将来への収入不安。解消するための手段は?
配信日: 2020.06.15
そんなとき、気になってくるのが周囲の人たちの状況です。
今の年収はどのくらいで、資産はいくら抱えているのか、将来の収入に対する不安はどう解消しているのか、なかなか聞くに聞けないお金の話を、みんなで大家さん販売株式会社が実施したアンケート調査(※)の結果を基に解説します。
(※)30歳以上の男女1126人(年収1500万円以下)を対象に、将来への収入不安と解消手段に関する調査を実施
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部(ふぁいなんしゃるふぃーるど へんしゅうぶ)
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あなたの現状は? 年収と資産、昨年との比較
現在の年収について、最も多い回答は「200万円以上400万円未満」(約31%)で、次に「400万円以上600万円未満」(約28%)、「600万円以上800万円未満」(約15%)となりました。「200万円未満」または「1000万円以上1500万円未満」はどちらも10%に満たないため、回答者の多くは200万円以上1000万円未満です。
こうした年収は、昨年と比較して「変わらない」(約61%)が回答者の多くを占め、「減った」(約22%)、「増えた」(約17%)という状況を大きく引き離しています。
現在の資産状況(金融資産のみ)では、回答の多い順に「100万円未満」(約31%)、「1000万円以上」(約23%)、「100万円以上300万円未満」(約16%)と、やや開きのある結果が出ました。
将来が不安……7割超え
以上のような現状の中で、将来についてどう思っているのでしょうか。目立つのは「不安」(約72%)という声で、「何も考えていない」(約17%)に続き、「楽しみ」との回答者はわずか約11%です。
具体的な不安材料としては、複数回答で「病気(生活習慣病・がんなど)」(約67%)がトップとなり、次に「貯金・資産」(約58%)、「国の保証(年金)」(約48%)、「親の介護」(約38%)、「事故・災害」(約33%)、「失業」(約31%)が挙げられています。
将来に向けた収入不安対策とは?
さまざまな不安がある中、収入への不安にはどう対処しているのでしょうか。
本業以外で取り組んでいることとして、「特に何もしていない」が約39%と最も多い回答になっています。次に、「貯金」(約27%)、「投資」(約21%)と続き、手元にある資産を活用して対策を講じようとする姿が浮き彫りになりました。
また、「副業」(約9%)、「転職活動」(約3%)、「起業の準備」(約2%)と、やや少数ながら、将来へ向けた発展のため着実に前進している声も寄せられました。
さらに、興味のある投資については、「株式投資」(約40%)が最も多く、「定期預金」(約26%)、「FX・仮想通貨」(約10%)、「金・プラチナ」(約9%)という結果です。
こうした投資商品を利用する場合、最も重要だと捉えられているのは、「リスクが低い」(約44%)、「小さく始められる」(約14%)、「情報の透明性が高い」(約13%)といったことです。
まとめ
将来への不安を解消するには、気づいたときに行動を起こすことが一番のようです。
現在手元にある金融資産を保ちつつ、投資で増やして備えていくなど、自分に合った方策を練って未来へ向けた安心材料の1つにしていきたいものです。
[出典]
PR TIMES 【これからの時代、投資は当たり前?】将来への収入不安と解消手段に関して、30歳以上の男女1,126人に聞きました
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部