定期預金に「300万円」預ける50代の父。金利が低いので「投資のほうが得」に感じますが、“年率5%”で運用するほうが得ですよね? 10年後の結果を比較
そんな中、父親が300万円を定期預金に預けていることが判明したら……「取りあえず預けておけば安心」「減らなければいい」という考えからかもしれませんが、銀行預金の利息はごくわずかです。「せっかくまとまった資金があるのなら、投資信託などで効率的に増やしたほうがいいのに」と、もったいなく感じる人もいるでしょう。
では、もしも300万円をNISAで運用したら、10年間でどれくらいの差が生まれるのでしょうか。金融庁のデータによると、保有期間が20年の場合、利回りは2~8%の範囲に収まることが多いとされています。中でも4~6%がボリュームゾーンです。
今回は、10年間の平均利回りを5%と仮定し、定期預金に預けた場合との違いをシミュレーションしてみます。
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300万円を定期預金に10年間預けて得られる利息は約11万円
2026年1月現在、主要メガバンク3社の定期預金の金利はいずれも10年で0.5%です。この場合、300万円を1年間預けたときの利息は1万5000円(300万円×0.005)となります。ただし、利息には税金(20.315%)がかかるため、実際に受け取れる金額は約1万2000円となります。
翌年は利息を上乗せした301万2000円に対して利息がつきますが、同様に税金が差し引かれます。この結果、10年後の預金残高は約311万円。つまり、10年間で得られる利息は約11万円という計算になります。
ちなみに普通預金の金利はさらに低く、主要メガバンク3社とも年0.2%です。普通預金で300万円を10年間預けた場合、残高は約306万600円にしかなりません。これでは、ほとんど増えた実感が得られないのではないでしょうか。
同じ300万円を年率5%で10年間運用したら約165万円のプラスに
では、同じ300万円を年率5%で運用した場合はどうでしょうか。1年目の利益は15万円(300万円×0.05)です。通常の投資では預金金利と同様に20.315%の税金がかかりますが、NISA口座で投資した場合、得られた利益は非課税となります。
そのため翌年の元本は315万円となり、5%で運用した場合の利益は15万7500円。10年間続けると、最終的な資産は約465万4000円となります。元本300万円に対して1.5倍以上に増える計算です。
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定期預金とNISAでは、10年後の資産に160万円以上の差がつく可能性
300万円を定期預金で預けておくのと、年率5%で運用するのとでは、10年間でこれほどの差が生まれる可能性があります。しかも、NISAなら運用益がまるごと非課税です。投資で得られた利益に本来かかる約20%の税金が引かれないというのは、大きなメリットです。
50代になると、「いまさら投資をしても……」と思う人もいるかもしれませんが、10年という運用期間があれば、将来の備えとして十分な効果が期待できます。実際にNISA口座を開設している年代は、40歳代・50歳代がそれぞれ19.2%と最も多く、30歳代(17.5%)、60歳代(14.7%)を上回っています。
さらに、2026年からは対象商品の拡充や、投資商品の入れ替えがしやすくなるなど、新NISA制度はさらに柔軟で使いやすくなる方向への検討がされています。
もちろん、投資には価格変動のリスクもあります。ですが、無理のない範囲で検討し、制度をうまく活用することで、上手にお金を増やせる選択肢を持てるようになります。「なんとなく預けっぱなし」にしていたお金。これを機に、自分に合った使い方を考えてみるのもいいかもしれません。
出典
株式会社三菱UFJ銀行 円預金金利
株式会社みずほ銀行 円預金金利
株式会社三井住友銀行 円預金金利
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー
