【アサヒ・キリン・サッポロ】過去10年で株価が「右肩上がり」なのはどこ?“優待目当て”で投資するメリットはある?「必要資金・予定配当金」もあわせて解説

配信日: 2026.02.11
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【アサヒ・キリン・サッポロ】過去10年で株価が「右肩上がり」なのはどこ?“優待目当て”で投資するメリットはある?「必要資金・予定配当金」もあわせて解説
「貯蓄から投資へ」という政府の後押しもあり、国民の投資に対する意識が変化しつつある現代日本。
 
投資をするならば「自分がよく知っていて、商品をいつも買っている会社」の個別株を買いたいと考える人も増えているのではないでしょうか。
 
今回は、国産ビール製造の大手である「アサヒ・キリン・サッポロ」について、株価や株主優待の内容についてチェックしてみましょう。
山田圭佑

FP2級・AFP、国家資格キャリアコンサルタント

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国産ビール製造大手3社の株価・株主優待内容を確認

国産ビール製造大手と聞くと「サントリー」を思い浮かべる人も多いと思いますが、一般人は株式を買うこと自体ができません。なぜなら、サントリーは「非上場企業」だからです(ソフトドリンクを製造する、「サントリー食品インターナショナル」は上場しています)。
 
日本には、有名企業であっても、株式上場によるプレッシャーを受けずに経営の自由度と長期的な経営判断を重視するなどの理由から「あえて株式上場をしない」経営方針の企業も少なくありません。
 
国内の大企業では、例えば100円ショップの大手「ダイソー」を運営する「大創産業」も非上場です。一般的な株式投資をする場合は、まず狙いの企業が上場しているかをチェックする必要もあります。
 
執筆時点(2026年1月下旬)における、「アサヒ・キリン・サッポロ」を運営する企業の10年間の株価推移は図表1~3のとおりです。
 

図表1

Yahoo!ファイナンス 株価チャート アサヒグループホールディングス株式会社
 
図表2

Yahoo!ファイナンス 株価チャート キリンホールディングス株式会社
 
図表3

Yahoo!ファイナンス 株価チャート サッポロホールディングス株式会社
 
近年のサッポロホールディングスの株価は右肩上がりである一方、アサヒグループホールディングスとキリンホールディングスの株価はほぼ横ばいの推移になっています。
 
1月末時点の株価および最小単位の株式を購入する際に必要な資金、予定配当金は次のようになります。
 

・アサヒグループホールディングス株式会社


株価:1613円
投資必要資金:16万1300円
会社予想配当金:52円
配当利回り:3.22%

・キリンホールディングス株式会社


株価:2392円
投資必要資金:23万9200円
会社予想配当金:74円
配当利回り:3.09%

・サッポロホールディングス株式会社


株価:1639円
投資必要資金:16万3900円
会社予想配当金:18円
配当利回り:1.09%

また、各社の株式を100株買った場合の株主優待は、それぞれ以下のものが用意されています(アサヒグループホールディングスについては、株主優待はありません)。
 

・キリンホールディングス株式会社

優待品500円相当
(株式を3年以上保有している場合は優待品2000円相当+プレミアム優待)
 

・サッポロホールディングス株式会社


(1)ビール詰め合わせセット(350ミリリットル缶)4本
(2)食品・飲料詰め合わせセット1000円相当
(3)サッポログループネットショップ限定ECクーポン1500円分
(4)社会貢献活動への寄付1000円
 
保有期間 3年未満:(1)(2)(4)いずれかを選択
保有期間 3年以上:(1)~(4)いずれかを選択

※2026年1月1日を効力発生日とする1:5の株式分割を実施。2026年12月期の株主優待については決定次第改めて案内予定。
 
キリン、サッポロともに、株式の長期保有者へ優遇制度をもうけています。株価の推移が安定的な事も考えると、これらの株式は長期保有を前提として購入を考えるほうが良いように、筆者には思われます。
 

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「株主優待目当て」での投資には、大きなリスクも

投資する個別株銘柄について迷っている場合は、株主優待制度を見比べて、よりお得な制度を用意している企業の株を買う、という投資判断をする人もいるようですが、このような投資手法は筆者としてはおすすめしません。実際に筆者も「株主優待目当て」で安易に株式を購入し、大きな損失を出した経験があります。
 
ある企業は以前から経営状態が悪く、利益がほとんど出せていなかったものの、株主優待制度だけは維持されており、そのおかげで何とか株価が維持できているという状態でした。後日、その企業は経営危機に陥り、ついに株主優待制度が廃止され、その結果大きく株価が下落してしまいました。
 
「優待券がもらえるから」という理由だけで、株価が低迷していてもその企業の株式を長く保有していた筆者は大損害をこうむり、また株式を持っている意味もなくなり、泣く泣く購入時の半額以下の価格で株式を手放した苦い思い出があります。
 
今回紹介した企業はいずれも安定的に経営ができているので、そこまで心配する必要はないと思われますが、「株主優待制度」を投資判断にする場合は、このようなリスクがつきものであることを織り込んでください。
 

まとめ

サッポロ、キリンには株主優待制度が用意されており、株式の長期保有者には優遇措置がされていますが、経営状況や経営方針の変化によって、優待制度の変更や廃止が起こることもありえます。実際に投資をする際は株主優待制度だけを判断材料にすることはしないようにしましょう。
 

出典

Yahoo!ファイナンス アサヒグループホールディングス(株)【2502.T】
Yahoo!ファイナンス キリンホールディングス(株)【2503.T】
Yahoo!ファイナンス サッポロホールディングス(株)【2501.T】
 
執筆者 : 山田圭佑
FP2級・AFP、国家資格キャリアコンサルタント

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