更新日: 2024.01.09 キャリア
社会人1年目ですが、正社員で手取り月「12万円」です…転職した方がいいでしょうか?
本記事では、手取りが月に12万円の場合、ほかの人と比べて低いといえるのかどうかについてと、社会人1年目の正社員の平均年収や収入を増やす方法についてご紹介します。
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部(ふぁいなんしゃるふぃーるど へんしゅうぶ)
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社会人1年目の平均年収はどれくらい?
厚生労働省が実施した「令和4年賃金構造基本統計調査」によると、社会人1年目を20~24歳と考えた場合の平均賃金は、表1の通りです。
表1
年齢階級 | 男女計 | 男 | 女 |
---|---|---|---|
20~24歳 | 21万8500円 | 22万500円 | 21万6300円 |
※厚生労働省「令和4年賃金構造基本統計調査の概況」を基に筆者作成
年収は21万8500円×12ヶ月=262万2000円(男女計)となります。
また、額面の75~85%が手取りになると仮定した場合、男女計では「16万3875~18万5725円」、男性が「16万5375~18万7425円」、女性が「16万2225~18万3855円」になります。男女ともに手取りの平均は16万円を超えていることから「手取りが月12万円」というケースは「低いほう」であると考えてよいでしょう。
収入に不安があるなら、まずは現職場で昇給を目指す
「手取りが月12万円では不安」と感じるならば、収入を上げるための方法を考える必要があります。
まずは、現在の職場で給料を上げることを目指してみましょう。誰よりも早く昇格できるように、さまざまな業務に積極的に挑戦して経験を積みましょう。また、職場が資格手当を出してくれる場合は、資格をたくさん取得する方法も効果的です。
ただし「不要な残業をしている」と思われて、人事評価に影響しないように注意しましょう。かえって、昇給が遅れてしまうおそれがあります。
昇給が難しければ副業や転職の検討を
現職場での昇給が難しければ、副業を始めることも検討しましょう。仕事が終わった後や休みの日などに副業をすることで、収入を増やすことができます。隙間時間を使ってできるものや、在宅でできるものも多いため、自分に合った副業を探してみるとよいでしょう。
ただし、会社の規定で副業が禁止されていないかを確認して、きちんと許可を取ってから始める必要があります。また、最終手段として、転職を考えたほうがよいケースもあるでしょう。
社会人1年目で「手取り12万円」は平均より低い
社会人1年目の正社員の平均年収は262万2000円(男女計)です。手取りにすると月16万円以上はもらえている人が多いことを考えても「手取り月12万円」は低いといえるでしょう。
収入を増やしたいのであれば、まずは現在の職場で昇給できないか考えてみて、難しいようならば、副業や転職のことを検討してみることをおすすめします。
出典
厚生労働省 令和4年賃金構造基本統計調査の概況 第2表 性、年齢階級別賃金、対前年増減率及び年齢階級間賃金格差(7ページ)
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
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