ママ友が「株主優待でティッシュをもらえる」と自慢! 日本製紙で必要な“投資額”はいくら? 優待内容と本当にお得かを解説

配信日: 2025.09.13
この記事は約 4 分で読めます。
ママ友が「株主優待でティッシュをもらえる」と自慢! 日本製紙で必要な“投資額”はいくら? 優待内容と本当にお得かを解説
ママ友から「ティッシュは株主優待で届くから助かっている」と聞くと、「お得でいいな」「わが家もまねできないか?」などと考える人もいるのではないでしょうか。
 
とはいえ、株主優待にそこまでなじみがなく、「株主優待を受け取るためにはいくらくらいお金がかかるの?」と疑問に思う人も多いでしょう。
 
本記事では、株主優待とは何か、ティッシュがもらえる日本製紙の株主優待の条件と必要な投資金額、さらに家計の助けになる日用品がもらえる株式銘柄をまとめて紹介します。
FINANCIAL FIELD編集部

ファイナンシャルプランナー

FinancialField編集部は、金融、経済に関する記事を、日々の暮らしにどのような影響を与えるかという視点で、お金の知識がない方でも理解できるようわかりやすく発信しています。

編集部のメンバーは、ファイナンシャルプランナーの資格取得者を中心に「お金や暮らし」に関する書籍・雑誌の編集経験者で構成され、企画立案から記事掲載まですべての工程に関わることで、読者目線のコンテンツを追求しています。

FinancialFieldの特徴は、ファイナンシャルプランナー、弁護士、税理士、宅地建物取引士、相続診断士、住宅ローンアドバイザー、DCプランナー、公認会計士、社会保険労務士、行政書士、投資アナリスト、キャリアコンサルタントなど150名以上の有資格者を執筆者・監修者として迎え、むずかしく感じられる年金や税金、相続、保険、ローンなどの話をわかりやすく発信している点です。

このように編集経験豊富なメンバーと金融や経済に精通した執筆者・監修者による執筆体制を築くことで、内容のわかりやすさはもちろんのこと、読み応えのあるコンテンツと確かな情報発信を実現しています。

私たちは、快適でより良い生活のアイデアを提供するお金のコンシェルジュを目指します。

株主優待って何?

株主優待とは、企業が株式を保有してくれることに対する株主への感謝として、その企業やグループ会社の製品・サービス、ギフト券などを提供する制度です。
 
一般的には、権利確定日に株を保有するだけで株主優待を受ける権利が発生し、株式銘柄の中には暮らしに役立つ株主優待をそろえているものも多くあります。そういった株主優待は家計の強い味方となり、また身近な人におすそ分けすることなどもでき、人気があります。
 

日本製紙の株主優待

日本製紙株式会社では、100株以上の株式を保有する株主に対して、株主優待として、家庭用品の詰め合わせセットを一律1セット贈っています(100株以上なら、どれだけ多く株を保有していても同様)。
 
ちなみに、2025年は3月31日時点での株主を対象に、株主優待の品物は同年7月上旬~中旬に発送されました。
 
セットの中身は、日本製紙の「スコッティ フラワーパック(トイレットペーパー)」「スコッティ カシミヤ(高級ティッシュ)」「キッチンタオル」「ウェットティッシュ」など、実用的なラインナップとなっています。
 

日本製紙の株主優待を受けるのに必要な投資金額は?

日本製紙の直近の株価はおよそ1170円前後です(2025年8月20日時点)。
 
そのため、100株を取得するためには、約11万7000円の投資が必要です。ただし、株価は日々変動していますので、タイミング次第ではこの金額から上下する可能性があります。
 

そのほか、日用品がもらえる株式銘柄例

株主優待として、日用品や家庭用品を取りそろえている株式銘柄は、日本製紙以外にもたくさんあります。いくつか紹介します。
 

1. ライオン株式会社(LION)

ライオンは、2025年3月発送分(2024年12月31日時点で100株以上保有の株主対象)では、新製品を中心とした歯磨き粉2本、ハブラシ2本、マウスウォッシュ、衣料用洗剤の詰め合わせセットを送付しています。
 

2. アスクル株式会社(ASKUL)

アスクルは、ECサイト「LOHACO」で使えるクーポン券を提供しています。100株以上保有する株主には、2000円分(500円×4枚)のLOHACO割引クーポンが年2回(5月20日・11月20日基準日)進呈されます。
 
LOHACOでは日用品や食品など幅広い商品が扱われているため、日常生活で使いやすい株主優待といえます。
 

3. 株式会社ヤマダホールディングス

ヤマダホールディングスでは、100株以上保有している株主に、保有株数に応じた「お買物優待券」を届けています。国内のヤマダ電機の各店舗で使用できるので、家電製品の買い換え時や電池など消耗品の購入時にも役立つでしょう。
 

投資の注意点も忘れずに

株主優待は魅力的な制度ですが、投資である以上、株価の変動リスクは避けられません。仮に優待品の内容や金額分で得をしたとしても、それ以上に株価が下落してしまえば、トータルでは損をする可能性があります。
 
また、優待内容は企業の経営方針や業績によって変更される場合があります。これまで届いていた商品が突然なくなったり、金額や品数が減ったりすることも珍しくありません。
 
株主優待を目的に株を保有する場合でも、こうしたリスクを理解した上で、長期的な視点での保有や複数銘柄への分散を意識することが大切です。
 

まとめ

日本製紙の株主優待は、直近の株価ベースでは約11万7000円の投資で、ティッシュやトイレットペーパーなどの家庭用品セットがもらえる内容となっています。
 
ライオンやアスクルなど、ほかにも日用品が届く銘柄は多くあり、これらの株式を保有することで、家計にうれしい株主優待の品物をもらえるという魅力があります。ただし、株価変動や株主優待の内容変更といったリスクもあります。
 
株主優待目当てで投資をする際には、そういったリスクを認識したうえで、長期的な視点と分散投資を心がけましょう。
 

出典

日本製紙株式会社 株主優待制度について
ライオン株式会社LION 株主優待
アスクル株式会社ASKUL 株主優待制度
株式会社ヤマダホールディングス 株主・投資家情報
 
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー

  • line
  • hatebu
【PR】 SP_LAND_02
FF_お金にまつわる悩み・疑問