更新日: 2024.10.10 家計の見直し

食品がことごとく値上がりして家計が苦しい…どうすればもっと節約できる?

食品がことごとく値上がりして家計が苦しい…どうすればもっと節約できる?
さまざまな食品が値上がりして、家計のやりくりに、頭を抱えている方も多いでしょう。できるだけ食費を節約するために、特売日にまとめ買いをしたり、大容量でコストパフォーマンスのよいものを購入したりと、工夫を凝らしているかもしれません。
 
しかし、実は、食費の削減を気にするときに、見落としがちな重要なポイントがあります。
 
今回は、平均の食費や、とくに値上がりした食品についてと、「食費を節約するためにもっとも大切なポイント」を、ご紹介します。
FINANCIAL FIELD編集部

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前年同月比の物価上昇率が3.3%に!

総務省統計局から、2020年時点の価格を基準にして、どれくらい物価が上がったのかを算出してまとめた、2023年6月分の「消費者物価指数」が発表されました。資料によると、総合の物価指数は、2022年の同月から、3.3%上昇しています。
 
また食費の平均金額は、2023年6月度の二人以上の世帯では、8万1412円(うち勤労者世帯8万3228円、無職世帯7万7249円)という結果になっています。
 
食品で、とくに値上げされたのは、乳卵類(前年同月比17.4%増)、菓子類(10.8%増)、油脂・調味料(10.7%増)などでした。なかでも鶏卵の値上げは、プラス35.7%と、突出しています。実際に店頭でも、大幅に価格が上がったり、特売の品目から姿を消したりしたことから、負担増を実感した方がほとんどでしょう。
 

食費を節約するならまずは「無駄にしないこと」を忘れずに

生活に欠かせない卵や乳製品、ちょっとした楽しみのために、あるとうれしいお菓子・アイスクリームなどが大幅値上げされて、家計のやりくりに、頭を悩ませている方も多いでしょう。
 
そうしたときには、食費を切り詰めようと努力するものの、うまくいかない場合もあるでしょう。その際は、以下の2点を意識してみましょう。

<食費を節約したいときのポイント>

●余った食材を、消費するためのメニューをとり入れる
●値段に引かれて購入するとか、大容量のものを購入するなど、突発的な行動をとらない

メニューを決めて、計画的に買い物をしたとしても、食材が、中途半端に余ってしまうこともあります。
 
そうした残り物を活用しやすい、チャーハン・カレー・炒め物などのメニューの日を決めておき、食材のストックを、リセットできるようにしておくことをおすすめします。
 
また、とくに大切なことが「突発的に購入する食材をなくす」「使いきれる商品のみを購入する」などを実践して、無駄になる食材を出さないことです。
 
「特売で安かったから」という理由で、使う予定のなかった食材を購入して、結局、使わないまま傷んでしまったという経験のある方もいらっしゃるでしょう。
 
傷んだので捨ててしまった食材の費用は、年間を通して、非常に大きな金額になるため、値段を理由にした買い物や、突発的に購入する食品を、極力減らすことが大切です。
 

計画的な買い物で食費の節約を成功させよう

さまざまな食材が値上がりして、家計の負担はますます大きくなっています。そうしたなかで、節約しようと思ったときには、つい大容量でコスパのよいものに目が行きがちですが、まずは「食材を無駄にしないこと」を意識することが大切です。日々の買い物を見直して、食費の負担を、徐々に減らしていきましょう。
 

出典

総務省「家計調査報告-2023年(令和5年)6月分及び4~6月期平均-」
総務省「2020年基準 消費者物価指数 全国2023年(令和5年)6月分」
 
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー

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