“くら寿司”の株主優待は「金券ショップ買う」vs「自分で株を買う」どっちがお得? 必要資金もあわせて“シチュエーション別”に比較!

配信日: 2025.07.23
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“くら寿司”の株主優待は「金券ショップ買う」vs「自分で株を買う」どっちがお得? 必要資金もあわせて“シチュエーション別”に比較!
物価高が続くなか、「少しでもお得に外食したい」と考える人は少なくありません。家族連れや若年層に人気の回転寿司チェーン「くら寿司」では、株主に対してお食事券(株主優待割引券)を贈呈しており、活用次第では外食費の節約に一役買う存在です。
 
このくら寿司の株主優待割引券ですが、実は金券ショップなどでも流通しており、自分で株を買って株主にならずとも手に入れることが可能です。それでは、金券ショップで株主優待割引券を購入するのと、自分で株を保有して株主優待を受けるのとでは、どちらがお得なのでしょうか?
 
本記事で解説します。
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くら寿司の株主優待は「年1回・4月末」の株主が対象

くら寿司では、毎年4月30日時点で100株以上保有している株主を対象に、株主優待割引券、いわゆるお食事券を進呈しています(※2025年6月時点)。
 
所有株式数ともらえる食事優待券の金額は以下の通りです。

・100~199株:2500円分
 
・200~399株:5000円分
 
・400~999株:1万円分
 
・1000株以上:2万円分

株を買うのに必要な資金は?

くら寿司の株価は、ここ数ヶ月は1株あたり3300円程度です。そのため、株主優待を得るために必要な最低保有株数の100株を取得するには、約33万円の投資が必要となります。
 
また、くら寿司は配当も実施しており、2020~2023年は年間1株あたり20円、2024年は地元である大阪・関西万博での出店を記念して40円の配当が支払われています(=100株保有で2000円or4000円の配当)。
 
株主になった場合、株価の変動リスクはあるものの、株主優待と配当のリターンを受けられるのが魅力だといえるでしょう。
 

金券ショップでは500円券が400円前後で購入可能

一方、金券ショップを利用すれば、株を持っていなくてもくら寿司の株主優待割引券を手に入れることができます。金額はまちまちですが、500円分の優待割引券が400円前後で販売されていることもあります。
 
仮に400円で購入できれば、100円分(20%)の割引効果があることになります。食事の頻度が少ない人にとっては、初期投資なしでお得に利用できる手段といえるでしょう。
 

金券ショップと株主になるのはどちらがお得? シチュエーション別に比較!

金券ショップでの優待割引券の購入と、実際に株主になったうえでの優待割引券の取得は、どちらのほうがお得なのでしょうか。結論としては、各自のくら寿司の利用頻度や投資に対しての考え方次第といえます。
 
例えば、くら寿司をたまに利用するだけであれば、必要なときに必要な分だけ金券ショップで購入するほうが合理的です。使い切れないリスクもなく、割安で購入できる点が魅力です。なお、株主優待割引券には有効期限がある点に注意しましょう。
 
一方、投資も兼ねて継続的にくら寿司を利用するという人は、株主になることで優待を受けつつ、配当も得られるので株の保有もおすすめです。なお、投資にリスクはつきものですので、優待割引券で得した以上に株価が下がると、結果的に損をしてしまう可能性がある点は認識しておきましょう。
 

まとめ

金券ショップで株主優待割引券を買うのと、株主になって株主優待を受けるのには、どちらにも一長一短があります。手軽に格安で使いたい人にとっては、元手が少なくリスクもない金券ショップでの購入がよいでしょうし、投資にも興味があり、長期的にくら寿司を利用したい、応援したいという考えの人にとっては株式を保有することがおすすめです。
 
自分の生活スタイルや外食頻度、投資や資産運用への関心度に合わせて、最適な方法を選びましょう。
 

出典

くら寿司株式会社 株式情報
 
執筆者 : FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー

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