お金持ちが共通して実践しているお金の運用方法とは
上手な資産運用の方法はないものか・・・
お金を上手に運用することは、短期的な利益だけでなく、人生の経済的なリスクへ対処するためにも重要です。
そこで、今回は、お金持ちに共通する上手なお金の運用方法について考えてみたいと思います。
株式会社オーナーズブレイン 代表取締役
公認会計士・税理士
1970年東京都生まれ。上智大学経済学部卒業後、公認会計士となり、朝日監査法人(現在:あずさ監査法人)で監査実務、及び、M&A,株式上場支援に携わる。
2003年に、独立し、(株)オーナーズブレインを立ち上げ、現在は代表取締役であるとともに、2社の上場会社の役員も兼任する。共著著書に『コーポレート・ガバナンス報告書 分析と実務』2007年4月(共著、中央経済社)』DVD『できるビジネスマンDVD+財務諸表チェックのキモ』 200年7月(創己塾出版)がある。
http://ownersbrain.com/
2.資産運用の原則
資産運用からのリターンは、次の式で表されます。
資産のリターン(利益)=資産×運用利回り-コスト
この式から、資産のリターンを高めるためには、運用する資産の金額を大きくするか、または、運用利回りを大きくするか、運用にかかわるコストを減らすことが考えられます。
近年の経済市況において、固定的に資産のリターンが期待できる商品がない中、お金を増やすとなると、変動的な相場での運用、つまり、できるだけ安く買って、できるだけ高く売るという運用になります。
しかしながら、期待利回りが高い商品はそれだけリスクがあり、高いリターンを望むのなら、それに応じた高いリスクを負わなければなりません。
となると、資産を上手に運用するには、運用するそれぞれの資産の性格を理解して、それを組み合わせて最適に運用することになります。
つまり、資産の特徴を理解して、リターン(利益)最大化し、リスクの最小、そして、コストを最小化する資産の組み合わせ(ポートフォリオ)を考える必要があります。その際、特に重要なのは、個別銘柄ではなく、資産の種類にどう配分するかです。
そこで、まず最初に検討すべきことは、
(1)自分のライフステージ、ライフスタイル、価値観をよく考えて、「確保しておくお金」と「運用してもよいお金」に分けることです。
このとき、「確保しておくお金」は、普通預金など別の口座において手を付けないようにしておきます。
そして次に
(2)「運用してもよいお金」の中でも、リスクをかけてよいものとそうでないものに分けます(ポートフォリオ)。
ここでも、やはり、ご自身のライフステージに応じて、配分は異なってくるかと思いますが、ある程度は、安全資産を確保しておく必要があります。
















