【銘柄ランキング】“50代に人気”の日本株は? 3位「ソフトバンク」2位「楽天グループ」1位はどこ? 投資デビューは「50代から」でも遅くない? 注意点も確認
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日本株デビュー銘柄ランキング、50代の結果は?
まず、初めて日本株を購入した人は最初にどの銘柄を購入しているのかを見てみましょう。図表1は、楽天証券株式会社が発表している現物取引で初めて取引した銘柄の年代別ランキングのうち、50代以上の回答者のベスト3です。
図表1
| 順位 | 銘柄 | 最低購入金額 |
|---|---|---|
| 1位 | NTT | 1万5580円 |
| 2位 | 楽天グループ | 9万5450円 |
| 3位 | ソフトバンク | 2万2320円 |
楽天証券株式会社 年代別日本株デビュー銘柄ランキング 現物取引 信用取引を基に筆者作成
1位はNTTで、この結果を見ると、比較的安価で購入可能な1000円以下の株価の銘柄かつ、認知度の高い企業の銘柄が上位を占めている印象です。
「投資デビュー」の年齢は? 50歳からでも遅くない?
株式会社SBIネオモバイル証券とカルチュア・コンビニエンス・クラブ株式会社が、20~69歳の男女に実施した「投資に関するアンケート調査」によると、投資に興味が「ある」または「どちらかというとある」と答えた人は50.8%で、半数以上が投資に少なからず興味があるとなっています。
興味のある投資方法(複数選択)では、1位「株式投資」33.2%、2位「NISA」23.1%、3位「投資信託」18.8%、4位「iDeCo」14.2%、5位「外貨預金」13.8%という結果でした。
また、「現在も投資をしている」と回答した人は25.5%で、「過去に投資をしていたが、現在はしていない」と回答した人は7.1%でした。投資を始めた年齢を自由回答で聞いたところ、「50歳」は6.2%となっており、総数は少ないものの50歳から投資を始める人も一定数おり、「遅すぎる」ということはないようです。
投資デビュー、これだけは抑えておきたい3つの注意点
「これから投資を始めよう」という段階になった際の、3つの注意点を紹介します。
(1)余剰資金を使って少額から始める
生活に必要な資金にまで手を付けるのではなく、余剰資金を使って少額から投資をしましょう。運用を進めるなかで仮に損失を抱えたとしても、少額であれば精神的な負担を軽減できるかもしれません。
(2)分散投資でリスクを軽減する
投資に慣れてくると、投資金額が徐々に増えていくことが予想されますが、株式なら1つの銘柄だけにかたよる投資をしないようにしましょう。
なぜなら、その銘柄が業績不振やスキャンダルなどで大暴落する可能性を否定できないからです。仮に200万円を投資に使う場合、100万円ずつを2つの銘柄に分散投資し、業種(セクター)の違う銘柄にすることでリスクを減らせるでしょう。
(3)自ら勉強して正しい情報を見極める
ネット上には真偽の怪しい情報があふれていますが、投資の世界も例外ではありません。「必ずもうかる!」などの根拠のない情報に惑わされないようにしましょう。リスク分散を心がけながら少額からコツコツ購入して運用を進めながら、世の中の情報に触れることで、次第に怪しい情報に惑わされなくなるでしょう。
まとめ
20歳代から投資を始めても最終的に損失を抱えて止めてしまう人もいます。50歳からの投資デビューでも、利益を出すことができれば結果的に遅くなかった、といえるでしょう。年齢よりも、運用するにあたって大切な「余剰資金で少額から」を心がけましょう。
出典
楽天証券株式会社 年代別日本株デビュー銘柄ランキング 現物取引 信用取引
SBIホールディングス株式会社 投資に関するアンケート調査
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー
