更新日: 2019.02.25 その他資産運用
人生100年時代! 老後は出来ればお金に仕事をさせたい!リスクを抑えて資産運用する方法は?
老後は、年金のほかにできれば運用も行い、生活費の足しにできると安心です。
もちろん、元気であれば働くことが最もリスクが低く、確実にお金を稼ぐ方法ですが、できればお金に仕事をさせて、楽をしたいですね。
今回は、老後にリスクを抑えて資産を運用する方法について紹介してみたいと思います。
執筆者:堀江佳久(ほりえ よしひさ)
ファイナンシャル・プランナー
中小企業診断士
早稲田大学理工学部卒業。副業OKの会社に勤務する現役の理科系サラリーマン部長。趣味が貯金であり、株・FX・仮想通貨を運用し、毎年利益を上げている。サラリーマンの立場でお金に関することをアドバイスすることをライフワークにしている。
まず、資産運用のリスクを学んでみましょう
■タンス預金
第一生命経済研究所 経済調査部の調査結果によれば、「タンス預金」は、43.2兆円(2017年2月末)と試算しています。
この資産額は、一向に減ることなく、むしろ、この2、3年で増加のペースが上がっているようです。
政府が「貯蓄から投資へ」とスローガンを掲げていますが、家計の実態は、まだまだのようです。
タンス預金のメリットは、いざというときにお金を使えたり、銀行から引き出す手間や手数料が発生しない点です。
一方、デメリットとして、泥棒に入られたり、火事や地震によって現金が消失するリスクがあります。
もちろん、金利はつきません。したがって、資産運用の観点から言えば、タンス預金はおすすめできません。
■資産運用のリスク
資産運用投資を行うには、まず、リスクとリターンの関係を理解することが基本になります。
投資の対象としては、ローリスクである普通預金や定期預金、国債投資、それらに比べてリスクが上がる金投資や不動産投資、さらにリスクが上がる日本株式投資や外国株式投資、FX(外国為替証拠金取引)などがあります。
当然、高いリスクをとれば高いリターンが得られますが、逆に損失する場合には、多くの資産が失われます。
FXでレバレッジを利かせた場合には、思った以上に損失が拡大することがあります。
リタイア後は、現役の時のように収入がなく、年金や貯金に頼っているケースがほとんどですので、大きなリスクはとれません。
もちろん、余裕資金があって、リスクをとっても生活にまったく支障がない人は、大きなリターンを期待して、リスクの大きな金融商品に手を出してもいいでしょう。
しかし、それ以外の人は、リスクの大きな資産運用は避けたいところです。
次に、リスクを抑えた運用について、具体的にみていきましょう。
【PR】資料請求_好立地×駅近のマンション投資
【PR】J.P.Returns
おすすめポイント
・東京23区や神奈川(横浜市・川崎市)、関西(大阪、京都、神戸)の都心高稼働エリアが中心
・入居率は99.95%となっており、マンション投資初心者でも安心
・スマホで読めるオリジナルeBookが資料請求でもらえる
ローリスクの具体的な資産運用のやり方は?
■定期預金
低金利の時代、銀行に預けても0.01%といったわずかな金利しか期待できません。
しかし、ネット銀行を使うと、その10倍以上の金利を提供している銀行もあります。
2018年11月1日現在でみると、じぶん銀行などは、1年物の定期預金金利は0.15%となっています(口座開設日の翌々月末まで)。
また、キャンペーンなどにより、さらに金利を上乗せする銀行もあります。
比較サイトなどを使って金利を比較し、自分にとって有利な銀行に預けるのも良いと思います。
■債券
債券は、株式ほどのリターンは期待できませんが、安定性があります。
また、株式と債券の間で、利益と損失を相殺する損益通算が可能なので、税制の恩恵も見込めます。
債券の中でもリスクの低い日本国債(固定5年物:表面利率0.05%、2023年12月償還)、日本国債に比べてリスクが高くリターンの大きな社債。
たとえばソフトバンクグループ(7年物:表面利率2.03%、2024年3月償還)や三井住友ファイナンシャルグループ(ドル建て、10年物:表面利率3.544%、2028年1月償還)などの社債があります。
リスクとリターンを考えて、そういった債券を組み合わせるのも良いと思います。
債券のデメリットとしては、大きなリターンは期待できないこと以外に、すぐに換金できない、購入できる期間が決まっている、などがあります。
運用にあたっては、自己責任の原則で、しっかり検討の上投資を行いましょう。
Text:堀江佳久(ほりえ よしひさ)
ファイナンシャル・プランナー