更新日: 2023.08.31 家計の見直し

一人暮らしの電気代・水道代はいくらが平均?平均より高い場合にすぐできる節約方法はある?

執筆者 : FINANCIAL FIELD編集部

一人暮らしの電気代・水道代はいくらが平均?平均より高い場合にすぐできる節約方法はある?
一人暮らしを始めると、電気・水道代としてかかった金額を目にするようになり「こんなに高いの!?」と、驚いた経験のある方もいらっしゃるのではないでしょうか。
 
「もしかしたら、自分の使い方が悪いのか」と、疑問に思っても、周囲の友人や知人に「いくらかかっているの?」とは聞きにくいもの。そのため、電気・水道代の平均額を、知りたい方もいらっしゃるでしょう。
 
今回は、一人暮らしでの電気・水道代の平均金額と、それよりも高かった場合に、すぐできる対処方法をご紹介します。
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執筆者:FINANCIAL FIELD編集部(ふぁいなんしゃるふぃーるど へんしゅうぶ)

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一人暮らしの電気代・水道代の平均金額は?

2022年の総務省統計局による家計調査では、一人暮らしの場合における電気・水道代の平均金額は、表1のとおりとなりました。
 
表1

単身者世帯全体 単身者・勤労者世帯のみ
水道光熱費全体 1万3098円 1万1138円
電気代 6808円 5841円
上下水道料 2116円 1824円

※総務省統計局「家計調査 家計収支編 単身世帯 2022年」を基に筆者作成
 
勤労者世帯限定の支出額を確認すると、家に滞在する時間が短いため、単身者全体よりも低額で済んでいることが分かります。とくに、電気代は5841円となっており、一人暮らし全体の金額よりも、1ヶ月当たり967円、年間で1万円以上も低く済んでいる計算になります。
 

電気・水道代が高かったときにやること

電気・水道代が平均金額よりも高かった場合は、電気製品や水の使い方を見直す必要があります。
 
もちろん、契約している会社やプランを見直すことも効果的ですが、料金の見直しをはじめとして、もろもろの手続きは大変なもの。そうした手続きは、安易に乗り換えをして後悔しないように、じっくりと腰を据えて見直したほうがよいでしょう。
 
「ひとまず、すぐに始められる節約方法を知りたい」という場合は、電気代については、下記のことを意識してみてはいかがでしょうか。
 

<電気代の節約方法>

・炊飯器:保温機能を切る
・テレビ:観ていないときは電源を切る。画面の明るさを下げる。BGM感覚でテレビを付けない
・エアコン:設定温度を1℃上げる。連続運転ではなく、自動運転に切り替える。フィルターを小まめに掃除する
・パソコン:つけっぱなしにして寝ない
・スマートフォン:外出時には、Wi-Fi接続を切る。なんとなく使わないようにする
・トイレ:便座の暖房機能をオフにする。省エネ機能をオンにする
・電灯:夜更かしをしない

 
なかでも、エアコンの使い方は、夏場には注意しておきたいもの。
 
エアコンは、1℃上げるだけで、およそ10%の節電効果を得られたり、自動運転にするだけで、もっとも効率のよい電力消費の運転方法に切り替えてくれたりと、重要なポイントが数多くあります。酷暑で使わずにいることは難しいため、上記のように、電力消費を抑えながら使う方法を把握しておきましょう。
 
また水道代についても、以下のような取り組みが可能です。とくに食器洗浄機は、節水には効果的です。複数人分の食器を洗う場合は、食器洗浄機を使うと、手洗いした場合の1/9程度まで節水ができるといわれているため、自宅にあるならば、活用することをおすすめします。
 

<水道代の節約方法>

・水回り全般:水道の元栓を少しだけ締めて、一度に出る水量を減らす
・浴室:シャワーを出しっぱなしにしない
・洗濯:少量の洗濯物ならば手洗いしたり、翌日分と一緒にまとめ洗いしたりする
・キッチン:大量の洗い物があるときは、食器洗浄機を使う

 

ポイントを抑えて支出を減らそう

水道光熱費は、2022年のデータで、単身者世帯の場合は、毎月1万3098円、年換算で15万7176円かかっている計算になります。毎月数百円ずつでも節約していくことで、大きな違いになるでしょう。ご紹介したポイントを抑えて、電気・水道代の削減を成功させてください。
 

出典

総務省統計局「家計調査 家計収支編 単身世帯 2022年」<用途分類>1世帯当たり1か月間の収入と支出 2 男女,年齢階級別 単身世帯・勤労者世帯
 
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
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