【東京⇒千葉】念願のマイホームのガス代に衝撃!「プロパンガス」の節約方法はある?
配信日: 2023.07.10 更新日: 2024.10.10
東京都23区から千葉県に念願のマイホームを建てたAさんもその一人。プロパンガスであっても、生活に欠かせないガス代を節約する方法はあるのだろうか?
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部(ふぁいなんしゃるふぃーるど へんしゅうぶ)
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地方は都心よりも「何もかも安い」は大間違い
30歳のAさん(女性)は長女が小学校に入学するタイミングで、東京23区内から千葉県の中央部にある市にマイホームを建てたという。引っ越しの理由はいろいろあるが、そのなかの一つが2人目の子どもの出産も考えた「生活費」の削減である。
「ローンを組んだとはいえ、都会の2LDKの家賃と比べると月々の支払いは安いですね。駅も学校も近いので、車も元々所有していた1台で十分ですし、トータルで見ると引っ越してきたおかげで生活費は安くなっていると思います。ただ、一つひとつ家計簿の項目をチェックすると、どうしても気になってしまうのが『ガス代金』なんですよ」
Aさんは建売住宅を購入したのだが、その際のガスは「無償配管」としてプロパンガスが配管される仕組みになっていた。オール電化などにこだわりがなく、なによりその家が気に入っていたので特に気にせずに契約したのだが、実際に明細を目にすると、東京生まれ東京育ちのAさんには驚きの金額で衝撃を受けたという。
「ざっくり1.5~2倍くらいでしょうか。これまで都市ガスの恩恵を受けていたのだと、いまさら思い知らされましたね。ただ、地方生まれで地方の一人暮らしも長かった夫に明細を見せると、『こんなものじゃないの?』と特に気にする様子もないんですよね。確かに、トータルの生活費や固定費には不満はないし……。ただ、今後30年以上払い続けるとなると、節約できるなら早目に取り掛かったほうがいいとも思うんですよね」
プロパンガスの節約方法は?
プロパンガスはどうしても、都市ガスに比べて料金が高くなる傾向がある。Aさんにかぎらず、初めてプロパンガスでの暮らしになったときに驚いてしまう人は多いようだ。プロパンガスの料金を少しでも安くするにはどうすればいいのか、主に考えられる方法は以下の3つだ。
●プロパンガスから都市ガスに変える
●プロパンガスの会社やプランを変える
●ガスの使用量を抑える
お住まいのエリアによっては、都市ガスへの変更が可能かもしれない。対象のエリアや対応するガス会社は、資源エネルギー庁の登録ガス小売事業者一覧や日本ガス協会のガス事業者検索などで調べられる。
ただし、都市ガスをひくための配管工事や機器の設置費用などに、10万~20万円ほどかかる可能性があることも念頭に置いておくべきだ。今後長く暮らす予定なら、思い切ってお金をかけるのもアリだろう。
また、プロパンガスのままでも、契約プランや供給元の会社を変更することで安くなるケースがある。まずは導入コストとその後のガス料金がそれぞれいくらになるか、複数社で見積もりを取って比較してみるのがおすすめだ。
もちろん、ガスの使用量をできるかぎり抑えるのも節約になる。例えば、お風呂で使うお湯の量を減らしたり、キッチンでは電子レンジなどを駆使して火を使う時間を短くしたり、無理なくできそうなことからチャレンジしてみよう。資源エネルギー庁の省エネポータルサイトで紹介されている節約術も参考になるので、調べてみてはいかがだろうか。
まとめ
Aさんの場合、家計がそこまで切迫しているわけではないと思われる。しかし、節約のためといっても健康を害したり、苦痛を感じたりするような過度な我慢するのはよくない。節約は家族みんなを巻き込んで、どこまでコストダウンできるかゲーム感覚で楽しんでみるのもおすすめだ。
出典
経済産業省 資源エネルギー庁 登録ガス小売事業者
一般社団法人日本ガス協会 ガス事業者検索
経済産業省 資源エネルギー庁 省エネポータルサイト 家庭向け省エネ関連情報 無理のない省エネ節約術
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
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