更新日: 2023.09.25 キャリア

転職を決意しました! よく聞く「転職エージェント」を使うとお金がかかる? 有料と無料はなにが違う?

転職を決意しました! よく聞く「転職エージェント」を使うとお金がかかる? 有料と無料はなにが違う?
日本には解雇規制があるため、アメリカなどと比べると転職する人はまだ多くはありません。それでも、終身雇用制度の崩壊が叫ばれつつあり、少しずつ雇用の流動性が増してきました。
 
そんな中で将来のことを考慮し、転職を決意する人も多くいるでしょう。その際に使用の選択肢として考えられるのが「転職エージェント」です。
 
今回は、転職エージェントは無料で使えるのかについて解説し、増加傾向にある有料のエージェントの特徴も紹介します。
FINANCIAL FIELD編集部

執筆者:FINANCIAL FIELD編集部(ふぁいなんしゃるふぃーるど へんしゅうぶ)

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転職エージェントで受けられるサービス

まずは、転職エージェントがどのようなものかについて整理しておきましょう。
 

転職エージェントとは

転職エージェントとは、転職を希望する人にさまざまなサポートやアドバイスをするサービスを指します。転職を決意した人はもちろん、転職するかどうか迷っている人でも利用可能です。キャリアアドバイザーなどと呼ばれる各エージェントのスタッフから、サポートを受けられる点が大きな特徴です。
 

具体的なサービス内容

転職エージェントでは、転職希望者のキャリアや市場価値などから応募可能な求人の紹介が受けられます。さらに、応募書類の添削、面接のアドバイスなどのサービスも多くのエージェントで受けられるでしょう。給与などの条件交渉を、転職希望者の代わりに行ってくれるエージェントも少なくありません。退職にかかわるアドバイスや入社日の調整にも対応しています。
 

転職エージェントは基本的に無料で利用できる

転職エージェントのサービスは、基本的には無料で利用可能です。実際に企業への入社が決まると、転職エージェントは、その企業から成功報酬を受けとれます。そのため、転職希望者は登録料や利用料を支払う必要がありません。しかし、有料の転職エージェントも増えてきており、無料プランと有料プランの双方を用意しているエージェントもあります。
 

転職エージェントにおける無料と有料の違い

上記のサービス内容は、有料・無料にかかわらず、大半の転職エージェントで受けられます。エージェントにより具体的な内容は異なりますが、無料プランでは不可能な、より年収の高い求人に対する閲覧・応募が有料プランでは可能なケースが多いようです。
 
また、企業から応募の打診が届くスカウト機能も有料プランの場合には充実しており、いわゆるハイクラス求人からのスカウトが届きやすくなります。有料プランのみスカウトメールが閲覧可能としている転職エージェントもあります。
 
ヘッドハンターなどと呼ばれる企業とのつながりの強いスタッフとの交流が、有料プランの会員のみ可能となる転職エージェントも少なくありません。有料プランが複数用意されているエージェントの一部では、より高額なプランの会員はハイクラス求人を抱えるヘッドハンターに相談が可能です。
 

有料と無料はどちらがよいのか

説明したように、有料の転職エージェントでは受けられるサービスの幅が広がり、質も上がるといえるでしょう。より年収の高いハイクラスの転職を目指せる点がメリットです。
 
しかし、有料会員になったからといって、必ずしもハイクラス企業への転職がかなうとは限りません。自身のキャリアや市場価値により結果は大きく変わります。支払った会費に見合った転職ができるかは、人それぞれといえそうです。
 
無料の転職エージェントでも豊富なサービスが受けられます。無料とは思えないほどのサポートが用意されているため、多くの人にとってはメリットが上回るでしょう。しかし、有料会員にならないと閲覧すらできないエージェントもあります。市場価値の高い転職希望者が、年収を上げる機会を失いかねない点は大きなデメリットです。
 
それぞれの特徴を踏まえ、また、自身のキャリアや市場価値、将来設計などを考慮し、どちらの転職エージェントの利用に価値があるのかを見極めなければいけません。
 

有料と無料の違いを把握し自身のキャリアも見極めたうえで転職エージェントを利用しよう

転職エージェントでは、求人の紹介から応募書類の添削、面接のアドバイスなど、転職にかかわるさまざまなサポートを受けられます。多くの転職エージェントは無料で利用可能です。
 
一方で、有料のエージェントも増えてきました。有料のサービスではハイクラス求人の閲覧や企業からのスカウトの閲覧が可能となり、より年収の高い企業への転職を目指せる点がメリットです。自身のキャリアも見極めながら利用を検討してみましょう。
 
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー

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