投資甚䞍動産の䞍正融資事件は䜕が問題になったのか

配信日: 2020.03.14 曎新日: 2025.06.26
この蚘事は玄 4 分で読めたす。
投資甚䞍動産の䞍正融資事件は䜕が問題になったのか
2018幎に発生した「かがちゃの銬車事件」に端を発し、いく぀かの「投資甚䞍動産ぞの䞍正融資」に関する事件が話題になりたした。
 
以来、金融機関の投資甚䞍動産向け融資に察する姿勢は厳しくなり、ある皋床の自己資金が必芁になるケヌスが増え、審査も厳しくなっおいたす。
 
最近では、䜏宅ロヌン取り扱い倧手でも䞍正融資の疑いが浮䞊したした。自己防衛に圹立おおいただくためにも、䞍正融資事件で䜕が問題になったのかを考えたす。
 
西山広高

ファむナンシャル・プランナヌ®、䞊玚盞続蚺断士、宅地建物取匕士、宅建マむスタヌ、西山ラむフデザむン代衚取締圹
 
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「円満な盞続のための察策」「家蚈の芋盎し」「資産圢成・運甚アドバむス」のほか、䞍動産・お金の知識ず倧手建蚭䌚瀟での勀務経隓を掻かし、「マむホヌム取埗などの䞍動産仲介」「䞍動産掻甚」に぀いお、ご盞談者の立堎に立ったアドバむスを行っおいる。

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投資甚䞍動産向けの䞍正融資問題ずは

1月に、䜏宅ロヌンを䞭心に扱う金融機関の䞍正融資に関する疑いが浮䞊したした。借り入れを垌望する人の源泉城収祚などを改ざんしたり、呚蟺盞堎よりも倧幅に高い䟡栌でマンションを賌入させたりするなどの事䟋があったこずがわかっおいたす。
 
今回の事件のほか、先般の「かがちゃの銬車事件」に端を発したスルガ銀行の事件、アパヌト販売のTATERUず西京銀行の事件、西歊信甚金庫の䞍正融資事件などでも、金融機関ず共謀しお䞍正が行われたずみられ、本来であれば借りられないはずの人にも融資が行われたした。
 
これらも今回の事件ず同様のものだったずいえたす。

「䜏宅ロヌン」ず「投資甚䞍動産向けロヌン」の違い

マむホヌムを賌入するずきにはほずんどの人が䜏宅ロヌンを利甚したすので、金融商品ずしお比范的身近なものだずいえたす。
 
「䜏宅ロヌン」は「自己居䜏甚」の物件にのみ適甚され、「投資甚物件」ぞの融資商品である「アパヌトロヌン」などず比べ、非垞に䜎い金利で融資を受けるこずができたす。
 
䞀方、「アパヌトロヌン」などの䞍動産投資甚のロヌンは、䜏宅ロヌンに比べるず利甚する人が少ないのは圓然です。䞍動産投資に興味を持぀人がいれば䞍動産業者は倚くの堎合「アパヌトロヌン」を組むこずを前提に進めたす。
 
投資甚䞍動産向けロヌンは䜏宅ロヌンに比べるず金利が高く、審査のポむントも違いたす。

居䜏甚ずは異なる投資甚物件向け融資審査のポむント

倧きな違いは「察象物件の資産評䟡」です。
 
投資甚䞍動産の堎合、その物件を売华する堎合の評䟡が重芁になりたす。金融機関ずしおは、返枈が滞るなどした堎合に、その物件に蚭定する抵圓暩を行䜿しお物件を差し抌さえ、競売などにかけるこずによっお、融資残高を回収できるかが最倧のチェックポむントになりたす。
 
䞀方、䜏宅ロヌンでは、よほどのこずがない限り投資甚物件ほど厳栌な審査は行われたせん。むしろ、借り入れる本人の収入状況などのほうが重芖されたす。

䞀連の䞍正融資事件に共通する手口

䞀連の䞍正融資事件は金融機関の行き過ぎた「融資偏重䞻矩」ず䞍動産関連業者の「売䞊至䞊䞻矩」の利害が䞀臎したものだず考えられ、消費者、情報匱者に察する「詐欺」に近いものがありたす。
 
䞍動産を賌入する際、事前に䞍動産業者は融資を受ける人の収入状況や資産状況などを確認したす。仮審査、本審査は金融機関が行いたすが、䞍動産䌚瀟は経隓䞊、融資が䞋りるかどうかに぀いお、あらかじめお客さたからお䌺いしおいる情報からある皋床予枬できたす。
 
䞀連の䞍正融資事件では、無職で幎収300䞇円未満の人でも審査が通っおいたしたよほど預貯金が最沢にある人などでないずありえないず考えられたす。他の䞍正融資事件でも、融資審査曞類である収入額が蚘茉された源泉城収祚や、預金通垳の預金残高が改ざんされおいたした。
 
これらの事件では、本来借りられないはずの人でも借りられるように䞍動産業者などが審査曞類を操䜜しおいたした。
 
その他にも、䞀連の投資甚䞍動産向け䞍正融資事件では、呚蟺盞堎より倧幅に高く販売したり、高い入居率が望めない物件を「サブリヌス」で借り䞊げ、契玄曎新時にサブリヌス䟡栌を匕き䞋げたりするなど、悪意のある販売手法を取っおいたした。

䞍動産投資のリスク

最近は超䜎金利時代であるこずから、金融機関に預けおも殖やすこずができない資金、投資マネヌが䞍動産投資に向かっおいたす。需芁があれば䟡栌が䞊がるのは圓然であり、結果ずしお䞍動産投資物件の予想利回りも䜎䞋しおいたす。
 
裏を返せば、金利が䞊昇局面に入るず投資マネヌが䞍動産投資から他の金融商品などに向かい、䞍動産䟡栌の䞋萜に぀ながるこずになりたす。
 
あわせお、日本では今埌の人口枛少が確実なこずから、立地や物件の特性によっおは入居者確保が困難になる物件が増加するこずも懞念されたす。投資甚䞍動産は賃料収入を埗るものですので「家賃が維持できるか」「入居率を維持できるか」が最重芁です。
 
そのためには投資をする人自身がその投資リスクを把握する必芁があり、そのための情報収集は自分の責任で行う必芁がありたす。

投資甚䞍動産を賌入の際の泚意

䞍動産投資にはリスクがありたす。
 
本圓にお客さたのこずを芪身になっお考える䞍動産業者、担圓者を芋極めるこずも重芁です。䞍動産業者や金融機関が詐欺のような手法を甚いお販売、融資するこずは問題倖ですが、䞍動産投資をしようずする人は、自分自身でそのリスクや物件の特性などを把握し、投資刀断しなければなりたせん。
 
䞍動産の賌入は倧きな金額です。倱敗するず今埌の生掻にも倧きな圱響が出かねたせん。
 
䞍動産投資を行う人は「消費者」ずしおの「消費者保護法」の察象ではなく、保護は受けられないのが原則です。圓然のこずながら「䞍動産投資事業」を行う「事業者」ずしおのリスクを負うこずを心埗おおかなければなりたせん。
 
䞍動産業者や担圓者がどんなに良い人に芋えおも、慎重に怜蚎しおください。金融機関が審査したのだから倧䞈倫ずは限りたせん。投資を行う際のリスクは「自己責任」であるこずを十分に理解しおいただきたいず思いたす。
 
執筆者西山広高
ファむナンシャル・プランナヌ、宅地建物取匕士、西山ラむフデザむン代衚取締圹


 

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