新卒で手取り18万ですが、職場の飲み会で「7000円」の会費を徴収されます。これって妥当ですか? 費用を抑えることは可能でしょうか…?

配信日: 2023.08.18 更新日: 2024.10.10

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新卒で手取り18万ですが、職場の飲み会で「7000円」の会費を徴収されます。これって妥当ですか? 費用を抑えることは可能でしょうか…?
社会に出ると交友関係も広がり、学生時代とは異なる付き合いが多くなります。「職場の飲み会」もその1つで、職場の人と親しくなれるチャンスです。しかし、その一方で、飲み会で支払う会費(以下「飲み会代」)を負担に感じる人もいるでしょう。ここでは、新卒で手取り18万円の場合、7000円の飲み会代が妥当かどうかを検証します。
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新卒の手取りと飲み会代にまつわる現状

手取りとは、給与から所得税や社会保険料などを差し引いたもので、自身が自由に使えるお金のことです。ただし、新卒の場合は給与水準そのものがあまり高くはないので、飲み会代7000円の捻出が厳しい人もいるでしょう。
 
あるアンケートによると飲み代平均は4237円、年参加回数は17回となっています。別の調査結果でも飲み会の社会人平均が5420円となっています。しかも、後者の調査では、高いと思う金額に5000円と挙げている人が約半数に達しています。いずれにしても、7000円の会費は妥当とは言いにくいでしょう。
 

飲み会代の負担は一律? 対処法も考えておこう

飲み会代7000円は平均よりも高いので、捻出が厳しい場合もあるでしょう。職場の飲み会なので、先輩や上司が多めに出してくれたり、ときにはおごってもらえたりするかもしれません。
 
しかし、先輩や上司もそれぞれの家計のなかから費用を出しているので、彼らからのおごりを「当たり前」と受け止めるのはよくありません。感謝の気持ちを伝えたり、飲み会代の支払いをアピールしたりすることも大切です。
 
たまには先輩の財布が期待できることもあるとはいえ、参加者全員が均一に支払う「割り勘」が多いのが実情です。そのため、手取りが少ない新卒者にとっては負担が大きいかもしれません。場合によっては、飲み会への参加を控えることも検討しましょう。
 
やはり、7000円の飲み会代は平均よりも高い金額なので、すべてに参加するのは得策とはいえません。プライベートでの飲み会もあるでしょうから、優先順位を付けることも重要です。また、普段から生活費のなかから飲み会代として積み立てておけば、急な飲み会に慌てなくても済むでしょう。
 

状況によっては残業代が発生することも

社会人になると、歓送迎会や忘年会、新年会など、いろいろな飲み会を経験するようになります。これに日常的な親睦会も含めるとかなりの数になるのは、前述のアンケートによれば、年間の飲み会参加回数平均は17回となっています。飲み会代平均4237円に17回を掛けると7万2029円です。
 
これらの金額には不本意に参加した飲み会代も含まれています。飲み会は仕事の延長で行われる場合もあり、酒席で仕事の話をすることも多いです。そのため、不利な扱いや仲間外れをされないために参加する人もいるでしょう。
 
ただし、職場が参加を強要した飲み会は労働時間として扱われます。残業代の支払い対象になることもあります。7000円の出費がきつい飲み会が強制であるなら、残業代を請求してみるのも方法の1つです。
 

飲み会への参加は強制ではない! 自分にプラスになる飲み会には参加も

手取り18万円の人にとって、職場での飲み会代7000円は平均を上回る金額であり、負担が少なくないでしょう。また、年間の飲み会が平均17回では、飲み会代の工面が難しいことも想定されます。
 
職場が飲み会への参加を強制した場合、残業代が発生することを知っておきましょう。しかし、飲み会で得られるものも少なくありません。そのため、自分に必要となる飲み会を選んで参加するのも手です。
 

出典

マイナビ学生の窓口 飲み会代で「高い」と思うのはいくらから? 大学生と40代社会人に聞いた!

 
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー

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