米国株、そろそろ上昇もピークに?

配信日: 2017.10.30 更新日: 2019.01.10
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米国株、そろそろ上昇もピークに?
筆者は日本人として日本企業を応援したいのですが、自分が投資した資金が利益を生むという観点で考えれば、どうしても米国株に軍配があがり、応援という漠然とした理念ではなく結果をもたらしてくれるというドライ・客観的な基準に基づけばやはり米国株と言わざるを得ないかと思います。そろそろ、上昇もピークという声に対する反論を示したいと思います。
柴沼直美

CFP(R)認定者

大学を卒業後、保険営業に従事したのち渡米。MBAを修得後、外資系金融機関にて企業分析・運用に従事。出産・介護を機に現職。3人の子育てから教育費の捻出・方法・留学まで助言経験豊富。老後問題では、成年後見人・介護施設選び・相続発生時の手続きについてもアドバイス経験多数。現在は、FP業務と教育機関での講師業を行う。2017年6月より2018年5月まで日本FP協会広報スタッフ
http://www.caripri.com

数字で測ることが難しい要因で判断するべき

 
2017年にノーベル経済学賞を受賞したセイラー教授の行動経済学などは在庫循環論が主流だったころには影も形もありませんでした。景気循環としてとらえるのではなく、消費者の行動、企業側の利益追求の在り方を見ていくと、まだ上昇余地はあると判断できると思います。
 
例えばFRBの金融政策、トランプ大統領の政策運営、その目玉となる減税法案の議論の進捗、これらは数字で割り切れるものではありません。
 
企業側のM&A戦略についても然りです。過去のトレンド、循環論で「そろそろ拡大局面は終盤(のはず)」という考え方に縛られていると見誤ることになります。
 
Text:柴沼 直美(しばぬま なおみ)
1級ファイナンシャル・プランニング技能士、CFP(R)認定者
日本証券アナリスト協会検定会員、MBA(ファイナンス)、
キャリアコンサルタント、キャリプリ&マネー代表

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