更新日: 2021.03.03 その他資産運用

投資初心者です、それってホント?

執筆者 : 正田きよ子

投資初心者です、それってホント?
FP相談において、お客さまから「投資初心者です」と聞くことがよくあります。そうですかとさらにお話を伺っていると、あれ、本当に投資初心者なの? ということがあります。もしかして、あなたも投資初心者を自称していませんか?

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正田きよ子

執筆者:正田きよ子(まさだ きよこ)

1級ファイナンシャル・プランニング技能士、CFP(R)認定者

この仕事をしている人なら当然なことだけれど、フツウの人にはわかりづらいこと、
これを知っていたらよりよく暮らせるのになぁ、など、
もっと幸せに生きる選択肢があることを、個人相談、メールマガジンやブログなどを通じてお伝えしています。

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投資初心者とは?

そもそも初心者とは何でしょうか。デジタル大辞泉(小学館)によると、「その道に入ったばかりで、まだ未熟な者。習い始め、あるいは覚えたての人」とのことです。
 
投資初心者とは、投資を始めたばかりで未熟な人、ということになります。社会人になって給与をもらうようになり、そのお金の一部を初めて投資してみた、というケースが想像できるのではないでしょうか。
 

株式投資だけが投資ではない

 

●金融機関に進められて投資信託をいくつか持っている
●株主優待が欲しくて株を持っている
●会社で確定拠出年金をしている
●FXをやっている

 
と話す方でも、自分は投資初心者だという方が多いです。投資とは、株を売ったり買ったりすることだけではありません。投資信託や株を買って保有し続けることも、確定拠出年金も、FXも投資の一種です。FXについては、投資というよりも投機に近いといえますが。
 
株式や投資信託、FXの取引を行うには、約款や目論見書といった多くの書面を読んで確認し、内容を理解しないと取引できません。店頭での取引であれば、内容を理解したという確認書への署名が、ウェブでの取引であれば、内容を理解した旨のチェックボックスへのチェックが、その確認になります。
 
つまり、上述の取引をされている方は、取引内容を理解されているということ。初めての取引であれば初心者といえるかもしれませんが、複数回の取引経験があったり、取引を始めてから数ヶ月たっていたりするのであれば、すでに初心者の域を脱しているといえるのではないでしょうか。
 

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自称「投資初心者」から卒業しよう

投資初心者を自称して相談をすることで、自分で考えることや、リスクへの責任から逃れようとしていませんか? 投資は自己責任です。すでに投資初心者の域を脱しているのなら、自称「投資初心者」から卒業して、堂々と「投資をしています」と名乗りましょう。そのほうが、投資とより主体的に向き合え、よりよい結果を生むことにつながると思います。
 

投資のすすめ

「投資」と似た言葉で、「投機」があります。投資とは、成長して資産となるものにお金を投じていくこと。それに対して投機とは、価格の上がり下がりで利益の機会を狙うものにお金を投ずること。
 
言葉は似ていますが、意味は異なります。投資はじっくり育てる楽しみを味わう、投機はハラハラドキドキのスリルを味わうといった感じでしょうか。さて、あなたは投資と投機、どちらがよいでしょうか?
 
子どもに教育費を払うことを「教育投資」ともいいます(教育投機とはいいませんね)。投資は、自分のお金を増やす行為だけではありません。人生100年時代、自分のお金(貯蓄額)を増やすことだけを目的とした投資をして、生き抜いていこうとするのは困難です。
 
コロナ禍で、当たり前のことだと思っていたことが当たり前ではなかったと実感している今、老後資金はいくら必要などといった今までの常識に縛られず、それって本当? と自分の頭で考え直すときではないでしょうか。
 
資産は貯蓄額だけではなく、さまざまなスキル(能力)や人とのつながりも大事な資産です。自分自身の資産を高める投資にも目を向けていくことが、より豊かな人生を送るために必要ではないでしょうか。
 
執筆者:正田きよ子
1級ファイナンシャル・プランニング技能士、CFP(R)認定者