「投資」をする際は「余剰資金」でといいますが、そもそもそんなにお金がありません。「1000円程度」の少額から投資することはできないのでしょうか?

配信日: 2025.09.11
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「投資」をする際は「余剰資金」でといいますが、そもそもそんなにお金がありません。「1000円程度」の少額から投資することはできないのでしょうか?
投資は「余剰資金で行うもの」とされますが、実際には手元にまとまった資金がない人も少なくありません。とはいえ、現在では1000円程度から投資を始める方法があります。
 
制度面では、新NISAが少額からの長期・積立・分散投資を後押ししており、実務面でも投資信託の少額積立や1株単位での取引、ポイントを活用した買付など、投資の入り口は広がっています。
 
そこで本記事では、投資はなぜ余剰資金で始めるべきなのか、1000円程度から始められる少額投資のメリットと注意点などを詳しく解説します。ぜひ参考にしてください。
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投資は余剰資金で始めるべき理由とその意味とは?

一般的に、投資は生活に必要なお金を差し引いた余剰資金で行うものだといわれています。余剰資金とは、生活費や急な出費に困らない範囲で使っても生活に支障が出ないお金のことです。なぜこの点が重要かというと、投資には元本割れのリスクがあるため、生活費を投資に回してしまうと生活に支障をきたす場合があるからです。
 
しかし、実際にはまとまった余剰資金がない場合も多くあるでしょう。そうした場合でも少額から投資を始める方法は存在します。大切なのは、無理なく続けられる金額で投資を始めることで、結果的に経験と資産形成を積み重ねることができる点です。少額であれば精神的な負担も小さく、リスク管理もしやすいでしょう。
 

1000円から始められる少額投資の方法と具体例

近年では、1000円程度の少額から投資を始められる仕組みが増えています。具体的な方法として代表的なのは以下の通りです。
 

・投資信託の積立投資

投資信託は、複数の投資家から集めた資金を専門の運用会社が運用する金融商品です。1口100円から購入可能な場合もあり、1000円程度の積立から始められます。積立投資では毎月一定額を投資することで価格変動のリスクを抑え、長期的な資産形成に適しています。
 

・単元未満株(ミニ株)

通常、株式は100株単位での取引が多いですが、単元未満株なら1株単位で購入でき、少額投資が可能です。3000円程度から始められ、株主として配当も受け取れます。
 

・ポイント投資

証券会社によっては、普段の買い物でためたポイントを使って投資信託などを購入できるサービスもあります。100ポイントから投資できる場合もあり、現金を使わずに投資経験を積めます。
 
これらの方法は初心者がリスクを抑えながら、投資の基礎を学びやすい手段として広まっています。まずは無理のない範囲で始めてみるのがよいでしょう。
 

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少額投資のメリットと注意点を知ろう

少額投資の最大のメリットは、まとまった資金がなくても投資を体験できる点です。投資の知識や市場の動きに慣れることができ、徐々に投資スキルが向上する可能性があります。また複数の金融商品に分散投資しやすく、リスクを分散することもできるでしょう。
 
一方で注意点もあります。少額ゆえに売買手数料や運用管理費用(信託報酬など)が相対的に負担となり、利益を圧迫する場合があります。投資商品を選ぶ際は手数料の低さや、信頼できる運用実績を持つ商品を選ぶことが大切です。
 
また、投資は元本保証ではありません。どんなに少額でもリスクがあるため、生活費を削ってまで投資に回すことは避けるべきだという点は意識しておきましょう。
 

少額から無理なく投資を続けるポイント

投資は原則として余剰資金で始めることが望ましいものの、近年は1000円程度から始められる選択肢が増えています。少額投資は、初心者が投資の仕組みを理解し、経験を積むうえで有効な手段です。
 
まずは生活資金に影響を与えない範囲で無理なく始めることが大切です。投資信託や単元未満株、ポイント投資などの方法を活用し、少額から資産形成をスタートさせましょう。こうして知識と経験を重ねていけば、将来的に資産運用の選択肢を広げることができます。
 
執筆者 : FINANCIAL FIELD編集部
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