更新日: 2024.10.10 働き方
副業にせどりがおすすめっていわれたけど、転売とは違うの? 始め方や注意点は?
せどりとはそもそもどのような副業なのか、稼ぐプロセスや初心者でも稼げるとされる理由、はじめ方や注意点などを紹介するとともに、転売との違いについても紹介します。
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部(ふぁいなんしゃるふぃーるど へんしゅうぶ)
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せどりとは?
せどりとは、商品を仕入れて転売することで利益を得る活動のことを指します。語源は、かつて、本の背表紙をみて値打ちのある本を仕入れて売る、という方法から始まったため、「世表紙をとる」ことから「せどり」と一般化するようになりました。
現在はインターネット上でのさまざまな種類の商品の販売が行われています。具体的な手法としては、オークションサイトやフリマアプリでの仕入れや、卸売業者からの仕入れなどがあります。
転売との違いは?
せどりと転売は似たような活動と思われがちですが、微妙な違いがあります。
転売とは、市場に出回っている新品もしくはそれに近い商品を安く仕入れ、高く売ることを目的としていますが、せどりは、おもに中古商品やアウトレット商品を仕入れ、それを再販することで利益を得ることを目指す形態です。この違いから、せどりは、比較的、初期投資が少なくすみ、ランニングコストもあまりかからないとされています。
一方で、転売も商品を安く仕入れて高く販売する点では共通していますが、転売は市場価値よりも安い商品を仕入れて高く売る形態とは限らず、プレミア価格などをねらって利益を得る形が増えています。いわゆる安い掘り出しものを見つけて利益を得るよりも、希少価値がつきそうな商品をなるべく安価で仕入れ、プレミア価格で販売することが多い状況です。
せどりのはじめ方と注意点
せどりを始める際の基本的な流れは以下のとおりです。
1.市場調査
2.仕入れ
3.販売
4.収支管理
まずは、需要があり、利益が見込める商品、もしくは商品ジャンルを見つけることから始まります。流行りや希少性などを加味して、市場のニーズをおしはかる必要があるため、多少なりともマーケティングが必要です。
商品の仕入れ先はさまざまありますが、オークションサイト、中古ショップ、フリマサイトやアプリなどがよく利用されています。そのほかにも卸売業者から直接、仕入れたり、個人輸入なども選択肢のひとつです。
販売価格はあくまでも適正価格を遵守(じゅんしゅ)することが一般的で、不必要な高額販売などは基本的にしないこととされています。
せどりを始めるうえで重要なポイントは、収支を管理する帳簿作成です。確定申告が必要になった場合に帳簿は必須となるため、しっかりと管理しましょう。
せどりを始めるにあたって注意すべき点は、仕入れ先の信用度と市場調査です。利益が得られる商品を見つけるための市場調査が大切なのはもっとも重要ですが、仮にもうかりそうなジャンルなどを見つけられても、仕入れ先がなければはじまりません。販売後に購入者が満足してもらえる商品を仕入れ、適切な価格で販売することが、せどりでもうける最低限度のポイントです。
せどりは初心者でもかせぎやすいかもしれないが楽ではない
せどりは、商品を仕入れて販売して利益を得る行為です。一般的な小売業などと同じような形態であるため初心者でも仕組みを理解しやすく、また利益を得やすいとされる副業のひとつに数えられます。
どのような商品を仕入れたら売れるのか、いくらで仕入れるのか、いくらで販売するのかなど、適切なプロセスを設定するための市場調査が大切です。
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー