今日から実践できる!水道代を節約する方法3選

配信日: 2023.04.24 更新日: 2024.10.10

この記事は約 4 分で読めます。
今日から実践できる!水道代を節約する方法3選
昨年春ごろから、原油価格高騰などの影響で、物価や電気代の高騰が相次いでいます。家計が圧迫され「節約したいけれど、何をしたらいいの?」とお考えの方も多いのではないでしょうか。
 
本記事では、今日から実践できる、水道代の節約方法をご紹介します。節約方法にお悩みの方は、ぜひ取り入れてみてください。
FINANCIAL FIELD編集部

執筆者:FINANCIAL FIELD編集部(ふぁいなんしゃるふぃーるど へんしゅうぶ)

ファイナンシャルプランナー

FinancialField編集部は、金融、経済に関する記事を、日々の暮らしにどのような影響を与えるかという視点で、お金の知識がない方でも理解できるようわかりやすく発信しています。

編集部のメンバーは、ファイナンシャルプランナーの資格取得者を中心に「お金や暮らし」に関する書籍・雑誌の編集経験者で構成され、企画立案から記事掲載まですべての工程に関わることで、読者目線のコンテンツを追求しています。

FinancialFieldの特徴は、ファイナンシャルプランナー、弁護士、税理士、宅地建物取引士、相続診断士、住宅ローンアドバイザー、DCプランナー、公認会計士、社会保険労務士、行政書士、投資アナリスト、キャリアコンサルタントなど150名以上の有資格者を執筆者・監修者として迎え、むずかしく感じられる年金や税金、相続、保険、ローンなどの話をわかりやすく発信している点です。

このように編集経験豊富なメンバーと金融や経済に精通した執筆者・監修者による執筆体制を築くことで、内容のわかりやすさはもちろんのこと、読み応えのあるコンテンツと確かな情報発信を実現しています。

私たちは、快適でより良い生活のアイデアを提供するお金のコンシェルジュを目指します。

水道代節約への第一歩! 検針票で水道使用量を確認

水道代を節約するためには、現状を把握しなければうまくいきません。まずは、自分や家族がどのくらい水を使っているのか、また、その使用量の増減も明確にしましょう。それによって、節約の余地があるのかも、おのずと決まってくるでしょう。
 
水道代の請求は、2ヶ月に1回です。隔月請求のため、つい見落としがちですが、検針票で、月々の使用量をしっかり確認するだけでも、節約への第一歩につながります。
 

世帯別水道の平均使用量を上回る場合は節約しよう

以下の表は、東京都における世帯人員別の1ヶ月あたりの平均使用水量です。お手持ちの検針票と比較してみましょう。
 
図表1
 

世帯人員 使用水量(単位:立方メートル)
1人 8.1
2人 14.9
3人 19.9
4人 23.1
5人 27.8
6人以上 34.1

 
※東京都水道局「令和2年度生活用水実態調査」をもとに筆者作成
 
ご家庭の使用水量が平均を上回っていた場合は、ぜひ節約を意識してみましょう。
 

給水コストによって最大で8倍差! 各市町村の水道料金

水道料金は、全国統一ではないのをご存じでしょうか?
 
各地域の水源の地理的状況や水質の状況によって、導水費用などが異なります。給水コストを考慮して、市町村ごとに水道料金を定めているため、このような地域差が生じてしまうのです。
 
では、どの程度の差があるかというと、各市町村の1ヶ月あたりの水道料金の最低額が、兵庫県赤穂市の853円、最高額が北海道夕張市の6841円です。その差は、なんと約8倍に及びます。
 
お住まいの自治体の水道料金はいくらなのか、気になった方は、一度確認してはいかがでしょうか。
 

賢い水道代の節約方法3選

月々の水道代を把握したところで、節約を実践していきましょう。
 
本記事では、今日からすぐにできる節約方法を3つご紹介します。ぜひ、取り入れてみてください。
 

流しっぱなし厳禁! コップに水をくもう

歯磨きをするときや顔を洗うときなど、つい水を流しっぱなしにしがちです。
 
歯磨きで、30秒間水を流しっぱなしにした場合に使う水の量は、なんと約6リットル。コップに水をくんでおくと、約0.6リットルの水で済みます。たった30秒ですが、5.4リットルも使用量を減らすことができます。
 
3人家族が、コップの水で歯磨きを朝晩2回行うと、流しっぱなしの場合に比べて毎月約220円の節約が可能です。
 
歯磨き以外でも、洗顔や食器洗いなどの際に、水をためて使うようにすれば、節約効果がより期待できるでしょう。
 

お風呂の残り湯を捨てずに再利用

お風呂の残り湯を「もったいない」と思いつつも、そのまま流している方は多いのではないでしょうか。
 
一般家庭での風呂水の残り湯は、約180リットル。このうち半分を捨てずに、洗濯や掃除などに利用すると、約90リットルの節水につながります。お湯が冷めないうちに洗濯に使用すれば、衣類の汚れが落ちやすいというメリットもあり、一石二鳥といえるでしょう。
 
ちなみに、毎日風呂水の再利用を行うと、行わなかった場合に比べて毎月約650円の節約効果があります。
 

節水グッズを有効活用

節水グッズも、水道代を節約するための有効な手段です。ここでは2つご紹介するので、参考にしてください。
 
節水コマは、蛇口の内部についているコマと交換して使うグッズです。節水コマに交換すると、標準の約半分程度の水量に抑える効果があるため、自然に節水ができます。レバーで水量を調節する蛇口には取り付けができないため、購入前に、ご家庭の蛇口が節水コマに対応しているかを確認しましょう。
 
節水型シャワーヘッドは、おもにお風呂場のシャワーに取り付けると、水圧を損なわずにシャワーの水量を減らしてくれるグッズです。従来のシャワーヘッドを節水型に交換するだけで、30〜50%程度の節水につながります。
 

水は貴重な資源! 無駄遣いせずに節約しよう

普段、何気なく使っていますが、水も貴重かつ有限な資源の一つです。月々の水道代を把握し、無駄遣いをしていないかを意識しましょう。
 
「節約は面倒」と思う方もいるかもしれません。ただ、風呂の残り湯を捨てずに活用するだけで、年間7800円の節約につながります。物価高騰が続くなかで、年間7800円も節約できれば、欲しいものが買えたり、外食したり、ちょっとした贅沢ができます。
 
小さなことからコツコツと、節約に取り組んでみてはいかがでしょうか。
 

出典

・東京都水道局「水の上手な使い方」 令和2年度生活用水実態調査

 
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー

PR
FF_お金にまつわる悩み・疑問 ライターさん募集