【投資信託VS株式投資】初心者が始めるならどっち? メリット・デメリットについても解説

配信日: 2025.09.12
この記事は約 3 分で読めます。
【投資信託VS株式投資】初心者が始めるならどっち? メリット・デメリットについても解説
昨今、投資を始めようと考える人が増えています。しかし、最初の壁となるのが「投資信託と株式投資のどちらを選ぶべきか」という点です。両者には運用方法やリスク、必要な知識に大きな違いがあります。
 
そこで本記事では、投資信託と株式投資の違いや、メリット・デメリットなどについて紹介します。ぜひ参考にしてください。
FINANCIAL FIELD編集部

ファイナンシャルプランナー

FinancialField編集部は、金融、経済に関する記事を、日々の暮らしにどのような影響を与えるかという視点で、お金の知識がない方でも理解できるようわかりやすく発信しています。

編集部のメンバーは、ファイナンシャルプランナーの資格取得者を中心に「お金や暮らし」に関する書籍・雑誌の編集経験者で構成され、企画立案から記事掲載まですべての工程に関わることで、読者目線のコンテンツを追求しています。

FinancialFieldの特徴は、ファイナンシャルプランナー、弁護士、税理士、宅地建物取引士、相続診断士、住宅ローンアドバイザー、DCプランナー、公認会計士、社会保険労務士、行政書士、投資アナリスト、キャリアコンサルタントなど150名以上の有資格者を執筆者・監修者として迎え、むずかしく感じられる年金や税金、相続、保険、ローンなどの話をわかりやすく発信している点です。

このように編集経験豊富なメンバーと金融や経済に精通した執筆者・監修者による執筆体制を築くことで、内容のわかりやすさはもちろんのこと、読み応えのあるコンテンツと確かな情報発信を実現しています。

私たちは、快適でより良い生活のアイデアを提供するお金のコンシェルジュを目指します。

【PR】NTTデータグループ運営!HOME4U

【PR】NTTデータグループ運営!HOME4U

投資信託と株式投資の違いと制度上の位置づけ

投資信託は、投資家から集めたお金をプロがまとめて運用する金融商品です。株や債券、不動産投資信託(REIT)など複数の資産に分散でき、初心者でもリスクを抑えながら投資を始められます。
 
一方、株式投資は企業の株を直接購入し、その企業の成長や利益に応じて株価の値上がり益や配当を得る方法です。投資家自身が銘柄を選び、売買のタイミングも判断する必要があります。
 
2024年からの新NISA制度では、「つみたて投資枠」は長期の積み立てを前提とした投資信託を主な対象とし、「成長投資枠」では株式投資も可能になっています。つまり、制度そのものが「投資信託で基盤を作る」「株式投資で積極的に運用する」という役割分担を想定した形となっています。
 

投資信託は積み立て・分散に強いが、コストや自由度に注意

投資信託の魅力は、少額から始められる点と、自動的に分散投資ができる点です。つみたてNISA対象の投資信託は100円からでも積み立てが可能で、長期的な資産形成に適しています。インデックス型の投資信託であれば市場全体の動きに連動するため、初心者でも安定したリターンを期待しやすいでしょう。
 
ただし、信託報酬と呼ばれる運用コストがかかる点には注意が必要で、インデックス型で0.1~0.5%程度、アクティブ型では1%を超える場合もあります。さらに、株式のようにリアルタイムで売却できず、解約時に数日のタイムラグが発生する商品も多いです。自由度は低いものの、手間をかけずに資産を積み上げたい人に向いているといえるでしょう。
 

【PR】NTTデータグループ運営!HOME4U

【PR】NTTデータグループ運営!HOME4U

株式投資は自由度とリターンの高さが魅力だが、情報力が必要

株式投資の最大の魅力は、自分の判断で企業に直接投資できることだといえるでしょう。配当金や株主優待を受けられる点も人気の理由の一つです。特に、日本株は優待制度が充実しており、投資そのものを楽しめる側面もあります。
 
また、成長企業に投資できれば大きな値上がり益を得られる可能性もあります。2024年から2025年にかけて日経平均株価は3万8000円台を超える水準で推移しましたが、その一方で個別銘柄の株価は業績や為替の影響を受け、大きく値を下げるものもありました。株式投資はハイリターンの可能性がある一方で、損失の幅も大きくなりやすいのです。
 
このため、企業の決算情報や経済指標を調べる時間が必要になります。分散投資を自分で行わなければならず、初心者が一度に多くの銘柄を管理するのは負担に感じることもあるでしょう。少額から始めて経験を積み、徐々に投資額を増やすのが現実的です。
 

まとめ

初心者が安心して資産形成を始めたいなら、まずは投資信託を選ぶのがよいでしょう。少額・分散・長期投資を自然に実現でき、新NISAのつみたて投資枠を活用すれば非課税のメリットも受けられます。
 
一方で、株式投資は自分の判断で積極的に運用したい人や、企業の成長に直接関わりたい人に向いています。学びながら少額から始めれば、リスクを抑えつつ経験を積むことができるでしょう。
 
結論としては、「まず投資信託で資産形成の基盤を作り、余裕が出てきたら株式投資にも挑戦する」という組み合わせが現実的です。初心者であれば、自分の目的やライフスタイルに合わせて両者を上手に活用するとよいでしょう。
 
執筆者 : FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー

  • line
  • hatebu
【PR】 SP_LAND_02
FF_お金にまつわる悩み・疑問