本格的な寒さを迎えて、暖房フル回転! どうやったら光熱費を抑えられるの?

配信日: 2021.12.18 更新日: 2024.10.10

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本格的な寒さを迎えて、暖房フル回転! どうやったら光熱費を抑えられるの?
本格的な冬となり、暖房をしないで生活するのはちょっと厳しくなってきました。そうすると、光熱費が気になります。暖かさを保ちつつ、うまく省エネするにはどうしたらいいのでしょうか。
 
経済産業省資源エネルギー庁の省エネポータルサイトでは、家庭の中でできる、効果的な省エネ・節電の方法を具体的に紹介しています(※)。早速その内容を見ていきましょう。
FINANCIAL FIELD編集部

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エアコンの設定温度を1℃下げると、年間1430円節約が可能

まず、エアコンの省エネ方法を見ていきましょう。暖房時にはドア・窓の開閉は少なくしたほうがよいと述べられています。カーテンは厚手のものの使用が望ましいですが、床まで届く長いカーテンのほうがより効果的とのことです。
 
扇風機やサーキュレーターを併用し、暖まった空気を循環させるのもいいようです。また、室外機の吹き出口に物を置くと、効果が下がるため、何も置かないようにしたほうがよいとされています。
 
冬の暖房時の室温は20℃が目安とのことです。例えば、外気温度が6℃のとき、エアコン(2.2kW)の暖房設定温度を21℃から20℃に1℃だけ下げた場合、どのくらい省エネになるでしょう。
 
仮に1日9時間使用する場合、年間で電気53.08kWhの省エネとなり、約1430円の節約が可能になるとのことです。また、暖房は必要なときだけつけましょう。暖房を1日1時間短縮した場合、年間で電気40.73kWhの省エネ、約1100円の節約となるとあります。
 
フィルターは月に1回か2回清掃したほうが節約につながるとのことです。フィルターが目詰まりしているエアコン(2.2kW)とフィルターを清掃した場合で比較すると、年間で電気31.95kWhの省エネ、約860円の節約につながるということです。ちりも積もれば山となるですね。
 

ファンヒーターは早めに切る。フィルター掃除も忘れずに

次に、ガス・石油ファンヒーターをお使いの家庭ではどうでしょう。ファンヒーターを消しても室温は急には下がらないため、お出かけや寝る直前までつけているのはもったいないです。お出かけや寝る15分くらい前に切るのがポイントとのことです。
 
ファンヒーターの性能をフルに活用するには、フィルターのお手入れは必須。掃除機でホコリを吸い取ったり、ぬるま湯で洗ってからしっかり乾かしましょう。
 
また、着るものも工夫するように呼びかけられています。冬に半袖を着て、寒いからファンヒーターをつけるというのは本末転倒ですよね。設定温度を上げる前に機能性インナーを着たり、カーディガンを羽織ったりして、暖かくしましょう。
 
室温は20℃を目安に。外気温度6℃のとき、暖房の設定温度を21℃から20℃に下げ、1日9時間運転したとすると、ガスファンヒーターの場合は年間でガス8.15平方メートルの省エネ、約1320円の節約となります。
 
また、石油ファンヒーターの場合では、年間で灯油10.22Lの省エネ、約880円の節約になるとのことです。なお、1日1時間運転を短縮すると、ガスファンヒーターの場合は年間で約2150円の節約、石油ファンヒーターでは、約1470円の節約につながるようです。
 

電子カーペットの下に断熱マットを敷くと省エネに!

電気カーペットを使用する場合は、床にじかに敷くと、熱が床に逃げて暖房効率が下がります。電気カーペットの下に断熱マットなどを敷くのが省エネのコツです。
 
また、電気カーペットを分割して温める機能があるものは、人がいない場所はオフにしておき、設定温度は高すぎないようにしたほうがいいと述べられています。大事なことは部屋の広さにあった大きさの電気カーペットを使うことのようです。
 
3畳用のカーペットと2畳用のカーペットと比較すると、年間で電気89.91kWhの省エネ、約2430円の節約となるとしています。
 
また、設定温度は低めにしましょう。3畳用で、設定温度を「強」から「中」にして1日5時間使用した場合、年間で電気185.97kWhの省エネ、約5020円の節約となると試算されています。
 
次に電気こたつです。足を温めるものの上半身が寒くなりがちになるので、カーディガンなどを1枚多めに着込むことがポイントです。ストーブやエアコンなど、他の暖房機器と併用する場合は、控えめな温度設定にしたほうがいいですよね。
 
また、こたつ布団に、上掛と敷布団をあわせて使うと効果的です。こたつ布団だけの場合と、こたつ布団に上掛けと敷布団を併用して1日5時間使用した場合では年間で電気32.48kWhの省エネ、約880円の節約と試算されています。
 
設定温度は低めにしましょう。温度調節を「強」から「中」に下げ、1日5時間使用した場合、年間で電気48.95kWhの省エネ、約1320円の節約となるとのことです。
 
最後に、床暖房です。床暖房は足元から体を温めるので、室温を低く設定しても快適に過ごすことができます。また、床暖房は運転をストップしてもすぐに冷めることはなく、暖かさが持続します。
 
就寝や外出の約30分前にスイッチを切るようにしたほうがいいとされています。タイマーを使えばスイッチの切り忘れを防ぐことができますね。
 
床暖房の上には、カーペットやラグマットなどを使わないほうが効果的なようです。床暖房のある部屋にベッドを置く場合は、ベッドの下にものを置かないようにしましょう。
 
以上のように、ご家庭で使用している暖房器具は、使い方一つで費用を抑えることが可能です。温度を下げる、早めに切るなど節電に取り組み、光熱費を抑えましょう。
 
※経済産業省 資源エネルギー庁 省エネポータルサイト
 
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部

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