児童手当から「月5000円」を“年利4%×18年”で積み立て! 大学進学時に「元本総額108万円」の運用益はいくらになってる? 銀行預金のケースとも比較
例えば、子どもが小さい時期は食費・オムツ・保育料など出費が増えやすいため、「来月こそ貯めよう」と思ってもなかなか続かない人も多いのではないでしょうか。とはいえ、大学進学時にはまとまった教育資金が必要です。
本記事では、まず児童手当の仕組みを確認し、続いて「月5000円」節約してNISAに積み立てた場合を試算します。
2級ファイナンシャルプランニング技能士/日商簿記3級/第一種衛生管理者/証券外務員/英検2級など
児童手当の概要
児童手当は、0歳から18歳に達する日以後の最初の3月31日までの間にある子を養育する人に対して支給されます。月あたりの支給額は次のとおりです。
・3歳未満:1万5000円
・3歳以上~高校生年代:1万円
なお、第3子以降は、0歳から高校生年代年代まで毎月3万円受け取れます。
月5000円をNISAで18年間積み立てたら?
児童手当を全額貯めるのは難しいという家庭でも、月あたり5000円程度であれば、貯蓄しやすいこともあるでしょう。仮にNISAを活用し、毎月5000円を年利4%、18年間積み立てた場合、元本総額の108万円に対し、積み立て後の資産額は約157万円になります。
このように、「毎月5000円」という少額でも、18年間の複利運用により、約49万円も増えることが期待できます。
銀行預金の場合は?
続いて、銀行に元本の108万円を18年間預けた場合を見ていきましょう。
大手銀行の金利は2026年2月時点で0.3%程度ですが、この利率で18年間運用した場合、約114万円になります。利息は約4万円ついていますが、NISAとの差は非常に大きいといえるでしょう。
もちろん、銀行預金には「元本割れリスクがない」という強みがありますが、インフレや教育費の値上がりを考えると、預金だけでは十分な備えにならない可能性があります。
NISAにはリスクがある
NISAは非課税メリットが大きい制度ですが、元本保証ではないというリスクがあります。そのため、短期では価格が大きく上下し、積立期間中に暴落が起こるかもしれません。
とはいえ、投資のリスクを抑えるには、「長期」「積立」「分散」を組み合わせることが有効です。NISAのつみたて投資枠でバランスを取りながら、無理のない範囲で運用していくことが大切です。
児童手当を半額だけでも貯めるコツ
なかなか児童手当を貯められないという家庭の場合、次の点を意識してみましょう。
1. 児童手当専用の口座をつくる
生活費と同じ口座に入れると、自然と消えてしまいます。児童手当の受取口座=貯蓄口座と割り切ることで、視覚的にも管理しやすくなります。
2. 手当が入ったら即日先取りで積立
「余ったら貯める」ではなかなか貯まりません。振り込まれた当日に自動積立が行われる設定を行い、残ったお金で生活することを試してみましょう。
3. 月5000円を「固定費扱い」にする
月5000円といえば、スマホ代の見直し、外食1~2回分の調整などで確保しやすい金額です。「教育費の積立は月5000円」とルール化すれば、習慣として定着しやすくなるでしょう。
まとめ
児童手当は、子どもの将来のための貴重な財源ですが、日々の生活費に紛れやすいお金でもあります。しかし、月5000円でも18年間積み立てれば約157万円と、大学進学時の大きな助けになります。
預金だけでは増えにくい時代だからこそ、無理のない範囲で投資を組み合わせながら、コツコツと教育資金を備えていきたいものです。
執筆者 : 三浦大幸
2級ファイナンシャルプランニング技能士/日商簿記3級/第一種衛生管理者/証券外務員/英検2級など
