更新日: 2024.10.10 家計の見直し

物価高を乗り越える! 毎月の携帯電話の料金を下げる方法とは?

物価高を乗り越える! 毎月の携帯電話の料金を下げる方法とは?
2022年から引き続き物価が上昇しています。食料品や電気代、ガソリン代などの値上げによって家計が苦しいと感じている方もいるかと思いますが、少しでも節約したいという方は、毎月の携帯電話やスマートフォンの利用料金を下げることに挑戦してみてはいかがでしょうか。そこで今回は、家庭の通信費の支出を抑えるポイントをご紹介します。
 
※この記事は2023年8月末時点の情報を基に執筆しています。
下中英恵

執筆者:下中英恵(したなかはなえ)

1級ファイナンシャル・プランニング技能士(資産設計提案業務)、第一種証券外務員、内部管理責任者

“東京都出身。2008年慶應義塾大学商学部卒業後、三菱UFJメリルリンチPB証券株式会社に入社。

富裕層向け資産運用業務に従事した後、米国ボストンにおいて、ファイナンシャルプランナーとして活動。現在は日本東京において、資産運用・保険・税制等、多様なテーマについて、金融記事の執筆活動を行っています
http://fp.shitanaka.com/”

物価高の現状をチェック

ロシアによるウクライナ侵攻や円安の影響で、2022年から物価高が続いています。現在の物価の上昇については、総務省が毎月公表している消費者物価指数をチェックするのがいいでしょう。
 
2020年を「100」とした総合指数は、2023年7月で「105.7」となっています。特に食料は「113.1」と上昇率が高く、前年同月比では8.8%の上昇となりました。生鮮食品を除く食料の例では、前年同月比で鶏卵が36.2%、炭酸飲料が16.4%、ハンバーガー(外食)で14%のアップとなっています。
 

携帯電話の通信料の変化は?

次に携帯電話の通信料を見ていきましょう。2023年7月の費目別の消費者物価指数では、交通・通信は前年同月比で4.8%アップしています。
 
そのうち通信料(携帯電話)は10.2%の上昇となっており、食料品ほどではありませんが、毎月の携帯電話やスマートフォンの利用料金もじわじわと上がってきているのが分かります。
 
携帯電話の料金については、2021年から政府の主導による値下げが進んでいましたが、ここにきて値上げする傾向が見られます。ソフトバンク、NTTドコモ、KDDIの大手通信会社は新しい料金プランでの実質的な値上げを発表しており、現在、契約中の人は各社の今後の動向に注目する必要があるでしょう。
 

格安SIMで通信費の節約を!

少しでも毎月の携帯電話の利用料金を下げたいと考えている場合は、格安SIMカードなどを活用するのがおすすめです。大手通信会社の料金よりも大幅に安い価格設定となっているため、毎月の利用コストが下がる可能性があります。
 
格安SIMや格安携帯電話・スマートフォンには、楽天モバイルやLINEMO、UQモバイル、ワイモバイルなど、いくつかの通信会社があります。利用料金は毎月どのくらいのデータ通信量を必要とするか、また音声通話を行うのか、使い方などに合わせて選択するプランで変わってきます。
 
例えば、データ通信が中心で通話をまったくしない人におすすめのプランや、逆に通話が多い人に向けたプランなどを各社が用意しているため、比較検討することが大切です。
 
一例ですが音声通話を使用しない場合、毎月の利用料金を1000円以下に抑えられるプランなどもあります。自分の使い方にぴったりのプランを見つけることで、大手通信会社に比べて毎月の通信費を大幅に節約できるケースもあるでしょう。
 

まとめ

食料品をはじめとして、さまざまなモノやサービスの価格が上昇している現在、少しでも節約できるポイントがないか、家計を見直すことは大切です。
 
そして携帯電話やスマートフォンは、生活する上で欠かせないものとなっています。毎日使うものだからこそ、利用料金を節約することができないか、料金プランや通信会社の見直しを行い、通信費を抑えられる場合は格安SIMへの移行などを検討してみてはいかがでしょうか。
 

出典

総務省統計局 2020年基準 消費者物価指数 全国2023年(令和5年)7月分

 
執筆者:下中英恵
1級ファイナンシャル・プランニング技能士(資産設計提案業務)、第一種証券外務員、内部管理責任者

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