更新日: 2023.10.11 その他家計

止まらない「ガソリン代」の高騰…どうにか節約できる方法はある?

執筆者 : FINANCIAL FIELD編集部

止まらない「ガソリン代」の高騰…どうにか節約できる方法はある?
レギュラーガソリンの小売価格は、2023年8月28日時点で185.6円/リットルとなり、過去最高値である2008年8月の185.1円/リットルを約15年ぶりに更新しました。今後もガソリン代の高騰は続くのでしょうか。本記事では、ガソリン価格の高騰が続く理由と、少しでも家計の負担を減らすために、ガソリン代を節約する方法について調べました。
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止まらないガソリン価格の高騰! 値上がりの理由は?

ガソリン価格がここまで値上がりした理由は、産油国サウジアラビアが自主減産を行ったことで原油価格が上昇し、かつ円安による輸入コストの上昇が、ガソリン価格の高騰に拍車をかけているためだと思われます。
 
加えて、国からの補助金が段階的に縮小されていることも関係しているでしょう。
 
2022年2年に、ロシアがウクライナへの侵攻を開始すると同時に原油価格が高騰したため、政府はガソリン代への補助を拡大しました。それによってガソリン価格の水準を168円/リットル程度に抑えられていましたが、2023年6月からガソリン代への補助金の割合を減らしたため、ガソリン価格が高騰したと考えられます。
 
2023年9月11日のガソリン価格全国平均は184.8円/リットル、9月19日には182.0円/リットルと2週連続で値下がりが続いたとはいえ、まだガソリン代の価格高騰は続くでしょう。
 

ガソリン代を節約する方法|運転方法

燃費消費量が少ない運転を心がけることで、ガソリン代を節約できます。例えば、以下のポイントを意識するといいでしょう。
 

・穏やかな発進を心がける

最初の5秒で時速20キロを目指すやさしい発進で、10%ほど燃費が改善します。
 

・車間距離にゆとりを持たせる

車間距離を短くすると無駄な加速・減速が増えて、市街地では2%、郊外では6%ほど燃費が悪化するといわれています。
 

・減速時は早めにアクセルを離す

赤信号などで減速する際は、早めにアクセルを離すことでエンジンブレーキが作動し、2%ほど燃費が改善します。
 

・エアコン(A/C)を適切に使う

暖房時はエアコンを消しましょう。設定温度が外気と同じ25度の場合、エアコンをつけたままにしておくことで12%ほどの燃費が悪化します。
 

・無駄なアイドリングをやめる

10分間のアイドリングで、130ccほどのガソリンを消費します。
 

・不要な荷物は載せない

車内の荷物が100キログラム増えるたびに3%ほど燃費が悪化します。使わないキャリアなども外しておくと、空気抵抗を減らしてガソリンの消費量が抑えられます。
 

・出発前にルートや交通情報をチェックする

1時間のドライブで10分間道に迷うと、17%ほどガソリンを余分に消費します。
 

ガソリン代を節約する方法|メンテナンス

車のメンテナンスを適切に行うことで、燃費悪化を防ぎます。
 

・タイヤの空気圧を適切に保つ

タイヤの空気圧が50キロパスカル不足すると、市街地で2.5%、郊外で4.3%、高速道路で4.8%ほどガソリン消費量が悪化するといわれています。1ヶ月に1度を目安に、タイヤの空気圧を点検しましょう。
 

・エンジンオイルの交換を行う

エンジンオイルが劣化すると、自動車を動かすためのパワーが余分に必要となり、燃費悪化につながるといわれています。メーカーが推奨するオイル交換の頻度を守ることが大切です。
 

・エアクリーナーの交換を適正に行う

エアクリーナーが汚れて目詰まりすると、エンジンに送られる空気量が適正でなくなり、エンジンが本来の性能を発揮できなくなります。メーカーが推奨する交換頻度を守ることで、悪化した燃費の回復が期待できます。
 

運転方法とメンテナンスに気をつけてガソリン代を節約しよう

ガソリン価格の高騰は、車の使用頻度が高い家庭にとって大きな問題です。通勤や買い物でどうしても車が必要な方もいるでしょう。車の運転方法を見直したり、メンテナンスを行ったりして、ガソリン代の節約につなげましょう。
 

出典

経済産業省 資源エネルギー庁 
石油製品価格調査 1.給油所小売価格調査(ガソリン、軽油、灯油)
9月27日(水)結果詳細版
1990年(平成2年)8月27日~

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執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
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