更新日: 2024.10.10 働き方
出社後にかるく朝食やおやつを食べてもいい?給与には響かない?
始業前であれば問題ない場合がほとんどですが、始業後の場合は給与が発生しているため、業務に専念しなければなりません。
とはいえ、おなかがすいたままの状態では集中できず、仕事の効率が悪くなってしまう可能性があります。軽食やおやつ程度であれば、許容範囲内なのでしょうか。
今回は、出社後におやつや軽食をとることで、評価や給与に影響するかどうかについて、ご紹介します。
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部(ふぁいなんしゃるふぃーるど へんしゅうぶ)
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就業中に朝食やおやつを食べるのは違反行為?
労働基準法には、労働者がとる休憩時間の最低ラインは明記されていますが、職場における飲食に関する取り決めについては、具体的に定められていません。
そのため、就業中に朝食やおやつを食べることに関しては、会社ごとのルールに従う必要があります。
しかし、特に決まりは作っていない会社や、そのときの状況で上司が判断している会社もあるでしょう。
朝食やおやつを食べることでエネルギーが補給されて、仕事への集中力が高まるようであれば、容認されるケースが多いようです。
減給の対象になるのはどんなとき?
就業中の間食が原因で、減給になる可能性はあるのでしょうか。
そもそも減給は、厚生労働省の資料によれば「無断欠勤や遅刻を繰り返す」「職場の備品を私用で無断に持ち出す」などの問題行動に対して行われることがほとんどです。
始業後にかるい朝食をとったり、就業中におやつを食べたりした程度では、減給される可能性は低いと考えてよいでしょう。
ただし、そういった行為を「就業規則違反」としている会社で、上司が繰り返し注意しても間食をやめなかった場合は、なんらかの懲戒処分の対象になることがあります。
会社によっては人事評価に影響したり、減給の対象になったりすることもあるため、注意が必要です。
たとえ、就業規則に間食を禁止する内容が含まれていない場合でも、指示に従わなかったことに対して、懲戒処分がとられる可能性があります。
就業中におなかがすいたときの対処法を確認しておこう
就業中の間食が許容されている場合であっても、周囲の人に迷惑をかけないように、マナーを守って食べることが大切です。
例えば、においのきついものや、食べるときに大きな音が出るものは避けるようにしましょう。周囲の人たちの集中力を途切れさせてしまう可能性があります。
また、食べカスを落としたり飲み物をこぼしたりして、大切な資料や会社の備品を汚してしまわないように、注意が必要です。
さらに、食べ物が口の中に入っている状態で電話応対をすることがないように、タイミングにも気をつけましょう。
出典
厚生労働省 労働条件・職場環境に関するルール 1 賃金 (3)その他
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
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