【史上初】金価格が「1万9000円」を突破! 年内に「2万円」まで上がる? 1年前に“100グラム”買っていたら、どれだけ資産が増えたかシミュレーション

配信日: 2025.09.09
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【史上初】金価格が「1万9000円」を突破! 年内に「2万円」まで上がる? 1年前に“100グラム”買っていたら、どれだけ資産が増えたかシミュレーション
最近「金の値段がどんどん上がっている」というニュースを耳にした人も多いでしょう。2025年9月には金は1グラムあたり1万8000円を超え、わずか9日で1万9000円代になりました。
 
1年前と比べて大きな値上げに、このままいけば「年内に2万円まで上がるのでは」という声も出てきています。では、もし1年前に金を100グラム買っていたらどれくらい得をしていたのか、と考えてしまう人もいるのではないでしょうか。
 
本記事では、今話題の金が高騰した背景と、今後の金価格の推移について解説していきます。
渡辺あい

ファイナンシャルプランナー2級

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金価格はなぜこんなに上がっているの?

田中貴金属のデータによると、2024年9月2日時点の金価格は1グラムあたり1万3013円でした。それが1年後の2025年9月9日には1万9000円を超え、わずか1年で約6000円上昇したことになります。
 
もともと資産価値が高いと言われる金ですが、ここまで値上がりしたのは、世界経済の不安定さが要因のひとつと言われます。昨今では、世界的な流行となった新型コロナウイルスや、ロシアとウクライナとの戦争の長期化によって経済的に不安定な状態です。
 
株式や紙幣は世界中で流通していますが、これらは発行する企業や国への社会的信用があって初めて価値を持つものです。それに対して、存在そのものに価値のある金は、社会的信用に不安のある時でも「安全資産」として選ばれやすくなっているのでしょう。
 

このままいけば年末に2万円を超えるのか

2025年9月9日時点での金の価格は1グラムあたり1万9027円です。ここから年末までに2万円に到達するには、あと3ヶ月で1000円ほど値上がりする必要があり、上昇率は約5%となります。単純に数字だけ見ると簡単ではないように思えますが、今年に入ってからの金価格はどんどん値上がりをしています。
 
特に2025年9月に入ってからは、9月1日時点で1万8001円だった価格が9日時点で1万9027円と、1026円も値上がりしました。
 
金は毎日の値動きが大きく、為替や国際情勢によって左右されるため、必ずしもこの値上がり率がキープされるとは言い切れません。しかし、このペースで値上がりをすれば、年内に2万円を超えることも十分に考えられるかもしれないのです。
 

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もし1年前に100グラム買っていたら

このような値上がりを見ると「あのとき買っておけば」と考えてしまうこともあるでしょう。
 
もし、2024年9月2日に金を100グラム購入したとすると、当時の1グラムあたりの価格1万3013円×100グラムで約130万1300円です。その金が2025年9月9日には1万9027円に値上がりしているので、現在は約190万2700円になります。つまり1年間でおよそ60万1400円の利益になり、約46%の資産増になったことになります。
 
さらに、もしこの先年末までに金の価格が2万円まで上がったと仮定すると、100グラムの評価額は200万円になります。購入時の130万1300円から比べると69万8700円の利益となり、利回りはおよそ54%にもなるのです。
 
もちろんこれはあくまで単純計算であり、実際の取引には手数料などがかかりますが、今のペースのまま金の価格が上がり続ければ、資産運用としてはかなり効果的と言えるでしょう。
 

金投資は慎重に

金価格は2024年9月から2025年9月の1年間で大きく値上がりし、もし1年前の時点で100グラムを購入していれば約60万円の利益になっていた計算になります。今後の動き次第では、さらに金価格が上がり、資産を増やすことも夢ではないかもしれません。
 
金は「安全資産」として人気があります。一方で、価格変動のリスクも大きいため、投資を検討する際は、他の投資と比較してメリットやリスクなど総合的に判断することが大切でしょう。
 

出典

田中貴金属工業 金価格推移
 
執筆者 : 渡辺あい
ファイナンシャルプランナー2級

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