更新日: 2023.11.06 その他家計

寒くなってきたのでエアコンを付けていますが、「22度」だと暑く、「21度」だと寒いのでイライラしています。節約したいので「21度」にしたいのですが、暖かさを向上させる工夫はないでしょうか?

執筆者 : FINANCIAL FIELD編集部

寒くなってきたのでエアコンを付けていますが、「22度」だと暑く、「21度」だと寒いのでイライラしています。節約したいので「21度」にしたいのですが、暖かさを向上させる工夫はないでしょうか?
冬になると、エアコンの設定温度に悩む方も多いのではないでしょうか。エアコンは室内の温度を一定に保つために、電気代がかかります。節約のために設定温度を下げたいと思っても、快適に過ごせないこともあるでしょう。そんなときは、エアコンだけに頼らずに暖かさを向上させる工夫をしてみるのがおすすめです。
 
この記事では、冬にエアコンの設定温度を下げても快適に過ごせる方法をいくつか紹介します。
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執筆者:FINANCIAL FIELD編集部(ふぁいなんしゃるふぃーるど へんしゅうぶ)

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エアコンの温度を1度低くするといくらの節約になる?

経済産業省資源エネルギー庁によると、外気温度6度の時、エアコン(2.2kW)の暖房設定温度を21度から20度にした場合(使用時間:9時間/日)、年間で電気53.08kWhの省エネ、原油換算13.38L、CO2削減量25.9kgとなり、約1650円の節約になるそうです。このことから、年単位で見ると大きな見過ごせない節約効果があると分かります。
 

エアコンの風向きや風量を調整する

エアコンの設定温度だけでなく、エアコンの風向きや風量も快適さに影響する要因です。一般的に、暖かい空気は上方に集まり、冷たい空気は下方に集まるという性質があります。
 
そのため、冬にエアコンを利用する際はエアコンの風を下向きに設定しましょう。風向きを下に設定することで、冷えやすい足元に暖かい空気を届けられます。そして、その暖かい空気が自然と上昇していくことで、効率よく室内全体が暖まるのです。
 
また、寒いからといってエアコンの風量を強に設定するのはおすすめしません。空気が乾燥する原因になるうえに、節約効果も減ってしまいます。風量は弱、または自動に設定しておくようにしましょう。
 

湿度を保つ

冬は乾燥する季節です。空気が乾燥すると体感温度が下がります。冬にエアコンを利用することで部屋の空気は暖まりますが、そのぶん乾燥が進んでしまうため、部屋の湿度を保つことが大切です。
 
湿度を保つ方法はいくつかありますが、一番簡単なのは加湿器を使うことでしょう。加湿器は空気中に適度な水分を加えられるため、部屋の湿度を上げることが可能です。適切に湿度を補うことで、快適な温度と湿度の両立がかないます。
 
また、空気の乾燥は、肌や喉が荒れたり、インフルエンザなどの感染症にかかりやすくなったりする原因の一つです。こまめに水分補給を行い、部屋の湿度を保つことが、肌や喉の乾燥を防いで快適な体感温度に近づけることにつながります。
 

暖かい服装や寝具を活用する

エアコンの設定温度を下げる場合は、暖かい服装や寝具を効果的に活用しましょう。服装は、薄手のものを重ね着することで保温効果が高まります。肌着や靴下などで身体をしっかりと覆うことが重要です。首や手首などの血管が浮き出ている部分から熱が逃げやすいため、そういった部分を重点的に保温するとよいでしょう。
 
また、足首やつま先などの末端部分は冷えやすいので、暖かい素材の靴下などを活用するのがおすすめです。
 
寝具は羽毛布団や毛布など保温性の高いものを選びましょう。就寝時の服装は、吸湿性や速乾性に優れた綿100%などの素材がおすすめです。汗を吸収しにくい素材の服装は、就寝時にかいた汗がとどまることで必要以上に身体を冷やす原因になります。
 

エアコンだけに頼らず、寒い冬も快適に過ごそう!

エアコンの設定温度が「21度」だと寒く感じる場合は、風向きや湿度に気を付けたり、服装や寝具を工夫したりすることで、暖かさを向上させることができます。また、エアコンの設定温度は、自分の好みだけでなく、節約や環境、健康などの観点からも考えてみることが大切です。今回紹介した方法を実践し、寒い冬も快適に過ごしましょう。
 

出典

経済産業省資源エネルギー庁 省エネポータルサイト 家庭向け省エネ関連情報 無理のない省エネ節約 エアコン

 
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
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