12月中に年間投資枠を使い切ろう! NISA年末の注意点をおさらい

配信日: 2024.12.23

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12月中に年間投資枠を使い切ろう! NISA年末の注意点をおさらい
2024年も残すところわずかとなりました。皆さんは、2024年分のNISAの年間投資枠を使い切っているでしょうか。投資元本に余裕があり、まだ年間投資枠が残っている場合は、12月中に使い切るのがおすすめです。今回は、NISAで投資をしている人が注意すべき、年末のポイントをご紹介します。
下中英恵

執筆者:下中英恵(したなかはなえ)

1級ファイナンシャル・プランニング技能士(資産設計提案業務)、第一種証券外務員、内部管理責任者

“東京都出身。2008年慶應義塾大学商学部卒業後、三菱UFJメリルリンチPB証券株式会社に入社。

富裕層向け資産運用業務に従事した後、米国ボストンにおいて、ファイナンシャルプランナーとして活動。現在は日本東京において、資産運用・保険・税制等、多様なテーマについて、金融記事の執筆活動を行っています
http://fp.shitanaka.com/”

NISAの年間投資枠は来年に繰り越せない

2024年にNISA制度が新しくなり、今年からNISAで資産運用を始めたという方もいるかもしれません。
 
NISAには、「つみたて投資枠」と「成長投資枠」の2つの種類があり、この2つは併用可能です。また、NISA口座全体で生涯を通じて投資できる「非課税保有限度額」と、1年間で投資できる「年間投資枠」には上限があります。
 

<非課税保有限度額>

1800万円まで(うち成長投資枠は1200万円まで)

 

<年間投資枠>

つみたて投資枠:120万円まで
成長投資枠  :240万円まで

 
非課税保有限度額については利用期限が恒久化されており、急いで上限の1800万円まで投資する必要はありません。
 
一方、年間投資枠については利用期限があり、翌年に繰り越せません。NISAでは1年間の区切りを1月から12月までとしているため、2024年の年間投資枠を使い切りたい場合は、12月中に投資を行わなければなりません。
 
現在投資元本があり、かつNISAの年間投資枠が余っているという方は、2024年中の投資を検討してみましょう。資産運用では、投資期間が長ければ長いほど「複利の効果」が働き、お金が雪だるま式に増えていく可能性が高まります。少しでも早く手元のお金を投資したほうが、長期運用によってお金を増やすことができるようになるかもしれません。
 

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年末の受渡日に注意

2024年中にNISAで投資を行う際は、約定日や受渡日など取引スケジュールに注意しましょう。
 
つみたて投資枠の場合、12月の積 立投資分はすでに申し込みを締め切っているケースが多いようです。そのため、今から毎月の投資額を増やそうとしても、大抵は2025年分からとなります。
 
一方、成長投資枠の場合は、12月後半まで追加で投資をすることが可能です。成長投資枠を使って投資を行う場合、一般的に、受渡日を「証券会社の2024年の最終営業日まで」とする必要があります。取引の約定日(注文が成立した日)が2024年内であっても、受渡日が2025年となってしまった場合、2024年の非課税枠の利用にはなりません。
 
例えば、楽天証券の場合、2024年の成長投資枠における国内株式の取引期日は12月26日(木)の15:30までとなっています。外国株式の場合は、国によって取引期日の日付や時間が異なります。また、投資信託の場合は、商品によって申し込み受付日から受渡日までが異なるため、取引期日は商品ごとに違います。
 
その他の証券会社も、商品の種類によって2024年分の最終取引日を決めているケースが多いようです。自分が利用している証券会社のホームページ等で、いつまでの買い付けなら2024年の投資枠を使うことができるのか、取引スケジュールをしっかり確認しておきましょう。
 

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まとめ

今年からNISAで資産運用を始めたという方のなかには、年間投資枠や、年末の取引スケジュールについて把握していない方もいらっしゃるかもしれません。手元のお金に余裕がある場合は、ぜひ2024年の年間投資枠を有効活用してみましょう。今回ご紹介した内容を参考に、無理のない範囲で、追加で投資ができないか検討してみてはいかがでしょうか。
 

出典

金融庁 NISA特設ウェブサイト NISAを知る
楽天証券株式会社 2024年のNISAお取引スケジュールのご案内
 
執筆者:下中英恵
1級ファイナンシャル・プランニング技能士(資産設計提案業務)、第一種証券外務員、内部管理責任者

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