更新日: 2024.10.10 働き方
「資格」も「スキル」もない50代夫がリストラに…これから未経験でも始められて収入に困らない職業はありますか?
できれば、資格や経験がなくてもスキルアップが目指せて高収入を狙える仕事を探したいものです。また収入だけでなく、やりがいがあるかどうかの観点から選ぶことも大切です。
本記事では、無資格・未経験でも始められて、スキルアップや高収入を狙える職業について、年収とともにご紹介します。
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部(ふぁいなんしゃるふぃーるど へんしゅうぶ)
ファイナンシャルプランナー
FinancialField編集部は、金融、経済に関する記事を、日々の暮らしにどのような影響を与えるかという視点で、お金の知識がない方でも理解できるようわかりやすく発信しています。
編集部のメンバーは、ファイナンシャルプランナーの資格取得者を中心に「お金や暮らし」に関する書籍・雑誌の編集経験者で構成され、企画立案から記事掲載まですべての工程に関わることで、読者目線のコンテンツを追求しています。
FinancialFieldの特徴は、ファイナンシャルプランナー、弁護士、税理士、宅地建物取引士、相続診断士、住宅ローンアドバイザー、DCプランナー、公認会計士、社会保険労務士、行政書士、投資アナリスト、キャリアコンサルタントなど150名以上の有資格者を執筆者・監修者として迎え、むずかしく感じられる年金や税金、相続、保険、ローンなどの話をわかりやすく発信している点です。
このように編集経験豊富なメンバーと金融や経済に精通した執筆者・監修者による執筆体制を築くことで、内容のわかりやすさはもちろんのこと、読み応えのあるコンテンツと確かな情報発信を実現しています。
私たちは、快適でより良い生活のアイデアを提供するお金のコンシェルジュを目指します。
無資格・未経験でも始められる職業とは?
無資格・未経験の50代が始められる職業には、次のようなものがあります。まずは仕事内容や特徴を確認し、それから平均収入について見ていきましょう。
・介護スタッフ
利用者の方の食事介助や入浴介助などの身体介助をはじめ、掃除や洗濯など身の回りのお世話などが主な仕事です。介護業界は慢性的に人手不足なので、年齢・資格・スキルを問わず募集している企業が多いことが特徴です。実務経験を積み、国家資格を取得すれば、さらなるキャリアアップにつなげられるでしょう。
・警備スタッフ
警備とありますが、特別な資格は特に必要がなく、年齢を問わず募集している企業もたくさんあります。会社やイベント会場・工事現場・商業施設などで働く場合が多く、交通誘導や身辺警備業務などを行います。経験を積むことでスキルアップも見込めるため、高収入を狙いたい方にも人気です。
・ビルの清掃員
オフィスビルや商業ビルなどの清掃を行う仕事で、年齢不問・未経験可の求人が多い点が特徴です。正社員・契約社員・派遣社員などさまざまな雇用形態があり、自分に合った働き方を選択できるという魅力もあります。正社員登用制度のある会社なら、パートやアルバイトから始めて正社員になれる可能性があるでしょう。
・配送ドライバー
荷物をトラックに積んで指定の場所まで配送するのが主な仕事です。配送ドライバーの需要は高く、業界全体が人手不足に陥っているため、未経験者も優遇している会社が多いようです。なかには歩合制の給与体系を採用しているところもあるため、頑張るほど収入が増えるでしょう。
・タクシードライバー
普通免許をお持ちの方なら未経験からでも始められます。
乗客を乗せて運転するには普通自動車第二種運転免許が必要ですが、免許取得のための費用を全額負担してくれる企業も多いため、未経験者も挑戦しやすいのが特徴です。車両に備え付けられたカーナビが利用できるため、周辺の地理に詳しくなくても安心です。年齢を重ねてからも続けやすい職業といえます。
平均年収はどのくらい?
厚生労働省が発表した賃金構造基本統計調査の「職種別平均賃金(時給換算)」をまとめると、表1のようになります。
1日8時間労働(1時間休憩)×月20日勤務として、およその月収もまとめました。
表1
職種 | 平均賃金(時給換算) | 月収 |
---|---|---|
タクシードライバー | 951円 | 13万3140円 |
介護スタッフ | 1302円 | 18万2280円 |
警備スタッフ | 977円 | 13万6780円 |
ビルの清掃員 | 880円 | 12万3200円 |
配送ドライバー | 1091円 | 15万2740円 |
※厚生労働省「令和3年賃金構造基本統計調査による職種別平均賃金(時給換算)」を基に筆者作成
平均賃金や年収もチェックして慎重に選択を
50代でリストラに遭って職を失ってしまっても、無資格・未経験で挑戦できる職業にはさまざまなものがあります。
それぞれの仕事内容とともに、平均賃金はどれくらいなのか、年収にするといくらぐらいになるのかを確認しておくとよいでしょう。
収入面も含めて、自分に合った再就職先を探してください。
出典
令和3年賃金構造基本統計調査による職種別平均賃金(時給換算)
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー