MOVIXは「株主だと毎月映画が無料」になる? 夫婦が毎月「実質タダ」で映画を観るために、必要な“投資額”とは

配信日: 2025.08.23 更新日: 2025.08.25
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MOVIXは「株主だと毎月映画が無料」になる? 夫婦が毎月「実質タダ」で映画を観るために、必要な“投資額”とは
映画館で映画を観る。いまや、それだけで1人あたり2000円。ポップコーンとドリンクを購入すれば、夫婦で合わせて5000円以上かかることも。「映画は観たいけれど、コストが高い」と感じている家庭も多いのではないでしょうか。
 
そんな中、映画館・MOVIXの「映画を毎月タダで観られる」という方法があれば、ぜひ試してみたいと思う人も多いはずです。実は、株主優待を上手に活用すれば夢ではありません。
 
今回は、映画館チェーンの株主優待制度に注目し、その中でもMOVIXの映画代を実質タダにする方法を分かりやすく解説していきます。
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そもそも「株主優待」とは?

株主優待とは、企業が一定数以上の株式を保有する株主に対して、自社商品やサービスなどを提供する制度です。日本企業の上場企業のうち1500社以上が導入しており、優待の内容は食品、レストラン、交通、エンタメなど、ジャンルは多岐にわたります。
 
中でも生活に直結する内容の優待は人気があり、優待目的で株を保有する人も少なくありません。
 
優待を受けるには、企業が指定する「権利確定日」に株式を保有していることが条件です。保有期間の長さによって優待内容が変わる企業もあり、制度の詳細は、事前に確認しておくことが大切です。
 

映画館でも使える! おトクな優待各社

映画館を運営している企業も、株主向けに魅力的な優待を提供しています。
 
代表的なのが、TOHOシネマズを運営する東宝株式会社、MOVIXなどを展開する松竹株式会社などです。
 

MOVIXなら、実質「月1回無料」で観られる可能性も

例えば、TOHOシネマズで使える東宝株式会社の株主優待については、100株以上を保有している株主に対して、年2回「映画株主ご招待券(優待カード)」が送られてきます。
 
一例として100株以上499株以下を保有していると年2枚がもらえ、1枚につき映画1本が無料で観られます。これにより、年2本分の映画代が無料になりますが、約90万円分の株を初期投資として購入する必要があります(2025年7月時点の株価より算出)。
 
一方、MOVIXを運営している松竹株式会社は100株以上保有で半年に80ポイント、年間で160ポイントの映画優待が付与され、10ポイントで映画を1回鑑賞できます。100株を購入するには約120万円が必要です(2025年7月時点の株価より算出)。
 
TOHOシネマズと同じ100株を購入すると、松竹株式会社の場合は、本人は1年間・毎月1本映画を観るとして年12ヶ月分(12回分)、配偶者も4ヶ月分(年4回分)、合わせて16回分は無料で映画を楽しむことができるのです。
 

映画好きなら優待目線で生活を変えよう

「MOVIXの映画、株主なら毎月タダって本当?」と思った人もいるかもしれませんが、条件を満たせばそれは本当です。もちろん株価の変動リスクや元本割れの可能性もあります。また、映画代は月に1本観たとして、1本が1人あたり2000円とすると年間2人で約5万円程度です。
 
結局、投資額(約120万円)を優待のみで回収するにはかなりの年数を要します。それでも、中長期的に夫婦で映画を楽しむ時間を大切にしたい人にとっては、株主優待は有効な選択肢といえるでしょう。
 
映画好きなら「いつ観るか」だけでなく、「どう観るか」を見直してみると、家計にも心にもゆとりが生まれるかもしれません。
 
※ 2025/8/25 記事を一部、修正いたしました。
 

出典

松竹株式会社 株主優待
東宝株式会社 株主優待制度
 
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー

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