更新日: 2023.10.05 その他家計

シャンプーを詰め替えるのが面倒で、毎回新ボトルを購入。「詰め替え」にすると年間いくらの節約に?

執筆者 : FINANCIAL FIELD編集部

シャンプーを詰め替えるのが面倒で、毎回新ボトルを購入。「詰め替え」にすると年間いくらの節約に?
シャンプーをはじめ、ボディーソープ、洗剤など、さまざまな製品で詰め替え用の商品が売られています。詰め替え商品を買ったほうが、お得でエコだからという方もいれば、詰め替えるのが面倒で、毎回新ボトルを購入するという方もいるでしょう。
 
この記事では、毎回シャンプーの新ボトルを購入する場合と、詰め替え商品を購入する場合を比べて、年間どれくらい節約できるのかを調べてみました。
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1ミリリットル当たりの価格を比較

今回は、レギュラーサイズの容量が200ミリリットル、詰め替え商品の容量が340ミリリットルのシャンプーを例とします。ボトルを購入する場合と詰め替え用商品を購入する場合で、1ミリリットル当たりの価格を割り出して比較しました。
 

・ボトルの場合

価格は大手通販サイトの最安価格の343円を用いて計算しています。レギュラーサイズの容量、200ミリリットルのシャンプーでは、343÷200=1.715となり、1ミリリットル当たりの価格は、約1.7円です。
 

・詰め替え用の場合

1袋の容量は340ミリリットルです。価格は、2022年の全国の平均価格約326円で計算しました。この場合、326÷340=0.9588……となり、1ミリリットル当たりの価格は約1.0円です。
 

年間の金額

1日1回シャンプーするとして、1回当たりの消費量を6ミリリットル(2プッシュ程度)で計算し比較します。
 

・ボトルの場合

200ミリリットル入りのボトルの場合、200÷6=33.3……で、1本で約33日もつ計算になり、およそ1ヶ月に、200ミリリットルのボトルが1本必要であることが分かります。また1日当たりの金額は、343÷33=約10円です。
 
これを年間に換算すると、365÷33=11.060……で、年間11本のボトルを購入することになり、必要な金額は343円×11=3773円となります。
 

・詰め替え商品の場合

すべて詰め替え用にする場合、340÷6=56.66……となり、1袋で約56日、およそ1袋で2ヶ月弱もつことが分かります。また1日当たりの金額は、326÷56=約5.8円です。
 
年間では365÷56=6.517……でおよそ6.5袋、金額は約2119円必要です。
 

ボトルと詰め替えではかなりの差が!

毎回ボトルを購入する場合と、詰め替え商品を購入する場合を比較すると、3773円-2119円=1654円で、金額に約1.8倍の開きが出ることが分かりました。
 
また、総務省の「家計調査 / 家計収支編 単身世帯 詳細結果表」では、2022年のシャンプーへの支出額の平均は1797円で、ボトルを毎回購入する場合よりも、かなり低くなっています。
 
今回はとくに、容量が少ないレギュラーボトルと比較したため、差が大きくなったこともありますが、毎回ボトルを買うよりも、詰め替えを利用することは、節約効果があるといえるでしょう。
 

詰め替えは節約効果大! 面倒でもやる価値あり

シャンプーの詰め替えは、容器を清潔にする必要があるなど、面倒なことも多いものですが、毎回ボトルを購入するよりも、節約効果はかなり大きいことが分かりました。
 
シャンプーの1回の使用量は、ごくわずかです。しかし、年間という単位で考えると、金額に大きな差が出ます。詰め替え商品を利用して、上手に節約しましょう。
 

出典

総務省統計局 小売物価統計調査(動向編)2022年 表番号 1 調査品目の月別価格及び年平均価格【都道府県庁所在市及び人口15万以上の市】シート9622 シャンプー
>総務省統計局 家計調査 / 家計収支編 単身世帯 詳細結果表 2022年 表番号 12 年間収入階級別 1世帯当たり年間の品目別支出金額(単身世帯)
 
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
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