更新日: 2023.10.11 その他家計

「3パック1000円」VS「ボリュームパック」お肉を買うならどちらがお得?

「3パック1000円」VS「ボリュームパック」お肉を買うならどちらがお得?
スーパーの肉売り場で「3パックで1000円」の表示を見かけることがあります。一見お得に見えますが、場合によってはボリュームパックのほうがお得なケースもあります。
 
そこで今回は、「3パック1000円」と「ボリュームパック」のどちらがお得に購入できるか検証しました。
FINANCIAL FIELD編集部

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「3パック1000円」と「ボリュームパック」お得なのはどっち?

「3パック1000円」と「ボリュームパック」の価格は、販売店により異なります。同じ価格で、3パック分の肉のトータル量がボリュームパックよりも多ければ、「3パック1000円」のほうがお得です。
 
しかし一般的には、小分け販売よりも大容量で売られているほうがグラム単価が安い傾向にあります。そのため購入する前に、両方のグラム単価を確認して安いほうを選ぶことで食費の節約につながるでしょう。
 

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「3パック1000円」と「ボリュームパック」のメリット・デメリット

「3パック1000円」や「ボリュームパック」には安さだけでなく、それぞれメリット・デメリットがあります。それぞれのよさを知ったうえで商品を選ぶとよいでしょう。
 
「3パック1000円」は3種類の肉が選べるため、さまざまな献立に活用できます。さらに1回分としてパックしてあり、肉を分ける手間が発生しません。
 
ただしパックごとのゴミが出てしまうことと、3種類選ばなければならないことから、必要のないものまで購入する可能性もあります。結果的に使い切れず傷んでしまえば、無駄遣いになってしまうでしょう。
 
一方で「ボリュームパック」はグラム単価が安く、まとめて購入することで金銭的なメリットがあります。1回で使い切る分には問題ありませんが、何回かに分けて調理する場合や冷凍保存しておく場合には、自分で小分けにする手間が発生します。
 
こちらも「3パック1000円」と同様に、計画的に献立を考えなければ、使い切れず無駄になってしまうこともあるでしょう。
 
安さはもちろん大切ですが、ライフスタイルや利便性も考慮して選ぶことがポイントです。
 

現在の肉の平均小売価格

近年物価高騰が続き、肉の価格も上昇傾向にあります。農林水産省の「食品価格動向調査(食肉・鶏卵)」によると、肉の小売価格は表1のように上昇しています。
 
表1※100グラム当たりの価格
 

年月 輸入牛肉
(冷蔵ロース)
国産牛肉
(冷蔵ロース)
豚肉
(ロース)
鶏肉
(もも肉)
令和5年9月 344円 885円 276円 142円
令和元年9月 293円 821円 265円 123円
値上がり価格 51円 64円 11円 19円

 
※農林水産省「食品価格動向調査(食肉・鶏卵)」を基に筆者作成
 
表1を見ると、5年の間に牛肉の値上がりが著しく、豚肉や鶏肉も10~20円ほど値上がりしていることが分かります。まとめ売りでグラム単価が安くなっている肉を購入すれば、その分食費を抑えられます。
 
鶏肉(もも肉)を600グラム購入するケースで、ボリュームパックと小分けパックがそれぞれいくらお得になるのかを計算してみましょう。
 
「ボリュームパック(120円/100グラム)」の場合、600グラムで720円です。対して「小分けパック(142円/100グラム)」の場合、600グラムで852円です。その差は132円であり、週1の頻度で購入した場合は1ヶ月で528円の節約につながります。
 

「ボリュームパック」で賢く食費を節約しよう

「3パック1000円」と「ボリュームパック」のどちらがお得かは販売店によるため、実際に選ぶ際は両方のグラム単価を確認しましょう。一般的には「ボリュームパック」のほうが、グラム単価が安く設定されている傾向にあります。
 
物価高騰が続いているなか、少しでも食費を安く抑えたい場合は「ボリュームパック」がおすすめです。肉は冷凍保存が可能なため、まとめて購入しても食材を無駄にせずに済むでしょう。
 

出典

農林水産省 食品価格動向調査(食肉・鶏卵) 令和5年9月(9月11日~9月13日)の調査結果(全国平均)

 
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー

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