【転職は当たり前の時代?】「転職」のメリットやデメリットについて解説!
配信日: 2022.08.19
今回は転職者が増えていることを示す具体的なデータを紹介した上で、転職におけるメリット・デメリットについて解説していきます。
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部(ふぁいなんしゃるふぃーるど へんしゅうぶ)
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転職者がいる事業所の割合は33.0%
厚生労働省「令和2年転職者実態調査の概況」によると、一般労働者がいる事業所のうち、転職者がいる事業所の割合は33.0%となっています。加えて、事業規模の大きい企業ほど、転職者が多い傾向にあるようです。
終身雇用制度を導入する企業も減少しており、少しでも働きやすい環境を求めて転職する人も珍しくありません。待遇面や就業環境などを変えるために、転職を希望する人が増えているのでしょう。
転職をするメリットは?
実際に転職するメリットとしては、下記のような内容が考えられるでしょう。
●待遇面が向上する可能性がある
●キャリアアップが図れる
●経験が積み重ねられる
具体的な内容について解説していくので、参考にしてみてください。
待遇面が向上する可能性がある
企業によって待遇は異なるため、転職すれば給与や役職などの待遇が良くなる可能性があります。今まで以上に自分の価値が高められるので、より良い待遇の企業を求めて転職するメリットは大きいでしょう。
キャリアアップが図れる
業界や職種が違う企業に転職すれば、新しいキャリアを作れたり、持っている資格をきっかけにキャリアアップが図れたりする可能性があります。今の会社でキャリアアップを図るのではなく、持っている資格を生かして異なる業界や職種にチャレンジすることで、より効率的なキャリア形成ができるかもしれません。
経験が積み重ねられる
転職すれば今までの業務に加え、新しい仕事が覚えられるため経験を積み重ねることができます。さまざまな仕事を経験すれば、業務を行う上で視野が広がり、業務スキルの向上が期待できるでしょう。また、新しい人間関係が形成できるので、自分自身が成長できる機会を増やせる可能性があります。
転職をするデメリットは?
転職すれば待遇面が良くなったり、経験を積むことができたりといったメリットがあります。しかし、場合によってはデメリットとなる場合もあるので注意が必要です。具体的なデメリットとしては、下記のような内容が考えられます。
●就業先を見つけるまで給料が出ない
●新しい環境に慣れる必要がある
●待遇面が向上しないケースがある
具体的な内容について解説していくので、参考にしてみてください。
就業先を見つけるまで給料が出ない
わかりやすいデメリットの1つが、会社を辞めて転職活動をする場合、次の転職先が見つかるまで給料が発生しないことでしょう。転職先を見つけずに仕事を辞めてしまうと、貯金を切り崩しての生活を余儀なくされるリスクがあるので注意しましょう。お金の面で苦労しないためには、転職先のめどを立ててから辞めるのがおすすめです。
新しい環境に慣れる必要がある
転職すれば人間関係がリセットされます。同時に、新しい環境に慣れていかないといけません。新しく人間関係を構築するのは多少時間がかかるので、その間の気苦労も多くなるでしょう。また仕事内容も変わるため、社内ルールなど細かい部分を覚えていく必要も出てきます。
待遇面が向上しないケースがある
待遇面の不満から転職しても、その不満が解消されるとは限りません。給与面の情報は、求人応募の書類を確認すれば簡単に手に入るでしょう。しかし休暇の取りやすさや社内環境は、実際に働き始めてみないとわからない部分が多いです。できるだけ事前に実態をつかめるよう、転職の際には会社の情報をできるだけたくさん集めておくことをおすすめします。
状況に合わせて転職を検討しよう
転職をきっかけに、待遇が劇的に改善したり、キャリアアップの足掛かりにできたりと、ポジティブな影響を受けられる人はたくさんいます。しかし、転職前よりも待遇が悪かったり、人間関係で苦労したりなど、ネガティブな影響を受ける人もいます。「こんなはずじゃなかった」と思わないためにも、転職の際は情報収集を怠らないようにしましょう。
また、ライフステージの変化に合わせて転職を希望する人も多くいますが、転職することが自分にとって良いのかを慎重に考える必要があります。「本当に転職すべきか」「どういうところに転職するのが良いか」は真剣に考えましょう。
出典
厚生労働省 令和2年転職者実態調査の概況
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部