専業主婦でNISAは「月5000円」が限界です。少額なら“投資する意味はない”でしょうか?「利率3%×20年」積み立てた場合の“運用益”をシミュレーション
本記事では、NISAの仕組みを利用して月々5000円投資した場合、将来的にどの程度の運用益が期待できるのかシミュレーションします。これからNISAを始める人への注意点も解説するので、ぜひ参考にしてください。
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目次
NISAの基本をおさらい
「NISA(ニーサ)」とは、2014年から始まった少額投資非課税制度です。
通常、投資で得た利益には税金が課せられますが、NISAの仕組みを使えば非課税です。投資で得た利益をそのまま受け取れるお得な制度として、将来に向けた資産形成の強力な味方となります。
NISAには「つみたて投資枠」と「成長投資枠」の2種類があり、併用も可能です。
・つみたて投資枠:長期的にコツコツ積み立てることを目的とした投資枠
・成長投資枠:金融商品のラインアップが幅広く、積み立てだけでなく一括投資も可能
ただし、NISAには投資の上限額があります。2024年から始まった新制度によって年間投資枠が拡大され、現在の上限は「つみたて投資枠」が年120万円、「成長投資枠」が年240万円です。2つの投資枠は併用も可能なので、最大で年間360万円が投資できます。
NISAの平均積立額は約2万円
前記の通り、NISAは最大で年間360万円、月々30万円までの投資が可能です。しかし、それだけの金額を投資に回せる家庭はごくわずかでしょう。
実際に、NISAの平均積立額は2万円前後とされています。NISAは毎月100円や1000円などの少額からでも始められるので、自分にとって無理のない金額を設定することが大切です。
月々5000円、利率3%で20年間積み立てた場合をシミュレーション
毎月NISAに何万円も投資するのは難しいけれど、月5000円なら捻出できるという人は多いのではないでしょうか。
月々5000円、利率3%で20年間積み立てると、20年後の運用資産額は163万円になります。そのうち元本は120万円なので、純粋な運用益は43万円です。
このように、月々の投資額が比較的少額であっても、長期にわたって積み立てれば複利の効果でまとまった金額の運用益を期待できます。まずは少額から始めて、投資に慣れてきたら積立額を増額するのもおすすめです。
これからNISAを始める人への注意点
これからNISAを始める人へ向けて、長く安定して続けるための注意点をまとめました。
元本割れのリスクはある
運用している資産の価値が、買った時よりも下がってしまう状態のことを「元本割れ」といいます。NISAは、預金とは異なり、価格が変動する商品で運用するため、一時的にマイナスが出る可能性もゼロではありません。
しかし、20年といった長期で積み立てを続けた場合、元本割れの可能性は極めて低くなるとされています。元本割れのリスクはありますが、値動きに一喜一憂せず、「資産運用には付きもの」とゆったり構えることが大切です。
最低限の生活費を確保してから投資する
投資を始める前に、まずは「生活を守るためのお金」が手元にあるかを確認しましょう。一般的には、生活防衛費は生活費の3~6ヶ月分程度とされています。
急なけがや病気、収入の変化があっても、この備えがあれば投資資産を無理に解約せずに済みます。「何かあっても慌てない土台」を作ってから、余剰資金でスタートするのが継続のコツです。
積立額はライフステージに合わせて設定する
NISAの積立額は、基本的にいつでも変更できます。投資に回せる金額はライフステージによっても変化するため、その時々の状況に合わせて柔軟に調整してください。
例えば、子どもの大学進学で支出が増える時期は、無理に積立額を増やさないほうがよいでしょう。子育て終了から定年までなど「ためどき」がきたら、積立額を増やすのも選択肢の1つです。
少額でもまずは始めてみることが大切
月々5000円でも、利率3%で20年間積み立てれば、約40万円の運用益が期待できます。また、NISAの積立額は固定されているものではないため、投資に慣れてきたら増額したり、支出が増える時期には減額したりと、柔軟に変更できるのも利点です。
元本割れのリスクも頭に入れつつ、それぞれのライフステージや収入に合わせて無理のない金額から始めることが大切です。
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー
