20年前「ニトリ株」を“100万円”買っていたら、現在「700万円」になっていた!? 今の株価は「2800円」ほど…2025年は“配当込み”でいくら受け取れたかもシミュレーション
家具・インテリア用品で知られるニトリホールディングスは、全国に店舗を展開し、私たちの生活に密接に関わっている企業の1つです。
本記事では、20年前にニトリの株を100万円分購入していた場合、2025年時点で資産はいくらになっていたのかを試算します。
2級ファイナンシャルプランニング技能士/日商簿記3級/第一種衛生管理者/証券外務員/英検2級など
目次
ニトリはどのような企業?
ニトリは、家具や生活雑貨を中心に展開する小売企業です。商品の企画から製造、物流、販売までを自社で管理するビジネスモデルを採用しており、価格と品質のバランスを強みとしています。
長期的には店舗数を拡大しながら事業規模を広げており、国内外での出店やPB(プライベートブランド)商品の拡充などを通じて成長してきた企業といえます。
2005年当時のニトリの株価
まず、20年前の株価水準を確認していきましょう。
2005年ごろのニトリ株は、時期によって変動はあるものの、1株あたり8000円前後で取引されていました。
2025年12月現在の株価が2800円前後ですので、一見すると「株価は下がっているのでは?」と感じるかもしれません。しかし、この20年間でニトリは複数回の株式分割を実施しています。
株式分割を考慮すると、株数はどう変わる?
ニトリは2005年以降、次のように株式分割を行ってきました。
・1株→2株
・さらに1株→2株
・さらに1株→5株
結果として、2005年の1株は2025年の20株(2×2×5)になっています。つまり、2005年当時に保有していた株数は、2025年時点では20倍に増えているということです。
20年前に100万円分購入していた場合の株数
2005年に株価8000円で100万円分購入した場合、購入できる株数は次の通りです。
・100万円÷8000円=125株
この125株が、20分割によって、現時点では
・125株×20=2500株
になります。
2025年時点の株価で評価するといくら?
2025年時点の株価を1株2800円とすると、評価額は
・2500株×2800円=700万円
となります。
株価そのものは下がって見えても、株式分割によって株数が増えているため、資産価値としては当初の100万円から大きく増えているといえるでしょう。
ニトリの配当金はいくら受け取れる?
ニトリは配当による株主還元も行っています。会社発表によると、直近の第53期期末配当と第54期中間配当はそれぞれ1株あたり76円と77円です。
仮に20年前に100万円分の125株を購入していれば、現在は2500株です。そのため、直近で受け取れる年間の配当金は次の通りです。
(76円+77円)×2500株=38万2500円(税引き前)
長期投資のメリットと注意点
ここまでの試算から分かるのは、長期投資では「株価」はもちろん、株式分割や配当といった要素が資産形成に大きく影響するという点です。
ただし、全ての企業が同じように成長するわけではありません。業績悪化や市場環境の変化によって、株価や配当が下がる可能性もあります。余裕資金での運用や、分散投資を意識することが重要です。
まとめ
20年前にニトリ株を100万円分購入していた場合、株式分割を考慮すると株数は20倍に増え、2025年時点では株式評価額は約700万円になっていた計算です。
これに加えて、配当金も継続的に受け取れていた点は見逃せません。
長期的な視点で企業の成長を捉えることが、将来の資産形成を考えるうえで1つのヒントになるといえるでしょう。
出典
株式会社ニトリホールディングス 配当金情報
執筆者 : 三浦大幸
2級ファイナンシャルプランニング技能士/日商簿記3級/第一種衛生管理者/証券外務員/英検2級など
