか?
FXだけで生活できると考えてはいけません。
FXはレバレッジ効果が高く、少ない自己資金で大きな利益が得られるため、大きな利益を得たときにはそれだけで生活できる可能性があります。しかし、FXは全世界の投資家のプロがおこなっている投資であり、その人たちを相手に毎回利益が得られるほど甘くありません。
スワップポイントを獲得して安定収入を得る方法はありますが、生活できるほどの収入を得るのは簡単なことではないと考えておきましょう。
FXでどうやってお金を稼いでいるのですか?
FXで稼いでいる人は、キャピタルゲインとインカムゲインを得ています。
FXで利益を上げる方法には、為替差益とスワップポイントの換金があります。為替差益がキャピタルゲインで、スワップポイントの換金がインカムゲインです。
FXは為替差益で大きな利益を瞬時に生むことができ、スワップポイントを利用して長期的な利益を上げることができます。どちらで稼ぐかは投資する人の考え方次第といえます。
FXまとめ
FXは、6ステップの手続きをおこなうだけで取引を開始することができます。
手続き自体は簡単ですが、口座を開設するFX会社の内容はよく確認しておくようにしましょう。FX会社によって取引の内容も変わってしまうからです。
また、FXをするときにはメリットだけでなく、リスクも理解しておかなければなりません。FXは大きな収益を生む反面、大きな損失を生む恐れもあります。
とくにFX初心者はリスクを回避する方法を理解したうえで、取引を開始することが大切です。リスクとリスク回避方法を理解すれば、大きな損失を生むことなく、取引していくことができることでしょう。
出典
国税庁 No.1521 外国為替証拠金取引(FX)の課税関係
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー