更新日: 2023.08.22 その他家計

ほとんど使っていない家の「固定電話」解約するとどのくらい節約になる?

執筆者 : FINANCIAL FIELD編集部

ほとんど使っていない家の「固定電話」解約するとどのくらい節約になる?
固定電話は、スマートフォンと同じように、使っていなくても、持っているだけで、月額料金がかかってしまいます。そのため、利用頻度が低い場合は、解約することで節約につなげられます。
 
本記事では、固定電話を解約することで、どれくらいの節約ができるのかを解説したうえで、解約方法と、解約時の注意点をご紹介しますので、ぜひ参考にしてください。
FINANCIAL FIELD編集部

執筆者:FINANCIAL FIELD編集部(ふぁいなんしゃるふぃーるど へんしゅうぶ)

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固定電話を解約することで節約できる金額

固定電話にかかる料金には、おもに「基本料金」と「通話料金」の2種類があります。通話料金は、使用しなければ支払うことはありませんが、基本料金は、契約している限り、毎月支払い続けなければなりません。
 
つまり、使わない固定電話を解約することで、基本料金を節約できます。表1に、NTT東日本・西日本の、サービスごとの基本料金を記載しました。
 

表1

 
※1~3級取扱所(級局)とは:区域内通話でかけられる数によって、1~3級に分けられた区分。 区分によって金額が異なる
 
表2

INSネット64 3058円
INSネット64・ライト 3333円

※「NTT東日本 毎月の基本料金」「NTT西日本 基本料金」をもとに筆者作成
 
仮に、一番安い加入電話のダイヤル回線を契約している場合は、毎月1595円の基本料金を支払っているため、解約することで年間で1万9140円節約できます。加入しているサービスにもよりますが、固定電話を解約すると、2万~4万円ほどの節約効果が見込めるでしょう。
 

固定電話の解約方法

固定電話の解約は、電話、もしくはインターネットで手続き可能です。ただ、利用している場所や契約しているサービスによって、申し込み方法が異なりますので、注意しましょう。
 
まずは、お住まいがNTT東日本・西日本の、どちらに該当するかを確認します。
 
表3

NTT東日本エリア 北海道・青森県・岩手県・秋田県・宮城県・山形県・福島県
・茨城県・栃木県・群馬県・埼玉県・千葉県・東京都・神奈川県
・山梨県・長野県・新潟県
NTT西日本エリア 富山県・石川県・福井県・岐阜県・静岡県・愛知県・三重県
・滋賀県・京都府・大阪府・兵庫県・奈良県・和歌山県・鳥取県
・島根県・岡山県・広島県・山口県・徳島県・香川県・愛媛県
・高知県・福岡県・佐賀県・長崎県・熊本県・大分県・宮崎県
・鹿児島県・沖縄県

※筆者作成
 
その後、現在の契約内容を確認します。加入電話・加入電話ライトプラン・INSネット64・INSネット64・ライトをご契約の場合は、各NTTのホームページ上から、解約の予約申し込みを行います。
 
解約時には、下記の情報・物が必要ですので、事前に準備しておきましょう。


・解約する電話番号
・契約者名
・電話を使用している住所
・本人確認書類(必要な場合)

ひかり電話を利用している場合は、ホームページでは解約ができず、電話で申し込みを行う必要があるため、注意しましょう。
 

固定電話を解約する際の注意点

固定電話の解約は、節約につながりますが、一方で、注意しておかなければならない点もあります。固定電話解約の際に、気をつけたいポイントは、下記のとおりです。


・公共料金やクレジットカードなどの連絡先を変更する必要がある
・携帯電話をメインで使うことで、通話料金が高くなる可能性がある
・固定電話と同じ会社のプロバイダーや携帯電話を使っている場合は、割り引きがなくなる場合がある

固定電話を解約する際は、節約によるメリットにだけ、目を向けるのではなく、注意点も把握したうえで、解約すべきかどうかを決めましょう。
 

固定電話を使用しないのであれば解約は大きな節約につながる

もし、固定電話をほとんど使用していないようであれば、解約を検討することをおすすめします。固定電話を解約すると、基本料金を支払う必要がなくなるため、年間2万~4万円ほどの節約につながります。
 
家計の出費を抑えられるため、ぜひ、この機会に検討してみてください。
 
※2023/8/22 タイトルを一部修正いたしました
 

出典

東日本電信電話株式会社 毎月の基本料金
西日本電信電話株式会社 基本料金
 
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー

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