更新日: 2023.11.22 その他家計

話題の「宅食サービス」でラクをしたいですが割高でしょうか? 費用の目安や相場はどのくらいですか?

執筆者 : FINANCIAL FIELD編集部

話題の「宅食サービス」でラクをしたいですが割高でしょうか? 費用の目安や相場はどのくらいですか?
仕事や育児で忙しく、夕食を作る時間がなかったり面倒に感じたりしたことはありませんか。忙しいからといって外食やコンビニ弁当ばかりが続くと、費用面や健康面で不安を感じる人もいるでしょう。そんな人におすすめなのが、自宅に食材や弁当を届けてくれる「宅食サービス」です。本記事では、宅食サービスの費用の目安や相場を紹介します。
FINANCIAL FIELD編集部

執筆者:FINANCIAL FIELD編集部(ふぁいなんしゃるふぃーるど へんしゅうぶ)

ファイナンシャルプランナー

FinancialField編集部は、金融、経済に関する記事を、日々の暮らしにどのような影響を与えるかという視点で、お金の知識がない方でも理解できるようわかりやすく発信しています。

編集部のメンバーは、ファイナンシャルプランナーの資格取得者を中心に「お金や暮らし」に関する書籍・雑誌の編集経験者で構成され、企画立案から記事掲載まですべての工程に関わることで、読者目線のコンテンツを追求しています。

FinancialFieldの特徴は、ファイナンシャルプランナー、弁護士、税理士、宅地建物取引士、相続診断士、住宅ローンアドバイザー、DCプランナー、公認会計士、社会保険労務士、行政書士、投資アナリスト、キャリアコンサルタントなど150名以上の有資格者を執筆者・監修者として迎え、むずかしく感じられる年金や税金、相続、保険、ローンなどの話をわかりやすく発信している点です。

このように編集経験豊富なメンバーと金融や経済に精通した執筆者・監修者による執筆体制を築くことで、内容のわかりやすさはもちろんのこと、読み応えのあるコンテンツと確かな情報発信を実現しています。

私たちは、快適でより良い生活のアイデアを提供するお金のコンシェルジュを目指します。

宅食サービスとは?

宅食サービスとは、弁当やお総菜、食材などを自宅まで届けてくれるサービスです。電子レンジで加熱するだけで食べられる冷凍弁当から、調理に必要な食材や調味料がそろった「ミールキット」まで、提供する商品は業者やコースによって異なります。
 
注文方法については、毎回必要なメニューのみを注文する「都度購入」と、決まった頻度で商品を届けてくれる「定期購入」があります。
 
(独)中小企業基盤整備機構の「市場調査データ 食材宅配サービス(2021年版)」で、2021年9月に20~60代男女1000人を対象としたアンケート調査によると、宅食サービスの利用率は約12%でした。
 
利用頻度については半年に1回以上利用するユーザーが約62%で、中には毎日や週に2~3日の高頻度で利用するユーザーもいます。1回あたりの利用金額については、「1000~3000円未満」がボリュームゾーンでした。
 

宅食サービスは割高なのか?

宅食サービスで弁当を注文する際の相場は、1食あたり700~1000円程度です。中には、1食350~500円前後の低価格で提供している業者もあります。スーパーマーケットやコンビニ弁当と比較すると、若干割高に感じる人が多いかもしれません。
 
「家計調査 家計収支編(2022年)」によると、単身世帯(勤労者世帯)の1ヶ月あたりの平均食費は3万9069円です。仮に1食700円の宅食弁当を1日3回食べるとして、1日にかかる費用は2100円、1ヶ月間(30日間)にかかる費用は6万3000円となります。単身世帯の平均食費と比較すると2万円以上高くなってしまいます。
 
ただし、3食すべてを宅食弁当でまかなう人は少数派でしょう。「夕食のみ」「仕事で帰りが遅くなった日のみ」など利用回数を限定し、あとは自炊をすることで食費はおさえられます。外食と比較すると1食あたりの費用をおさえられるため、今まで外食ばかりだった人が宅食サービスを利用すると食費が減る可能性もあります。
 

宅食サービスを利用するメリット

価格面以外で宅食サービスを利用するメリットは、買い物や調理の手間が省ける点です。電子レンジで加熱するだけで食べられる冷凍弁当や総菜が多いため、仕事で遅くなるときや体調が悪いときに役立ちます。
 
また、宅食サービスはカロリーや栄養バランスを考慮したメニューとなっており、栄養バランスのよい食事をとることが可能です。「低糖質」「塩分控えめ」など、健康に配慮したメニューを提供している宅食サービスも多くあります。
 

宅食サービスを上手に利用しよう

宅食サービスの価格相場は、弁当タイプで1食700~1000円程度です。コンビニ弁当と同価格か若干高いため、決して格安とはいえません。しかし、宅食弁当はカロリーや栄養バランスが考えられているため、健康面を気にする人にも適しています。忙しい日のみに限定して利用するなど工夫すれば、宅食サービスを利用しても食費はおさえられるでしょう。
 

出典

独立行政法人中小企業基盤整備機構 J-Net21 市場調査データ 食材宅配サービス(2021年版)

総務省統計局 家計調査 家計収支編 単身世帯 2022年 表番号1

 
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー

ライターさん募集