更新日: 2023.06.15 家計の見直し

「平均的な食費」とは?日頃から出来る「食費削減術」もご紹介

執筆者 : FINANCIAL FIELD編集部

「平均的な食費」とは?日頃から出来る「食費削減術」もご紹介
少しでも節約をするためには、家計に注目することが大事です。特に食費は、普段から節約を心がけることで、支出を削減しやすい項目です。本記事では、無理なく実行できる、食費の削減術について解説します。
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平均的な食費を知っておこう

無理をせず、気楽に節約していくために、まず一般家庭では、食事にどの程度のお金をかけているのかを確認してみましょう。平均額を頭に入れておけば、使いすぎかどうかを意識できるようになります。
 

一人暮らし世帯

総務省統計局が2021年に実施した家計調査によると、一人暮らしの世帯における1ヶ月あたりの平均食費は、3万8410円という結果でした。また、性別では、男性の平均は4万2332円、女性の平均は3万4981円でした。
 

2人以上の世帯

同じく総務省統計局の調査結果では、2人世帯で平均食費が6万6327円、3人世帯で7万7578円でした。世帯人数が増えれば、その分食費は上がりますが、1人あたりの金額は安くなる傾向にあります。
 

食費を削減するためのコツ

食費を上手に減らすためには、自分に合った節約術を身につけることが大事です。無理をすると健康を損ねますし、ストイックに取り組みすぎると気持ちが折れて、節約を断念してしまうおそれがあるからです。今回は、取り組みやすい三つの節約術を紹介します。
 

1日あたりの予算をまず決める

着実に節約していくために、まずは、1日あたりの予算を決めておきましょう。先月分のレシートを参考にして、無駄な買い物をしていないかをチェックしてみてください。必要なものに関する支払いの総額を洗い出し、1日あたりの予算を算出します。
 
毎日、必ず決めた予算を下回るようにするのではなく、1週間単位にするなど、幅を持たせた一定期間で予算を立てると、気が楽になって続けやすくなります。
 

安い食材を中心に選ぶ

買うものは、食材ごとに安いものを選ぶようにしましょう。例えばひき肉は、薄切りやブロックに比べて、安い傾向にあります。鶏むね肉も、一年を通して価格が安定しており、おすすめです。
 
また旬の野菜は、季節外れのものに比べて、安く売られます。味がよく、栄養価が高い点もメリットです。このように、食材の選び方を工夫することで、無理をしなくても安く買い物ができます。
 

冷凍庫を積極的に活用する

セール価格などで販売されている食材は、ついつい多く購入してしまいがちです。一度で使いきれないほど購入した食材は、冷凍保存しておくことをおすすめします。1食分ごとに分けて保存すれば、調理をする際に、必要な分だけ冷凍庫から取り出すことが可能です。
 
ただし、食材ごとに保存期間が異なる点には、注意しなければなりません。それぞれ、冷凍する食品に日付を書いておき、賞味期限内に使いきるようにしましょう。
 

買い物に関する節約方法

スーパーに行くと、魅力的な商品がたくさんあるため、つい不要なものまで買ってしまうことがあります。無駄な買い物をしないためには、買い物に関するルールを決めておくことが大事です。
 

自分なりのルールを決める

上手に節約するには、当然ですが、必要なもの以外は買わないことが大切です。そのためには、出掛ける前に買い物リストを作成しましょう。リストを見ながら買い物をすれば、衝動買いを防げます。
 
リスト作成の際には、いま自宅にある食材をチェックするとよいでしょう。そうすれば、まだ冷蔵庫にあったのに買ってしまった、というミスを防止できます。
 

食材ごとに購入場所を決める

食材は、お店ごとに価格が異なります。また、この店は野菜が全般的に安いなど、店舗ごとに特徴が違うこともよくあります。安く食材を購入するために、食材のジャンルごとに、利用するお店を決めておきましょう。
 
また、チラシを定期的にチェックすることも大事です。うまく活用することで、地域内で一番安く購入できることもありますので、お得な情報は見逃さないようにしましょう。
 

予算とルールを決めて行動することが大事

1日あたりの予算をあらかじめ決めておくと、買いすぎを防止することが可能です。また、買い物をする際のルールを決めておけば、衝動買いを防ぐこともできます。安く食材を購入するためのコツを知り、無理のない範囲で少しだけ努力することによって、気軽に節約を続けていきましょう。
 

出典

総務省統計局 家計調査 家計収支編 単身世帯 年報 2 男女,年齢階級別
総務省統計局 家計調査 家計収支編 二人以上の世帯 年報 3 世帯人員・世帯主の年齢階級別
 
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー
 

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