【金価格】2026年も早々に「2万6000円」を突破! 1年で「1万4000円→2万5000円」と“1万円”近く値上がりした2025年…今年の相場はどうなる? 見通しを確認

配信日: 2026.01.20
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【金価格】2026年も早々に「2万6000円」を突破! 1年で「1万4000円→2万5000円」と“1万円”近く値上がりした2025年…今年の相場はどうなる? 見通しを確認
2025年は金価格が歴史的な高騰を見せ、国内の店頭小売価格(税込)は年末に1グラムあたり2万5000円台を記録しました。
 
年初の1万4787円から1万円以上の値上がりとなり、投資家の注目を集めています。本記事では、2025年の金価格の推移と高騰の要因を振り返りながら、2026年の相場について解説します。
金子賢司

CFP

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2025年の金価格はどう推移した?

田中貴金属工業の店頭小売価格(税込)によると、2025年の金価格は年初から上昇トレンドを描きました。1月6日に1グラムあたり1万4787円でスタートした金価格は、3月には1万6000円台に到達。
 
4月から5月にかけては1万7000円前後で推移し、6月から8月にかけても堅調な値動きを続けました。転換点となったのは9月です。
 
9月29日には、国内の店頭小売価格として初めて1グラムあたり2万円を突破。翌10月以降は上昇ペースがさらに加速し、10月17日には2万3254円を記録。その後も高値圏での推移が続きました。
 
そして12月24日には過去最高値となる2万5015円を記録しています。年間の上昇幅は約1万円に達し、上昇率は約69%と大幅な上昇となりました。
 
図表1

月間最高(円) 月間最安(円)
1月 15,303 14,776
2月 15,909 15,302
3月 16,398 15,051
4月 17,160 15,405
5月 17,259 16,533
6月 17,678 16,788
7月 17,875 16,905
8月 17,809 17,413
9月 20,268 18,001
10月 23,370 20,194
11月 23,094 21,501
12月 25,015 23,167

田中貴金属工業 過去の金価格(2025年)より筆者作成
 

金価格が高騰した3つの要因

2025年の金価格高騰には、主に3つの要因が影響しています。
 
1つ目は、トランプ政権の関税政策による市場の不安定化です。
 
1月に発足した第二次トランプ政権は、中国をはじめとする各国に対して関税政策を強化し、貿易摩擦が激化しました。このような先行き不透明感の高まりから、安全資産である金への資金流入が加速しています。
 
2つ目は、世界各国の中央銀行による金購入の継続です。中央銀行は2022年から2024年にかけて3年連続で年間1000トン超の金を買い越しており、2025年1~9月の購入量は634トンと、前年同期(724トン)をやや下回るものの、引き続き高い水準を維持しています。
 
2022年のロシアへの経済制裁でドル資産が凍結されたことを契機に、各国の中央銀行はドルから金へ資金を移す動きを強めています。
 
特に中国は、米中貿易摩擦を背景に米国債の保有を減らす一方で金の購入を進めており、中国の公的準備資産に占める金の割合は、2024年4月に4.9%と過去最高水準に上昇しました。
 
3つ目は、米連邦準備制度理事会(FRB)の金融緩和です。FRBが利下げを継続したことで、金利を生まない金の相対的な魅力が高まりました。また、利下げによるドル安も、ドル建てで取引される金の価格を押し上げる要因となっています。
 

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2026年の金価格はどうなる?

トランプ米大統領は、2026年1月にベネズエラへの軍事攻撃を実施したほか、グリーンランド領有への意欲を繰り返し表明し、コロンビアへの軍事作戦も示唆しています。中東情勢の不安定さも相まって、安全資産としての金への需要が高まる可能性があります。
 
また、FRBの利下げ観測も金価格を支える要因とみられています。連邦公開市場委員会(FOMC)参加者の予想では2026年に1回の利下げが見込まれており、その場合、利子を生まない金の相対的な魅力が高まります。ただし、FOMC参加者のなかでも意見が割れているため、動向を注視する必要があるでしょう。
 
国内の円建て金価格は、為替相場の動向にも左右されます。金は国際市場でドル建てで取引されるため、円安が進むと同じドル建て価格でも円換算での価格は上昇します。円安基調が続く場合、国内金価格がさらに上昇する可能性があります。
 

まとめ

2025年の金価格は、中央銀行による金購入の継続、地政学リスクの高まり、FRBの利下げなどを背景に大きく上昇しました。
 
2026年もトランプ政権の外交政策や中東情勢など地政学リスクが続いており、FRBの金融政策次第ではさらなる上昇も考えられます。国内の円建て金価格は為替相場の影響も受けるため、金の購入や売却を検討する際は、国際情勢や為替動向にも注目しておくとよいでしょう。
 

出典

田中貴金属工業株式会社 過去の金価格(2025年)
 
執筆者 : 金子賢司
CFP

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