【冷蔵庫】買い置きでパンパンはNG? 節約につながる上手な冷蔵庫の使い方は?
配信日: 2023.07.27 更新日: 2024.10.10
冷蔵庫の中身を総点検して、無理なく節電・節約につなげましょう。
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部(ふぁいなんしゃるふぃーるど へんしゅうぶ)
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冷蔵庫の中身は「7割」を目安に! ものを詰め込みすぎないのがポイント
経済産業省資源エネルギー庁の「省エネポータルサイト」では、特に電力消費割合の多い家電はエアコン、冷蔵庫、照明であることが紹介されています。冷蔵庫の電力消費割合を見てみると、冬季で14.9%、夏季で17.8%となっています。節電・節約のためには、24時間動き続けている冷蔵庫の使い方を見直すことがとても大切です。
そこでおすすめしたいのが、冷蔵庫に入れるものを7割程度に抑えることです。冷蔵庫に食品を詰め込みすぎると冷気がうまく回らず、冷えるまでに時間がかかります。一方、冷蔵庫の中身を7割程度にしておけば、食材を効率良く冷やせるため余計な電力がかかりません。
また、扉を開けている時間を短縮するのも大切なポイントです。冷蔵庫を開けると中の冷気が逃げ、庫内の温度を再び下げるために電力を消費してしまいます。「どこに何が入っているか」が一目で分かるように、冷蔵庫の中をすっきりさせておきましょう。
まずは、冷蔵庫の中に余計なものが入っていないか総点検してみてください。長い間、食べ残しているものや、賞味期限の切れた食材は処分しましょう。未開封の調味料や、瓶詰めなどは常温で保存できるため、冷蔵庫に入れる必要はありません。
冷蔵庫内の収納を工夫するのもおすすめです。調味料を用途ごとに分けてカゴにまとめたり、透明の保存容器を使ったりすることで、ものを取り出しやすくなります。また、冷気の吹き出し口の前には、ものを置かないことも大切です。
冷蔵庫に入れるものの温度も見直してみましょう。温かいものをそのまま冷蔵庫に入れると庫内の温度が上がるため、冷やすために余分な電力を消費します。熱いままのカレーや麦茶などは、必ず冷ましてから冷蔵庫に入れましょう。
冷蔵庫の設置場所や設定温度もチェックしよう
冷蔵庫の設置場所や設定温度によっても、電力の消費量は変わってきます。例えば、冷蔵庫の片側だけが壁に接するように設置すると、上部と両側がどちらも壁に接している場合に比べて、年間で45.08kWhの省エネになり、金額では約990円の節約です。
さらに、直射日光が当たる場所では冷蔵庫全体の温度が上がり、それを下げるために余計な電力を消費することがあります。窓のそばに冷蔵庫を置く場合は、カーテンやすだれを利用して、直射日光が当たらないように工夫しましょう。
また、冷蔵庫の設定温度は必要に応じて調節しましょう。周囲の温度が22度の場合、設定温度を「強」から「中」にすると、年間で61.72kWhの省エネ、約1360円の節約になります。
冷蔵庫の使い方を見直して節約につなげよう
冷蔵庫の使い方を見直せば、電気代の節約にもつながります。冷蔵庫にものを詰め込むのをやめ、7割程度の収納を目指しましょう。常温保存ができるものが入っていないか、賞味期限切れの食品が入れっぱなしになっていないか、一度確認してみることをおすすめします。
冷蔵庫の設置場所や設定温度もチェックして、必要があれば変更しましょう。
出典
経済産業省 資源エネルギー庁 「省エネポータルサイト」
一般社団法人 ECCJ 省エネルギーセンター
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
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